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短時間睡眠のための食事

短時間睡眠のための食事 についてです。たとえば、大根おろしと人参おろしを同時に食べるとどうなるでしょうか?大根のビタミンC に人参のビタミンCの破壊酵素が働きかけ、2 つのビタミンC はともにこわされてしまい、まったく栄養のないものになってしまいます。

短時間睡眠のための食事 食べ方の工夫でこんなにも変わる

私たちたちは通常、何種類かの食べ物を組み合わせたり、いろいろな調味料を加えたりして食べています。それによって、どんなデメリットが生じるか、ご存じでしょうか。つまり、その食物が本来もっている特質や性質を変えてしまったり、カロリーも増減することがあります。

たとえば、大根おろしと人参おろしを同時に食べるとどうなるでしょうか?大根のビタミンC に人参のビタミンCの破壊酵素が働きかけ、2 つのビタミンC はともにこわされてしまい、まったく栄養のないものになってしまいます。ホウレン草もビタミン類を多く含む食物ですが、お湯に浸すとその 7 割のビタミンが破壊されてしまいます。熱に弱いのです。

カロリー計算にしても同じです。大根はカロリーが低いので、美容食として女性に歓迎されていますが、大根にはジアスターゼという消化酵素があります。これは、いっしょに食べたものの消化をうながし、カロリーを多く吸収してしまうことになります。
消化酵素が胃腸を元気にする大根

そのため、逆に、肥満を招いてしまうのです。これらのデメリットをなくし、正しい食べ方を心がけないと、健康保持、肥満防止にはつながらないのです。せっかく短時間睡眠を実践しても、効果は出てきません。では、いま述べたほかに、食べるときにはどのようなことに注意すればいいのでしょうか。

化学粥味料や添加物を避ける

現代の食生活では、化学調味料や添加物を避けることは困難です。米やパンにまで添加物がはいっているのだから、どうしようもありません。しかし、できるかぎり避けようと心がけることが必要です。そのためには自然食品を中心に、ふつうの食品でも内容表示をしっかり確かめて、添加物の少ないものを選んで買うことが肝要です。

中性洗剤はつかわない

野菜や果物を洗剤で洗う人がいますが、これはきわめてNGです。食物にしみ込んだ化学洗剤は、いくら水洗いしてもとれません。同様に、食器を洗う場合も、洗剤をつかわず、お湯と水で洗うべきです。

植物油をつかう

動物性脂肪はカロリーが高く、肥満の原因になるうえに、血液を酸性に変えてしまい、結果として身体の動きを鈍くさせます。バターを植物性のマーガリンに変えたり、ゴマ油などをつかうようにすべきです。
特にオリーブオイルがおすすめです。
腸ストレスから自分の腸を守るために効果的なエキストラバージンオリーブオイル

玄米は現代人に必須の栄養素をたっぷり含む

まず、白米を中心に食べて3時間睡眠を実践すると、身体の芯からパワーが出てこなくなり、ひじょうにつらい思いをするでしょう。いつも身体がだるく、力がはいらず、運動能力もかなり低下するでしょう。とくに、昼食後の13時、14時ごろに襲ってくる睡魔に打ち勝つのには苦労するかもしれません。

では、パン食を中心にした場合はどうだろうか。これも、あまりすすめできません。日中、空腹感が何度も襲ってくるからです。とくに、漂白されたパンを食べて3時間睡眠にすると軽いめまいを起こし、歩いているときに、思わず電柱や壁によりかかってしまうことも有るかもしれません。

めん類を中心にする場合は、うどんやラーメンよりも日本そばのほうがいいでしょう。これも、具を入れずに、そばだけを食べているほうがパワーが出ます。

ところで、野菜食だけを中心に食べて短眠法を実践するとどうでしょうか?野菜は繊維質であるだけに便秘になることはないでしょう。さらに、消化器系統の病気はほとんどが回復します。ただ、早朝とか深夜に、手足が冷えてくることが増えるでしょう。

