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冷えは体のSOSをしっかり受け止める

やってみて体の反応をみよう

温めたいのか? 冷やしたいのか?伸ばしたいのか? 縮めたいのか?どうやったら心地いいのか?、どうしたらいいかわからないときは、まず何かをやってみましよう。冷えていたら、温めてみる。熱を持ってはれていたら、冷やしてみる。お腹が張って若しかったら、さすってみる。動きが悪いなら、動かしてあげる。緊張しているならゆるめてあげる。
気持ちいいと感じたら、続けて様子を見る。何かヘンだと思ったらすぐにやめる。そして、違う方法を試してみる。体の素直な反応「いい感じ」とか「気持ちいい」とか、「これはイヤだ」受け止めます。

体が喜ぶ方法を見つける

自分の体が、なんて反応しているか、よく耳を傾けてみて。周囲の人が「いい!」って言っているもの、雑誌やTV、インターネットで紹介している評判とわれている方法。
いろいろな方法の中から、人がイイって言っているからじやなくて、自分の体がイイって言っているものを選んでみることです。それが、あなたの体を気持ちよくする健康法。そして、あなた流に、もっとやりやすくアレンジを加えたり、効果的なアイデアを織り込んでいけば、「あなただけのオリジナル健康法」ができあがりです。体の反応に素直に耳を傾けることが大切です。
そして気持ちよくて、体が楽になれば、健康法を続けてみればいいでしょう。知らず知らずのうちに、生活習慣になってしまえばベストです。まずは3日続けられるものを探してみましょう。あとは行動あるのみ! なのです。

タイプ別冷え性タイプ

全身型・重度の冷え症

基本的に体力がなく仕事が終わったらまっすぐに帰宅するタイプ。顔色は悪く、体型はや
せ型です。

症状

  • 肩こり
  • 全身の倦怠感
  • 腰痛・ひざ痛
  • よく下痢をする
  • 足が冷たく眠れない
  • 階段の上り下りで息がきれる

運動不足による悪循環

こうしたタイプの体は、筋肉が弱いために、エネルギーの生産性が低いのです。疲れやすいので、運動も大の苦手です。運動不足と筋肉の弱さが悪循環を起こしています。

冷えからくる関節痛

「ひざや腰が痛くてつらいので、整形外科に行ってレントゲンを撮ってもらっても、骨などには特に問題はないと言われす。湿布を出してもらって貼ったんですけど、あんまり効果がみられません。このタイプの腰痛、関節痛は、骨や関節の問題ではなく、その周囲の筋肉が冷えていることから起こる痛みです。血行をよくしないと、痛みを解消できません。

腸の呼収が悪く貧血気味

自分ではたくさん食べているように感じていますが、ちっとも太らないんです。貧血気味なので、レバニラ炒めとかプルーンといった鉄分のある食事を取っているのですが」彼女の場合は、体に栄養を吸収する力がないのです。だから、どんな食事をとっても、体に必要な栄養分が足りないということが起こります。これが、朝のだるさやめまいといった貧血の症状につながっています。

冷えを改善する体質改善法

  • カイロ温熱療法

    まずは、朝、家を出るときに、カイロを腰に貼ることから始めてもらいました。さらに、季節が冬だったので、寝るときも長袖のパジャマの上から、腰と首の付け根にカイロを貼ります

  • 腸内環境を整える

    腸は、栄養分を十分に吸収できていないので、栄養不足を起こしていました。そこで、整腸剤を飲むことをすすめました。どの整腸剤が合うのかは、個人差があります。基本的には、整腸剤は善玉菌を体に取り入れる働きをします。善玉菌のエサになるオリゴ糖と組み合わせると、より効果的です。一口に整腸剤といっても、種類はたくさんあります。このタイプの場合は、ただでさえ腸が栄養分を吸収しにくい状態なので、∃ -グルトや乳酸菌飲料といった食品よりも、成分を抽出した薬形式のもののほうが効果があります。

