脳の若返り 脳 睡眠時間 は6時間以上です。睡眠不足で脳がすっきりしないということは誰でもよく経験することです。それは脳を休ませる時間が少ないせいだといわれています。
そこで、「十分に睡眠をとることは大切だ」という話になりますが、じつは、睡眠の効果は、それだけではないのです。なんと、寝ること自体が積極的に脳をよくしていることがわかってきたのです。
脳 睡眠時間 は6時間以上の睡眠が必要
考えごとをしていると、脳の中では代謝が活発になり、エネルギーを使います。運動をしなくても、脳を使うことでエネルギーの消費は上がっていくものなのです。だから仕事に集中していれば、脳は疲労困優して、しっかりと物事を考えることができなくなってしまいます。
だからこそ、休憩は必要になります。
じつははこの現象、「休んでアタマがすっきりしたから、解決策を思いついた」というわけではないようです。1920年に行なわれた古い研究ですが、2人の被験者に三文字の無意味な綴りを10個記憶させ、眠ってしまった場合と起きていた場合との記憶の程度を比較したところ、覚えたあとすぐに寝てしまった人のほうがいい成績だった、というのがあります。
眠ると半分くらいを忘れてしまいますが、それ以上忘れないので、ある程度記憶が保たれたからだといいます。あるいは、寝てしまうことで余計な脳の活動がなくなり、記憶が保たれたとも考えられています。
最近の研究では、2000年に行なわれたハーバード大学のものがあります。24人の学生を使って検査をしました。ある画像を記憶させ、当日睡眠をとるグループと睡眠をとらないグループをつくり、2日目、3日目はどちらも記憶の訓練をせず、眠ったあと4日目に検査をすると、1日目に眠ったグループの成績がよかった、という結果がでました。
また、睡眠時間でみても、短かい人たちのほうが悪い成績がでました。この研究から推測できることは、睡眠とは、脳を休ませるだけでなく、もっと積極的に、脳に入って溝た情報を整理し、記憶を鮮明にする働きがある、ということです。
たとえば、試験勉強にしても、試験前日に徹夜するよりも、ある程度勉強したら寝てしまい、脳の中で知識の整理が行なわれるのを待つほうが効率がいいということです。
これはスポーツの世界でも同じです。ゴルフがうまくなりたいと、1日くらい打ちっばなしの練習をしたところで、その日のうちに急に上達することはありません。しかし、翌日になつて、急にうまくなっていることはよくあります。コンピューターゲームも同じことがいえます。シューティングゲームなどは、初めは高得点がでますが、次第に疲労もあって高得点をあげることができなくなります。しかし、翌日やってみると必ずといっていいほど、昨日よりいい得点をあげることができます。
では、どの段階の睡眠のときに、記憶が整理されるのでしょう。睡眠にはいくつかの種類があります。眠っているとき、眼球が動いているのがわかる睡眠があります。急速眼球運動(レム) 睡眠です。
夢を見るのは、レム睡眠のとき。つまり、覚醒状態に近いのに、からだのほうはだらんとしている状態です。また、このときは、自律神経が不安定になり、脈の異常やぜんそくの発作が起こりやすくなります。
レム睡眠は、記憶にとっては重要です。このときに、記憶の整理が行なわれ、保存されると考えられているからです。いわゆる記憶の固定化が起こるのです。その結果、効率のいい記憶が残り、翌日には進歩がみられるようになります。
睡眠はたくさんとればいいということではありません。健康の維持という面からみれば、1日6時聞くらいで十分でしょう。たくさん眠ると、かえつて病気になりやすくなるという研究もあります。適度な睡眠こそが重要なのです。睡眠中、レム睡眠をきちんととるには、睡眠のサイクルにあった眠り方をする必要があります。
睡眠は90分周期で1晩に4回くらい繰り返し、レム睡眠もそれに合わせて4回あります.レム睡眠にとってこの90分間の眠りはとても大事です。
1時間で起きてしまえば、なかなか熟眠感を得ることができませんし、また、布団に入る前に座ったままちょっとウトウトしてしまうと、今度は布団に入ってから眠れなくなります。うまく眠るには、眠る前の覚醒がじつは大切です。ぎりぎりまで起きていて、眠くなってきたらすぐに布団に入る。これが熟睡のコツです。
クラシック音楽の快眠効果なども利用するといいでしょう。
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