これは、生野菜が、人間の身体に陰性に作用するためです。したがって、この食事法は冷え症ぎみの人にはおすすめできません。また、頭脳労働者にはいいかもしれないのですが、スポーツマンや肉体労働に従事する人には不向きです。

では最後に、玄米中心の食事をとった場合についてです。これは私だけでなく、私が指導したビジネスマンや受験生など約300人に体験してもらったのですが、みな一様に、「身体の芯から爽快な状態になる」といっています。

玄米だけでは栄養不良になるのではと心配する人も多いのですが、そんなことは気にする必要もありません。
玄米には、たんぱく質、脂質灰分、カルシウム、リン、鉄、カリウム、ビタミンB1、B2、Eなど450種類もの栄養素が含まれており、まさに「完全食品」と言えるでしょう。
このように一品だけ見てくると、玄米ほど多くの栄養素が含まれているのは、ほかに見当たらないことがおわかりになるでしょう。短時間睡眠を快適に実践するためには玄米食は欠かせないのです。

「米にこだわる」が質をあげる

質の高い睡眠

食事 呼吸 短時間熟眠が自分のものになる

食事 呼吸 短時間熟眠が自分のものになる という情報です。人間は、眠れば眠るほど、ますます眠くなるのです。つまり、眠りが眠りを呼ぶのです。だらだらと長時間の睡眠をとることは、着ぶくれで動きが鈍くなるようなものだと言えばいいでしょうか。

人間は 1 日 1 食でよい 食事 呼吸 短時間熟眠が自分のものになる

人間は、眠れば眠るほど、ますます眠くなるのです。つまり、眠りが眠りを呼ぶのです。だらだらと長時間の睡眠をとることは、着ぶくれで動きが鈍くなるようなものだと言えばいいでしょうか。

つまり、熟睡するためには、余分な睡眠時間をけずり落とさなくてはいけません。しかし、いままで8時間眠っていた人に、なんの準備もさせずに、「明日から睡眠時間を 3 時間にしろ」といったところで、できるものではありません。

無駄なな睡眠時間をけずるためには、まず、ほとんどの人が 「少食」 にすにすべきです。これは読んで字のごとく、「少なく物を食べる」という意味です。
飽食の時代だからこその「栄養失調」 を読むと現代人は栄養バランスが悪いなぁ~とつくづく感じます。

睡眠というのは、内臓が疲れるために起こるのです。内臓が疲れる主な原因は、食事によって生じます。食べれば食べるほど内臓は疲れを増し、その疲労を回復するために、ますます眠らなければならなくなるのです。

ここで、1つの卓説を紹介しましょう。「人間は1日2食でよい」というものです。これを提唱しているのは、労働科学研究所前所長の小山内博医学博士です。小山内博士は血液循環の研究に取り組んで十数年、自他ともに認めるこの道の大家です。

小山内博士の理論をつぎに要約してみましょう。「人間の体内には、1 週間なにも食べなくても、十分持ちこたえるだけのエネルギーがあります。

体内にとり入れた栄養は細胞の中にはいり、空腹になると血液を介してエネルギーとして取り崩されますが、現代人は食べすぎのために、既存のエネルギーをつかう前に新たに栄養を補給してしまうから、エネルギーを蓄える方向にばかり血液が流れ、逆の方向にはなかなか動かないのです。

これでは身体にいいわけがありません。つまり、健康とは、血液の循環がよくて初めて成立する、と小山内博士は言います。いわゆる「血のめぐりがいい」というのが健康体だということです。そして、血のめぐりをよくするには、あまりものを食べないようにし、すでに細胞内に蓄積されている脂肪をエネルギーとして活用することなんです。と声を大にします。

これは、長年におよぶ食研究でも同様の結論を得ている専門家がたくさんいます。しかし、おなかがすいたら、どうすればいいのでしょうか?