  • 入浴

    体の芯から温まることが大切です。そのため、温泉の素を入れたぬるめのお風呂に、20分以上浸かるようにしてもらいました。「お風呂に入ると疲れるので、ずっとシャワーだけにしていたんです。でも、やっぱりお風呂は温まりますね。湯上がりに足が冷えることも減ってきたみたいです」まずは、湯船に浸かる習慣をつけることが大切です。体力のない人は、様子を見ながら、徐々にお風呂の時間を延ばしていくようにしましょう。半身浴が特におすすめです

  • 運動不足解消

    カイロと整腸剤の効果で、かなり元気を取り戻してきました。そこで、次の段階では、できる範囲で運動量を増やしていきます。ただし、このような体質の場合は、冬の水泳はおすすめできません。まずは、毎日のことから。疲れていても、なるべく歩く量を増やし、エスカレーターをさけて、階段を使うようにしてもらいました。少しずつでも運動量を増やしていくと朝の目覚めがよくなったり体調がよくなることを実感できるはずです。

環境型・冷え症予備軍

就職2年目から急に体調が悪化してくるようなタイプです。

症状

  • 便秘
  • 肩こり
  • 生理痛

会社を休むほど生理痛がひどく中肉中背。学生時代は運動部に入っていました。本人には、冷え症という自覚は全くありません。

環境に影響された冷え症

実際にこのタイプの体を触ってみると、夏だというのに、腰が非常に冷たくなっています。やはり冷え症です。季節柄、冷房対策について聞いてみました。「1日に何度も外出するんですが、」暑い外気に触れるとれるのははほんのわずかな時間です。
オフィスと、乗り物と、得意先ではどこも冷房が効いていて、寒いくらいです。会社に戻ってからは、上着を着たり、ひざ掛けをしているんですけど。生理痛も急にひどくなったので、婦人科を受診しましたが、子宮筋腫や子宮内膜症ではないそうです。しかし痛みは治らなくて悩んでしまいました。この場合は、冷房という環境のせいで冷え症になったと思われます。最近は汗をほとんどかかなくなったなど、体温調節中枢の不調も見受けられます。ここで何の対策もとらないでいると、冷え症は進行してしまいます。体がそれに気づいて、SOSを送っているところだったのです。夏の冷えを解消を読むと女性は夏の間、体が冷えてしまう場合が多いことがわかります。

ストレスも影響している

また、便秘や生理痛は、ストレスが原因になることが往々にしてあります。仕事も2年目になると新人扱いしてもらえませんし、ノルマもあります。女性の場合、得意先にセクハラがあったりして八方ふさがりのストレスに悩むケースがあります。
ストレスを認識できると、症状が軽くなるケースもあります。

冷えを改善する体質改善法

  • カイロ温熱療法

    まずは、冷房にあたって体が冷えることを防ぐために、腰にカイロを貼ることを始めました。このタイプは、体は丈夫なタイプです。カイロを貼るだけで、冷えのダメージを跳ね返せるようになるはずです。毎日スカートの裏にカイロをつけるようになると冷えが改善すると同時に便秘も改善するようになります。

  • ストレス解消

    「自分はストレスがたまっているんだな」と気づいた場合は、積極的にストレスを発散することです。「仕事が忙しくて遊んでいるヒマはないって思いこんでいるケースも多々あります。その気になれば時間はつくれるものです。カラオケ、食事、でかけてみるといいでしょう。

  • 運動療法

    運動がもともと好きなら水泳などでおもいっきり体を動かしてみると。なんだ
    か楽しいし、ストレス発散にもなりシェイプアップも期待でき一石二鳥です。

環境型・中度の冷え性

デスクワーク中心で冬などは暖房で汗をかいてしまうほどです。

症状

  • 肩、首のコリ
  • 頭痛
  • 腰痛
  • 上半身は暑いが足先はいつも冷たい
  • 生理痛

同じ姿勢が招く冷え性

足が冷たいのは冷え性だから仕方ない、と思っています。暖房が効いている職場なのですが、足は冷たく、頭はぽーっとする冷えのぼせが起きています。パソコン作業が仕事ですが、長時間同じ姿勢でいると、どうしても血行が悪くなります。それが肩や首のコリ、ひいては腰の痛みを引き起こします。むくみやのぼせは、一時的に血が体の一方方向へ行ったまま戻ってこないために起こるのです。また、腰の冷えが、婦人科の臓器に不調を起こし、生理を遅らせています。冷えた臓器は働きが鈍くなるためです。

