コレステロールを下げる食品(トマト)

一時期、トマトの健康効果がTVで放送されお店からトマトがなくなってしまったことがありましたが、トマトは、コレステロールをさげる食品としても優秀です。トマトの赤い色は、リコピンという色素成分です。かぼちゃにんじんに豊富なカロテンと同様にコレステロールや中性脂肪などの脂質が酸化されるのを防ぎます。
女性が夏にお肌のためにトマトを食べるのは、理にかなっているのです。
にんじんやかぼちゃなどに含まれるカロテンにも強力な抗酸化作用がありますが、リコピンはさらにその効果を上回ります。コレステロールは、それ自体は直接体に害を及ぼすことはありませんが、体内で生成される活性酸素が増加すると、酸化されて血管にダメージを与えます。これが動脈硬化の原因にもなってしまいます。
コレステロールに悪影響を及ぼさせないために活性酸素を除去してコレステロールの酸化を抑制しなければなりません。
活性酸素を強力に撃退するためには、リコピンのような強力な抗酸化成分が必要となります。
リコピンを摂取する際に、生のトマトを直接食べるよりも加工品のほうがより多く摂取することができます。
加工品は、かなり熟したトマトを使用していることが理由です。見た目はやや劣るものの、リコピンの含有量は3倍にもなります。
1日に必要なリコピンを摂取するには、生のとまとであれば、大きめのものを最低でも2個程度たべなければなりませんが、トマトジュースであればおよそ1缶、ピューレやケチャップならおさじ4杯程度で満たします。
加工品をうまく活用したいところです。
トマトには、ビタミンCも豊富に含まれます。ビタミンCは肝臓で善玉コレステロールをつくり、悪玉コレステロールを減らす働きがあります。とりわけ、プチトマトには普通のトマトの2倍ものビタミンCが含まれます。

女性にはうれしい美肌成分も豊富に含まれるので、旬の夏の間は、しっかり食べるとキレイにもなることができます。

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