これについては「走る」ことです。20分~30分、ランニングすると、空腹感がなくなります。走って、血液の循環をよくして、細胞内にある脂肪をエネルギーに換えればいいのです。こうして、空腹になる時間をできるだけ多くすれば、胃腸病や成人病などは起こらないのです。

ところで、さきに、「食べてから 2 時間以内に眠ると胃腸に大きな負担をかける」と述べましたが、この「 1 日 1 食」を実践するかぎりにおいては、食べたあと、すぐに寝ても OK です。

寝る 2 時間前には食べてはいけない、とよくいわれますが、それは 1 日 3 食の人たちのに該当します。1 日 1 食、それも適量なら、睡眠中、胃に十分に血液を集めることができ、消化吸収がすこぶるよくなるから、太る心配はありません。

大食するから、胃に負担がかかって熟睡できなくなる現代人は、明らかに食べすぎです。食べすぎるから余分な脂肪が体内にたまり、もろもろの病気をひき起こし、夜もよく眠れないということになるのです。

私はこの 10 数年間、1 日 1 ~ 2 食の生活をつづけているが、これほど快適な生活法は見あたりません。おかげで、内臓の疲労度は軽くなり、短時間睡眠が無理なくできるのです。

アルカリ性食品が熟睡効果を驚異的に高める

さて、短時間睡眠を効果的に実践するためには、なにを食べるかがとくに重要なポイントです。血液は、交感神経が活発に働き、エネルギーが大量に消費されているときには酸性になっています。

ところが、副交感神経が活発になると、血液はアルカリ性に傾き、血圧は下降して、心臓の鼓動はゆるやかになり、目はとろんとしてきます。逆に、胃や腸の消化液の分泌はさかんになります。これが、つまり、眠りを呼ぶのにふさわしい弛緩の状態です。

短時間睡眠では、副交感神経がより早く、有効に働くような状態を意識的につくり出すことが肝要です。それには、日常の食生活を、アルカリ性食品中心に変える必要があります。

アルカリ性食品をたくさんとると、就寝時に、交感神経から副交感神経への切り換えがスムーズになり、超圧縮睡眠が楽にできるようになります。たとえば、新鮮な野菜、ノリ、ワカメ、ヒジキ、コンプなどの海藻類、煮干しなどの小魚、それに果物、これらはすべてアルカリ性の食品です。

とくに、血圧を下げるヨードを含むワカメは、副交感神経の働きを活発にさせるには最適である。さらに、梅干しとレモンもおすすめです。。この2つを毎日すこしずつ食べると、熟睡効果のほかに、体内の殺菌作用にも効力を発揮しmす。もうひとつ、食べるのではなく、匂いによって熟睡をうながす食品です。

それはタマネギである。タマネギを輪切りにして、枕もとにおいておく。できれば、寝る30分前から、タマネギ(4分の1)を頭の右と左に、30センチほど離しておいておくと、あの独特の匂いが、なぜか鼻孔に快い刺激をあたえ、いつしか眠りを誘ってくれます。

こうすれば朝の目覚めがもっと爽快になる

さわやかな朝の目覚めというのは、精神力だけではかなえられません。その日の体調が大きくかかわってくるからです。この体調というのは、前日の夕方から夜にかけてなにをし、なにを食べたかということに大きく起因します。

これは目覚めをよくするうえで、重要なポイントになります。前日の夕方から夜にかけて、身体のリズムをこわすようなすごし方をした人は、快く目覚めることができません。夜、食べすぎたり、肉をとりすぎて酸性過多になったりすれば、翌朝の目覚めはきわめて悪いものになります。
睡眠中に、胃腸がオーバーワークになれば、解毒作用を司る肝臓にも負担がおよぶでしょう。すると、こんどは、腎臓や膀胱も過労に見舞われることになる。

つまり、夜に消化の悪いものを食べすぎると、内臓はすぐに悲鳴をあげるのです。よく、「夜ふかしは身体に悪い」というが、これなども、夜食のとり方が間違っているのです。たとえば、インスタントラーメン、ハンバーガーなどを食べるから、体調が狂わされてしまうのです。