リラックスできないための血行不良

就寝前に足が冷えたり、肩や首のコリがとれないために、「体が緊張したまま眠りに入る」状態になっています。「足が冷たいので、ずっとパジャマの下にスパッツと靴下をはいていたんです。でも、朝起きると、体中がこわばうていて、眠った気がしません」体㌧をしめつける寝間着はかえって血行を悪くさせ体を冷やします。夏の間は熱をうまくにがす寝間着がリラックスできます。

生活改善法

  • カイロ温熱療法

    暖房の効いたオフィスでは、できるだけ薄着で過ごすのがよいのです。ただし下半身の冷えを防ぐため、スカートの裏側にカイロを貼るのは定番冷え性対策です。「暖房の中でカイロを貼るなんて、よけい汗をかくかと思っていたんです。でも、カイロが温かい分、今までよりも薄着で過ごせるようになって、体は温かいのに、頭がぽ- つとすることがなくなりました。体の冷えがとれるとむくみも改善します。

  • 体をほぐす運動

    1日中パソコンに向かって同じ姿勢でいないように、こまめに席を立つ、のびをする、腰をひねるなどのストレッチを行います。1時間に1回は席を立つように心がけます。

  • 就寝前のリラックス法

    コリは、体の緊張感が原因になっているようです。そこで、体が温まり、心地よい眠りに入る工夫が大切です体をしめつけない木綿のパジャマを着て、靴下ははかないようにします。また、パジャマの上から腰と首の付け根の2ヶ所にカイロを貼ります。さらに、眠る前に、体をほぐす運動が必要です。

冷えと自律神経、ストレス

冷え症は自律神経失調症

医学の専門書などには、「冷え症とは自律神経失調症による血管運動神経障害である」と書かれています。便秘や生理痛といった不調も、自律神経がうまく働いていないことが関係しています。
この「自律神経」とは、どのような働きをするものでしょうか?
自律神経とは、呼吸をしたり、消化吸収をしたり、心臓を動かしたり、といった内臓の働きをつかさどっているものです。また、血液の流れもコントロールしているので、自律神経がうまく働かないと、冷え症が起きるというわけです。意節することなく働いているのが、自律神経の特徴です。避に、自律神経は、意志のカで動かすことができません。
自律神経には、緊張時に働く「交感神経」と、リラックス時に働く「副交感神経」の二つがあります。
この二つの神経は、体の状況に合わせて自動で切り替えを行っています。切り替えがうまくいかなくなった状態が、「自律神経失調症」と呼ばれます。

自律神経失調症についてはこちら

自律神経は、感情からも大きな影響を受けます。だから、自律神経失調症はストレスが原因になっていることも多いのです。また、女性の体は、初潮から閉経にかけて、体の中でホルモンのバランスが激しく変化します。ホルモンのバランスが自律神経のコントロールに影響を及ぼすこともあります。自律神経失鞠症が女性に多いといわれるのは、このためです。

ストレスと自律神経の関係

心や体に感じるストレスは、自律神経に影響を及ぼします。心に受けるストレスが体に影響を与えるのは、人間ならでは。動物は過去を振り返ったり、将来を心配することはありません。そこで普段、感じるストレスについて、ちょっと考えてみましょう。自覚のあるもの、自覚以上に大きな負担になるもの、そして、自覚のないストレス。その感じ方には個人差があります。自分にとってツライことを、素直に受け入れることが大切です。

自覚あるストレス

「いらいらする」「頭にくる」という攻撃的な気持ちはもちろん、「悲しいな」「うまくいかないな」といったブルーな気持ちのとき、心はストレスを感じています。思い当たることはありませんか?
物理的にストレスの原因を取り除ければ、それに越したことはありません。状況をよいほうへ変えることを考えでみましょう。
もし、それができない場合は、気持ちの受け取り方を工夫していきましょう。

