血圧が高めで、「高血圧」と診断された人ががまず気をつけなければならないのは、塩分の過剰摂取です。
味覚は生活習慣でつくられますから、濃い味つけに慣れている人は、自分では自覚のないままに塩分をとりすぎています。かなりの塩分量を摂取していても自分では「薄味」だと勘違いしている人もいます。
自分の食事をじっくり省みて、塩分量のチェックをしなければなりせん。
年齢的にみると、中高年以上の年代の人は漬物や佃煮、干物、梅干しなど、日本の伝統的な食品を好む傾向が強く、そうした食習慣から塩分を過剰に摂取する危険性があります。
一方、若い人たちは、インスタント食品、レトルト食品、コンビニ弁当など、便利で簡易なものをを好んで食べる傾向があります。こうした加工食品には塩分の強いものが少なくありませんから、知らないうちに塩分のとりすぎにつながってしまいます。
調味料にも気を使う
しょうゆやソース、ドレッシング、ケチャップなどの調味料にも塩分が含まれています。かけすぎれば塩分過剰になりますから、少なくする、薄めて使うなどの工夫をしましょう。
こうしたことを総合的に判断して、典型的な高塩分食のワーストランキングを考えてみました。
必ずしも医学的に厳密なものではありませんが、気づかないまま最悪のメニューを食べ続けていないか、食習慣を見直すきっかけにしてください。
代表的なワースト3食品
朝食
- 漬け物、梅干し、佃煮、しょうゆをたっぷりかけた干物、みそ汁、ご飯
- 塩味の強いインスタントのスープ、トースト
- ベーコンのしょうゆ炒め、しょうゆをかけた塩鮭、みそ汁、ごはん
昼食
- カップラーメン
- コンビニ弁当
- 半ちゃんラーメン(チャーハンとラーメンの半々セット)
夕食
- 塩辛や魚介のしょうゆ漬けなどをつまみに深酒
- 脂っこいものをつまみに大量の飲酒をした後でラーメン(さらに汁を飲み干す)
- カツ丼や牛丼など味の漉い丼もの
基本、フライものなどもしょうゆやソースを使わなければ減塩に成功します。煮物などは、甘みと塩気の両方が多く使われるケースが多く、塩分を摂りすぎてしまう傾向にあります。
「塩分を減らすための7つのポイント」は減塩に大切です。
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