疲労を少なくするには誰も知らないコツがある

人間は毎日、多量のエネルギーを消費しています。エネルギーは燃やせるだけ燃やすべし、と説明しましたが、それはあくまで必要なエネルギーを指しているのです。エネルギーのムダづかいはなるべく避けなければいけません。

短時間睡眠をスムーズに行なううえで必要なのが、このエネルギーの節約です。浪費が悪であるのは経済面だけではないのです。われわれの活動エネルギーにもあてはまります。ここで、疲労と睡眠の相関関係をわかりやすく説明しましょう。

かりに、あなたの 1 日の疲労度指数を 10 とする。これを完全に回復させるための休息(睡眠)時間指数は、一般的にいうなら 10 です。ところが実際には、酸素を上手にとる呼吸法と姿勢をコントロールしていれば、休息時間指数は5 から7 に下げることができるのです。。場合によっては4 になるかもしれない。しかし、1や2にはなりえません。

回復力にはやはり限界があるからです。それでも、これを5や4にする方法があります。つまり、疲労度指数を下げればいいのです。

それには、日中消費されるエネルギーを上手に加減し、うまくセーブすればいいのです。。たとえば、あなたは、どのような歩き方をしているでしょうか?
上体の力を抜き、身体を地面と垂直にすたすたと歩いている人は、肩をゆすって前かがみに歩く人よりはるかに疲労度が少なくてすみます。椅子に腰かけるときでも、疲れない座り方を心がけたほうがいいでしょう。よく脚を組む人を見かけるが、これは、リラックスするようで、実はかなり疲労がたまります。組んだ下の脚が鬱血するからです。

このように、エネルギーをムダづかいしないように心がければ、短時間睡眠はよりスムーズなものになります。
疲れ知らずの体は非常に参考になる情報が満載です。
疲労度指数を減らして、それにあった睡眠時間指数で間に合わせることができるのです。

脳をグングン活性化する呼吸法

眠っているあいだに頭がよくなる方法があります。それは、熟睡中に深い呼吸をすることです。どうすればそれが可能かといえば、酸素をたくさん体内にとり入れてから眠るようにすればいいのです。その方法を紹介します。

まず、両方の鼻孔と口から大きく息を吸い込んで、頭を思いきりうしろへ倒します。つぎに、あごを前に突き出すようにしながら息を止める。それに両鼻孔と口から、静かに息を吐きます。この呼吸法を7回線り返します。

息を止める時間は、7秒を基準として、最初は 7 秒、2 度目は 7 × 2 の 14 秒、3 度目は 7 × 3 の 21 秒というように徐々に長くしていきます。ところで、人間の頭脳の力を分類してみると、理解力、計算能力、応用力、先見力、創造力などいろいろとあげられますが、その中で、私がもっともたいせつだと思うのは記憶力です。

入学試験や入社試験などというものも、その人がどれだけの知識を蓄えているかということを測るものにすぎないのです。この記憶力というのは、その人がつかう脳細胞の量によって差が出ます。

人間は約140億もの脳細胞を持っているといわれますが、そのうち実際につかっている脳細胞はわずか6%程度にすぎないのです。残りの94%は遊ばせたままなのです。

「宝の持ち腐れ」とは、まさにこのことです。

就寝前の呼吸法は、脳の活性化を意図したものです。酸素をより多く大脳へ送り込むことで、脳細胞の働きはいちだんと高まり、記憶力を増進させます。この呼吸法は、朝、目覚めた直後にもやるといい。そうすれば心身がすっきりし、起床直後のボーッとした状態も消えてしまうでしょう。
活動的でありたいと願う人間にとって大事なのは、目覚めたあと、ウォーミングアップにもたつきを見せないことです。起きてから10分後には、あたかも獅子が獲物に襲いかかるような敏感な心身になっていなくてはいけないのです。

「起きてから2時間ぐらいは、頭も身体もエンジンがかからない」と嘆く人もいますが、これは間違った眠り方をしている証拠でもあるのです。つまり、自分自身をコントロールできないということです。