  • 身体的に感じるもの…騒音、悪臭、気温(暑すぎる、寒すぎる)、人混み(過密な状態)、狭い空間に閉じこめられる不快感など。/li>
  • 人間関係…相性の悪い人にわずらわされる(職場の上下関係、取引先との関係など)、好きな人とうまくいかない(友人とのトラブル、不愉快な事件)など。
  • 男女関係…恋人が欲しい、あるいは別れたい。また、ケンカ、失恋、離婚など、思い通りにいかない事柄。
  • 仕事…仕事に対するプレッシャー、不満、トラブルなと。不快な仕事に対する我慢。
  • 時間への強迫観念…

自覚以上のダメージがあるストレス

悲しみや苦しみ、あるいは喜びの場合。自覚はあっても、心は想像以上に大きなダメージを負っていることがあります。

  • 大きな悲しみ…肉親、伴侶、恋人を失うことは、本人の自覚以上に大きな精神的負担となっています。伴侶との死別、離婚などは、その最たるものです。
  • 新しい環境…結婚、離婚、引っ越し、転職、部署移動など、物理的に新しい環境に変わることは、大きな生活の変化なので、本人にも自愛があります。意外に思えるかもしれませんが、それが楽しく期待に満ちていたものであっても、今までと違うことをするというのは、ストレスになっていることもあるのです。

自覚のないストレス

一方、自分では意識していない間に、ストレスを感じている場合があります。「だるい」「やる気が起きない」「落ち込む」「もの悲しい」といった気持ちになるとき、そこには原因があるはず。それに気づかないでストレスが慢性化すると、直接、体に影響が出ることがあります。「これがストレスになっているんだ」と自分が認めることができれば、次のステップに進めるようになります。

  • 習慣化した環境…その状態に慣れたために、不快を自覚しにくいものもストレスになります。通勤電車、人混み、騒音(電話の呼び出し音) など。
  • 時間に追われる…秒刻みで忙しく働くことが習慣になっている場合、自分ではそれを心地よく感じている場合もあります。
  • 刺激中毒…何かしていないと落ち着かない、という強迫観念にとらわれている場合もあります。ヒマな時間が怖く、休憩することなく次々に何かに取り組んでしまうのです。中には、休暇を取る=仕事を中断することがストレスに感じる人もいます
  • 強制、責任感…「~しなければならない」「こうあらねばならない」と強く思うことは、大きなプレッシャーになります。また、それがうまくいかないとき、失敗したときに、必要以上に責任を感じて落ち込んだり、自分を責める原因になります。
  • 禁止・我慢…やりたいことを禁止されることや、我慢することもストレスになります。ダイエットなど無理な食事制限をすることも含まれます。
  • やるべきことを先に延ばす…苦手なこと、いやなことを先に延ばしても、結局はそれをやらなければいけません。この先延ばしがかなりのストレスを生み出します。
  • 将来に対する不安…「このままだと私はどうなってしまうのだろう?」という不安が、ストレスとなります。現在が安定している状態であっても、それが崩れるかもしれない(けが、病気、職場からの解雇など) という不安、老いや死に対する不安も含まれます。また、女性にとっては、「結婚、出産」といった人生のターニングポイントもこれにあたります。特に、タイムリミットがある出産は、かなりのプレッシャーとなっている場合が多いのです。

ストレスとのつきあい方

あなたにとってのストレスは何でしたか?思い当たるものがたくさんあったのではないでしょうか? ストレスと無縁の生活を送るのはとても難しいことです。でも、やり方ひとつで、ストレスを軽くすることはできます。ストレスを認めることができたら、ストレスを軽くするヒントを実行してみましょう。

