コレステロールを下げる食品(やまいも)

やまいもはヌルヌルした成分が特徴でこのヌルヌル成分は、コレステロール値の改善にも有効な成分です。この粘性の強い成分は、ムチンといい、やまいもに含まれるたんぱく質とマンナンと呼ばれるムコ多糖が結合してできたものになります。
ムコ多糖は、腸内で胆汁酸やコレステロールを吸着して体外に排出する水溶性食物繊維と同様な働きをします。オクラ、なめこ、さといもなどにも同じヌルヌル成分が含まれます。

やまいもは種類や地方によって呼び名があります。大別すると、棒状の長いも、扁平なイチョウイモまたは、ヤマトイモ、こぶし型をしたヤマトイモの3種類です。いずれも含まれる成分は同じですが、粘りけには差が見られます。
粘りけがもっとも強いのは、こぶし型のヤマトイモ、これよりもやや滑らかなのがイチョウイモでいずれもとろろに最適です。
長いもは、水分が多く粘りけが少なくサクサクした食感を生かしたサラダや和え物に使われます。市場で一番流通が多いのは、長いもです。ヌルヌルのムチン効果を期待するのであれば、粘りけの強いものを選ぶほうがいいでしょう。

ムチンの効能として胃粘膜を潤して胃を守る働きがあります。また、山芋には、ジアスターゼやアミラーゼといったでんぷんの分解を促進する消化酵素も豊富でいの消化力を強くしてくれます。胃の調子が優れないときには、とろろにして食べるといいでしょう。

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