人間の身体は自動車と同じで、精密な部品の組み合わせによって成り立っている。エンジンがパッとかかってすぐ走り出せるのがいい自動車なら、人間だって同じことがいえるのです。朝のウォーミングアップに時間をかけるのは、時間の浪費にほかならない。すみやかに行動に移れてこそ、活動的な人間といえるのです。

ウォーミングアップは10分もあれば十分で、5 時前には頭脳も肉体も活動できるようになっている状態がベストです。そのためにも私は、いつも枕もとに濡れタオルをおいてあり、目が覚めたら間髪を入れずにタオルに手を伸ばし、ごしごしと顔をふいている。ついでに、目が覚めたとき、すぐに寝床の中で行なえる覚醒効果の高い運動がおすすめです。

両足の親指と第二指を、パチンパチンと音が出るぐらいに叩き合わせます。これを5分間やると、3km走ったのと同じ覚醒効果があります。寝起きの悪い人はぜひ試してみてください。朝の目覚めに時間をかけている人は、たいせつな人生の時間をかなりムダにしていることになる。一生のあいだには、いったいどのくらいの量になるだろう。ムダな時間を費やすことなく、また、寝入りと目覚めをよくするためにも、正しい呼吸法で頭は、脳にどんどん酸素を送ってみるといいでしょう。いままでとは違った快適な状態になることに驚くはずです。

短時間熟眠を完璧にするコツ(食事・呼吸)

  1. 1 日 1 食 (内臓の負担を軽減)
  2. アルカリ性食品 (副交感神経を活発にする)
  3. 正しい呼吸法 (脳の活性化)

質の高い睡眠

短時間熟眠 誰もが実現するコツ

短時間熟眠 誰もが実現するコツ を紹介します。短時間睡眠 を実際に行うのはやっぱりハードルが高くなりますがだれでも実践できるポイントがあります。

睡眠密度を 100 % にする「超圧縮睡眠」 短時間熟眠 誰もが実現するコツ

よく、ストンと寝入って、深く眠り、起きるときはバーンと飛び上がるようにして目を覚ます人がいます。これは、睡眠量そのものは少なくても、中味がいっぱいにつまっているから、質的に最高の眠りだといえます。短時間睡眠における理想的な眠り方といえるでしょう。

私は、このような箱型の眠りを「圧縮睡眠」と呼んでいます。睡眠が圧縮されているから、3~4時間でもまったく眠くならないのです。

ところで、これとは正反対の眠り方が舟型です。睡眠の深さは、舟底のようにすこしずつ深くなり、目覚めるときには、すこしずつ浅くなっていく、というものです。

もし、3 ~ 4 時間という短時間睡眠を行なうときに、睡眠の深さがこの舟型だったらどうでしょう。7~8時間眠るのなら舟型でもさしつかえないのですが、3 ~ 4 時間では、舟型はとても適用しないでしょう。ただ眠いだけです。

ふつうの睡眠から短時間睡眠に切り換えた人の多くが、「眠くて眠くてしかたがない」と嘆くのは、睡巌形態が舟型のままになっているからです。つまり、睡眠の中味がいっこうに圧縮されていないのです。

ところで、短時間熟眠法は、実はこの圧縮睡眠どころの比ではないのです。それを上まわる「超圧縮睡眠」というべき内容を秘めています。

「睡眠量 =  睡眠時間 × 睡眠の深さ」という眠りの公式についてです。つぎのことをつけ加えたいと思います。それは、量でもをく、深さでもない。密度です。密度というのは、疲労を完全ぬぐに拭える姿勢をとり、正しい呼吸をして眠っている状態を指します。単なる眠りの深さとは違うのです。

なぜなら、ひじょうに深い眠りにあるときでも、内臓や筋肉のどこかを圧迫するような不自然な姿勢で眠りこけていることが実に多いからです。

よく、寝ちがえて首の筋を痛めてしまうようなことがあります。ひどく寝ちがえると、3日も4日も痛みがとれなかったりします。これは、眠りは深くても密度がともなわなかったために生じたと思えばいいでしょう。