  • 心へのアプローチ…いやな部署から転属を希望する、会社を辞めて転職するなど、ストレスの原因を物理的に取り除くことは、たしかに効果があります。でも、なかなかそれができないのが現実ですね。そこで、考え方の角度をちょっと変えてみましょう。
    まずは、自分にとってのストレスの存在を認めることが大切です。「これがストレスになっているのだな」と気づき、それを受け入れることです。原因がわかったら、対策を立てられるものには対処します。
    悩んでも解決できないものは、とりあえず、「今の状況はこうなのだ」と認識し、「必ずいつか解決できる」と楽観的になりましょう。考えすぎはストレスを大きくするだけで、心を楽にはしてくれません。過去に対して「後悔を引きずらない」ようにしてみましょう。起きてしまったことをクヨクヨ考えても意味はありません。それは、自分をいじめているだけなのです。「反省」するのではなく、失敗を活かすための「学習」をした、と考えてみましょう。そして、将来について「心配の先取りをしない」ようにしましょう。実際に、その状況が起きたときにどうしたらよいか考えればいいのです。心配して、心を疲れさせるのは、時間の無駄ですよ。
  • 体へのアプローチ…考え方を変えて、ポジティブシンキングを目指すのもいいですが、それが難しいこともあるでしょう。実は、もっと簡単に、心のストレスを軽くする方法があります。それは、体を楽にしてあげることなのです。心が緊張すると体も硬くなるし、心が穏やかだと体もとても楽です。だから、心の感じているストレスを、体からほぐすこともできるのです。運動をして体を動かせば、心と体は爽快感を味わえます。また、筋肉運動によって、脳内ホルモンのドーパミンが出ます。そうすると、やる気が出る、前向きになれるなど、実際に心に変化があらわれたりします。治療院に通うなど、専門家の手を借りて、体を楽にすることも効果的です。体を楽にしてもらう、気持ちよくしてもらうと、心も軽くなるはずです。この本で紹介している解消法は、どれも体が気持ちよくなる方法です。これがストレス解消に役立っていきますよ。体が楽になれば、ストレスに凝り固まった心がほぐれます。そして、気持ちがやわらかく、心がまあるくなるのがわかるはず。心が軽くなれば、問題を解決する元気もわいてくるというものです
  • テキスト

運動不足は冷え性を招く

人間は動くことで体を正常に維持する

人間とは動物です。つまり「動くもの」なのです。体を動かすことによって、機能のバランスがとれるように作られています。ところが、文明が進んだ現代では、「体を動かさずにすむ」「疲れないように楽をさせる」ようになっていますね。
一見、便利になったようですが、体にとっては決していい状態ではありません。体を動かさなくなると、だんだん運動するのがおっくうになってきます。運動能力が低下し、動きたくない、体を十分に働かさない、という悪循環が起こるのです。
文明の利器も結果、体に不調をきたす原因にもなりかねないのです。

同じ姿勢がNG

人間の体は、筋肉を動かすことでエネルギーを発散し、筋肉の運動によって血のめぐりをよくしています。だから、「長時間同じ姿勢」で、動かないでいるのは、体にとって不自然な状態なのです。
パソコンなどの作業がほとんどのデスクワークでずっと机に向かっている、受付でずっと姿勢よく座っている、販売の仕事でずっと立つたままでいる、というのは体に負担をかけています。同じ姿勢でいると、血のめぐりが悪くなって、冷え、コリ、のぼせ、むくみなどを引き起こすのです。たまには姿勢を変えてあげましょう。のびをしたり、腰をひねったり、ちょっとしたことでもかまいません。時間を決めて、行きたくなくても化粧室に行くとか、違う部署へのお使いをするとか、なるべく席を立って歩くような習慣を。ちょっとでも体を動かすようにすれば、よ。だいぶ楽になります。寒いと体を動かすのがおっくうになりますが反対に体をうごかすようにする温かくなります。

冷えを招きやすい食事にも注意する

食事は毎日のことですから食生活の問題は、冷え症だけでなく、体の不調を招く原因となります。逆に言えば、食べ物に気を配れば、体の調子がよくなるわけです。今までの食生活の問題点を振り返ってみましょう。

