高血圧の国際基準

高血圧の合併症は命にもかかわるで説明したとおり、命まで及ぶことから国もガイドラインを厳格に定めています。
では、血圧の数値はいくつまでなら正常で、いくつ以上だと高血圧になるのでしょうか。日本高血圧学会が発表している「高血圧治療ガイドライン」では、成人の血圧を以下のとおり7つの段階に分類しています。
世界保健機関(WHO)や国際高血圧学会(ISH)、血圧に関する米国合同委貞会(1NC)などでも140/90mmHg以上を高血圧としています。国際的に通用する基準とすることができます。7つもの段階に分かれているため、複雑でわかりにくいと感じるかもしれませんが、高血圧症かそうでないかの目安は、以下のとおりです。

分類 収縮期血圧 拡張期血圧
Ⅲ度高血圧 180以上 110以上
Ⅱ度高血圧 160~179 100~109
Ⅰ度高血圧 140~159 90~99
正常高血圧 130~139 85~89
至適血圧 130未満 85未満


以前は最高血圧が135mmHgでも正常とされていましたが、高血圧の善が国際的に認識されるに従い、基準値は厳しくなってきています。年齢とともに血圧が高くなるのはしかたがないから放置するという考えは、もはやまったく通用しないのです。合併症を考慮すると、厳格な血圧管理が必要なのは言うまでもありません。

ところが、実際は高血圧症なのに、測定してもなぜか正常値しか示さない場合があります。これを「仮面高血圧」といいます。血圧測定の結果を評価する難しさと、高血圧症の発見・管理の問題点を象徴するケースといえるでしょう。
早朝高血圧
いつもは正常範囲なのに、起床直後に急に血圧が上昇するケース。早朝は脳卒中や心筋梗塞を起こしやすい危険な時間帯なので、特に警戒が必要です。
夜間持続型
夜間から早朝にかけてだけ血圧が上昇し、日中は正常なタイプ。
ストレス型
たまの健診で仕事から解放され、平時より血圧が下がってしまうタイプ。
ヘビースモーカー型
チェーンスモーカーのため常に高血圧なのに、検査時は禁煙のため、一時的に血圧が下がるタイプ。

その他にもこのほかにも「職場高血圧」「白衣性高血圧」などもあります。

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