疲労が完全にとれる姿勢で、しかも正しい呼吸をして眠っていれば、交感神経も副交感神経も、知覚神経もすべて、生理的に最高の休息を取っていることになります。よく、「丸太のように眠り込む」といいます。

これは、ほんとうに理想的な睡眠なのでしょうか。丸太のように眠り込む人は、ぐっすりと眠ってはいても、たいてい肉体のどこかに負担をかけるような姿勢で寝ています。背骨を歪ませたり、皮膚の一方ばかりに圧力をかけるという不自然な眠り方をしていることが多いのです。

では、この密度を確保するには、どうしたらいいのでしょうか?正直にいって、これはむずかしいです。なぜなら、睡眠の密度には、寝る前の心身の疲労状態が微妙に関係してくるからです。∽ つまり、心にストレスがなく、肉体の疲労も片寄りのない快いものでなくてはなりません。

また、内臓の諸器官にも病的な疲労があってはなりません。ということは、完全に健康な人が1日の疲労を過不足なくかかえた状態でないと、理想の睡眠は得られないのです。よりよい眠りを得るということは、このようにひじょうにむずかしいのです。

「快眠」「快食」を自負している人にしても、睡眠密度は、よくて6~7割ぐらいでしょうか。これがもし10 割になれば、1 日の睡眠は 3 ~ 4 時間で十分です。

熟睡するには「3つの条件」が欠かせない

短い時間にいかに熟睡するか。それには 3 つの条件が必須となります。

  1. 頭脳を休める
  2. 肉体を休める
  3. 内臓を休める

以上の 3 つを完全に満たさなくては、熟睡することはできないのです。

頭脳を休める

寝床にはいったとき、脳がやすらかな休息状態になっていないと、なかなか寝つくことができません。興奮の余韻がつづいたまま寝入ると、すぐに目が覚めたり、夢ばかり見ることになります。起きたときに熟睡感がないのは、このような場合が多いです。また、激しいスポーツや肉体労働をしたときも、なかなか眠れないことがあります。これは、頭脳と肉体の疲労のバランスがうまくとれていないからです。疲れすぎているのです。

肉体を休める

肉体がほとんど疲れていない場合は、いくら頭脳が休息を求めていても熟睡できません。頭脳は疲労しているから眠りにつくのは比較的たやすいのですが、体内にありあまる過分エネルギーの影響で、激しく寝返りを打ったりして、熟睡をさまたげることになるでしょう。そのため、朝、目が覚めても満足な熟睡感は得られません。

内蔵を休める

内臓はエネルギーを大量に消費しますが、その量を意識的にコントロールすることはできません。しかし、すでに述べたように、エネルギー使用量は、食事の量と質に比例することは間違いありません。つまり、消化のよいものを少量とった場合と、消化の悪いものを多量にとった場合では、消費されるエネルギー量には大きな差が出てきます。

とくに、胃腸や肝臓の活動には、多くの血液が必要です。ところが睡眠というのは、細胞、筋肉、血液のすべてがゆっくりと休息している状態です。そのとき、胃腸に多量の食物が残っていたのでは、頭脳や肉体は眠ろうとしているのに血液は胃腸に向かってさかんに活動しなくてはならず、結果として惰眠はできても熟睡できないのです。

以上をまとめると、つぎのようになります。

  1. 頭脳と肉体はともに十分に活動させ、一方、内臓はあまり酷使せずに睡眠にはいることが、熟睡を呼ぶ。
  2. 頭をよくつかい、肉体をよく動かさなければならないが、食べすぎるのは、逆
    にマイナス要因になる。とくに、食べてから2時間以内に眠ると胃腸に大きな負担をかけ、熟睡をさまたげることになる。

起床時間は絶対に厳守

「早寝早起き」という言葉を、昔の人は金科玉条にしていました。朝は太陽が昇ると同時に起きて、夕方、太陽が沈んだらそそくさと食事をすませて寝るというのが、昔の人の生理リズムにはいちばん最適でした。

しかし、現代では、テレビもラジオもひと晩中放送しているし、町に出れば終夜営業のスーパーがあります。

つまり、文明の進歩が、われわれから早寝の必然性をあっさりともぎとってしまったのです。いまは、夜中でも、自分の好きな生活が選べる。だから、睡眠に関していえば、自然に眠くなって、自然にまぶたが閉じてしまう状能だなってから寝床にはいればいいというスタイルです。

たいせつなことは、起きる時間を決めておくことです。起床時刻というものは、いうなれば条件反射として生活の中に走者させておくといいでしょう。それが習慣化されてしまえば、たとえ1~2時間しか眠らなくても、必ず決まった時刻に目が覚めてしまうということです。

しかも、この場合、睡眠時間の多少は、まったく体調に影響をおよぼさないのです。起床時刻を決めた場合、多くの人は、「ゆうべは7時間眠ったから、まあまあだ」「4 時間しか眠れなかったから、きょうは調子が悪い」と、睡眠時間にこだわりすぎることがあります。これはひじょうにマイナスです。

なぜなら、これは、意味のない自己暗示にすぎないのです。睡眠時間の多少などは大した意味を持たない、という価値観を自覚しないかぎり、人はつまらない自己暗示に振りまわされつづけることになります。

コンディションの悪さを睡眠不足のせいにすると、調子がいい、悪いもすべて睡眠時間に依存することになってしまうのです。それでは、どうすれば、毎朝決まった時刻に確実に起きられるようになるのでしょうか。

まず、寝る前に仰向いたまま、「明朝は○時○分に起きるぞ」と自分にいいきかせませう。それを呪文のように、4~5回線り返すと、潜在意識が働いて、その時間に不思議に目を覚ますことができるようになります。このとき、時計の針が起床時間を指している状態を思い浮かべ、そのイメージを脳裏に焼きつけることが重要です。

つぎに、マジックなどで起床時刻を大きく書いた紙を寝床のそばに貼っておき、寝る前にじっと眺めます。これも潜在意識に植えつけるのに効果的です。最後に、スマホに自分の声を録音して、タイマーをつけ、時間がくるとその声が流れるようにします。「おい!「あなたの名前」、起きる時間だぞ。ぐずぐずするな」などの文句でいいでしょう。

これは、他人の声では効果がありません。。自分の声で、自分の名前を呼ぶことで、潜在意識も顕在意識も急激に働き出します。

さて、起床時刻に目を覚ますことができても、大事なのはそのあとでです。起きぬけは誰でも頭がぼやっとしているものですが、それにかまけて、寝床の中でぐずぐずしていてはいけません。目が覚めたら、間髪を入れずに起きなければなりません。

「あと 5 分寝かせてくれ」といって、家族に背を向けて再び眠り込んでしまう人は、おそらく相当な数になるでしょう。この「5 分のまどろみ」を楽しみにしている人は、短時間睡眠によってより深く熟睡することなど、とてもできません。あと5分寝れば、またつぎの5分が欲しくなる。そうすれば、つぎの 5 分がまた欲しくなる。

眠りが眠りを呼ぶというのは、この状態を指しています。この習慣を切り捨てなければならない。目覚めたら、すぐに起き上がることです。この一瞬に、全力を傾けて打ち勝たなければなりません。そうすれば、腺臆とした頭脳もみるみる覚醒してきます。慣れてくれば、けっしてつらくはないのです。むしろ爽快にすらなります。

わずか 5 分の仮眠で他人に徹底的に差をつける

仕事をバリバリとこなすビジネスマンには、睡眠時間の短い人が多いことはすでに見てきたとおりです。昼間は仕事にフル回転し、夜は豪快に飲み、疲れを知らぬかのように元気いっぱいです。某大手商社の営業課長で(41歳)にきいてみると、「私の睡眠時間は平均3~4時間ですね。これぐらいがもっとも調子がいい。5時間以上眠ると、かえって身体がだるくなる」といいます。

そのかわり、昼寝の名人で、午後になると机から離れて、空いている応接室へ飛び込み、ソファに座るやまたたく間にスッと眠り込んでしまいます。

それだけではない。電車に乗っても、5 分以上の時間があると、すぐに仮眠をとっています。トータルすると 30 分から小1時間になります。

起きると頭脳も肉体も、嘘のようにすっきり壮快なのだそうです。このように、たとえ5分ずつでも仮眠をとると、その効果は大きいものになります。「たった5分ぐらいで?」と、昼寝などしたことがない人は思うかもしれませんが、これは紛れもない事実です。

もしもあなたが、毎晩 7 ~ 8 時間眠って、起きてからは休まず活動しているのなら、睡眠パターンを思いきって変えてみることをおすすめします。3~4時間睡眠にして、仮眠を5分ずつとるようにします。このほうが活動時間が増えるし、仮眠によって脳がリフレッシュするから仕事や勉強に集中できます。

人間も機械と同じで、緊張と弛緩を繰り返すことで、より活動的になれるのです。たとえば、山登りでも、直線コースで頂上まで登るより、カーブを描きながら登ったり、小休止しながら登っていったほうが疲れが少なくてすむのです。そのほうが合理的です。

睡眠でも同じことがいえるのです。1 回の睡眠で疲労をすべて取り除こうとするよりも、数回に分けたほうが効果があるということです。医学実験でも、5 分ぐらいの仮眠を数回つづけるだけで、人間に必要な休息はちゃんととれていることが確認されています。

なんといっても、現代は超過密の激烈競争時代です。人に差をつけるためには、仕事や勉強の時間をすこしでも多くすることが肝心です。こんなときこそ、睡眠形態や質を合理的に組み立て直す必要があるのです。

こうした仮眠をうまく活用すれば、かなり多くの仕事を成し遂げられます。いや、仕事だけでなく、受験勉強に追われる学生にも、これは強い武器になります。ライバルの倍以上の時間が得られるのですから。と

ころで、私は片目睡眠法について少し述べましたが、勉強に追いまくられて睡眠時間がなくなったときなどは、この片目ずつ眠る睡眠法をぜひ試してください。これをマスターすれば、徹夜明けでぐったりとなっていても、睡眠をとる必要がなくなり、勉強をつづけることができるようになります。むろん、徹夜で勉強の最中でも、この片目睡眠法は可能です。

頭と体をフルにつかえば必ず熟睡できる

これまで、たびたび述べてきたことですが、睡眠というのほ、副交感神経の働きが活発になることによって、初めてスムーズなものになります。交感神経をうまく活用させ、精神疲労、肉体疲労の2つがバランスよくかみあうことで、快適な眠りが約束されるのです。

そのためには、昼間、ボーッとするような時間を1分たりとも持つべきではないのです。盲の活動時間のなかに、このような時間ができると、その日はおそらくよい眠りを得ることができません。私は、精神的にも肉体的にも、すきのある時間を持つな!提唱しています。

できることなら、コマネズミのように 1 日をすごせ、といいたいのです。私はかつて、猛烈に忙しい日々を送っていましたた。ヨガの指導者としての名声を得て、つぎからつぎへと本の執筆に追われていました。
さらに、テレビ、ラジオへの出演もつづいて、深夜のディスク・ジョッキーの仕事までかかえていましたた。このころは、睡眠 2 ~ 3 時間が当たり前で、3 日つづけて徹夜することなど毎度のことでした。しかし、私の頭脳はさえにさえ、この期間に30数冊の本を書き、それでも病気ひとつすることもありませんでした。

つまり私は、精いっぱい働き、精いっぱい遊んで、まったく余力を残さなかったのです。めまぐるしい毎日の中で、自分をとことん燃焼させ、それでいて健康そのものだったのです。毎日、精いっぱい動き、考え、気をつかいます。一瞬たりとも、だらけた精神を持たなかったのです。このように懸命に生きれば、必ず熟睡できるし、熟睡しなければ体がもたないのです。

質の高い睡眠