朝食抜き

朝、時問がなくて、朝ごはんを抜いてしまっている人は少なくないでしょう。ダイエットを意識している女性も多いものです。しかし、これは体にとっては本当によくないのです。人間は、生きていくすべてのエネルギーを食事から取り込んでいます。朝ごはんを食べると内臓が動き出し、血の流れがよくなります。体が温かく感じるのはそのためです。
朝、ごはんを食べずに活動しようとすれば、体は省エネルギーでなんとか動き出すしかありません。もちろん、体が温まるヒマはありません。エネルギーの生産性が低いので、血液の循環は悪いままです。
また、朝食をとることで腸が活動を開始します。便秘予防にもなります。

体が喜ぶ朝食

「朝きちんとエネルギー補給をしているわ」と思っている人も要注意。あなたの朝ごはんは何ですか? ゼリータイプの栄養飲料、生の果物だけ、ヨーグルトだけ、生野菜サラダだけ… 。朝から体を冷やすものを食べると、よけいに冷え症がひどくなる場合があります。
冷え性の人は体を温め短時間でエネルギーに変わる朝ごはんを食べるようにします。「お米のごはんと、具だくさんのみそ汁、納豆」という和風の朝ごはんが理想的。
主食は、パンではなくお米にすることがポイント。お米のほうが、効率よく体が温まるのです。
慣れてしまえばパンでは物足りなくなります。

食べ方

時間がなく、あわてて食べる食事は体にとってマイナスです。よくかんで食べないと、消化吸収が悪くなって、胃腸に負担をかけます。せっかく食事をとっても、効率のいいエネルギー源として働きません。ごはんはよく味わって、「おいしいな」と思う気持ちのゆとりを持って食べましょう。
いらいらしていたり、不安な気持ちで食べるのは消化吸収によくありません。ごはんを食べるときは仕事などから気持ちを切り替えて、時問をゆったりと楽しんで。食事の時間は、体も心も喜ばせてあげましょう。

偏食はだめ

食べ物の中には、体を冷やすものがあります。特に、夏に収穫されるもの(旬の夏野菜はこちら)、暑い土地で採れる野菜や果物は、体を冷やす傾向があります。生の状態で食べることは、ビタミンをそのまま取り入れるというメリットもありますが、そればかりを大量に食べて「十分に食事をした」と勘違いしていると、どんどん体は冷えてしまいます。

また、ダイエットの食事にありがちな、「~だけ」という食べ方は要注意。生野菜サラダだけ、フルーツだけ、肉だけ、野菜だけ…。偏った食事は体調を崩します。「同じ物を一度に食べる」のではなく、「3食にわけて少しずつ食べる」ようにしましょう。偏った食事をさけ、バランスのよい食事をめざしましょう。

温かい飲み物でも体を冷やすものは注意

実は、温かい飲み物でも、体が冷えることがあります。意外なところでは、ウ一口ン茶。温度に関わらず、体を冷やす性質があります。
また、コーヒー、紅茶、緑茶に含まれるカフェインは、一時的に血行を悪くします。気分転換に1~2杯ならいいのですが、飲み過ぎはNGです。ほうじちゃ、ハーブティーなどは体を温めるので一息つきたいときはおすすめです。
実際に飲んでみて「マズイなあ」と思うものは、あなたの体に合っていないのかもしれません。少し続けても、おいしくないものはやめておきましょう。
人がいいというもの、マスコミでいいと騒がれているものでも、自分に合っていなければ、何の効果もないどころか、かえって体に不調を起こすこともあります。自分の体の言い分によく耳を傾けて選んでいきましょう。

砂糖の過剰摂取も体を冷やす

ごはんを控えても、甘いものが食べたい! 」という人は、要注意。偏った食事は、冷え症だけでなく、便秘も引き起こします。特に、精製された白砂糖を含むものばかり食べていると、体が冷えてしまいます。食事はきちんと食べて、甘いものは控えめにしましょう。料理などに使う砂糖は、ミネラル分を多く含む黒糖、三温糖、蜂蜜などがいいでしょう。

冷え性にはNGな環境

日常的に冷える環境にいる

1日中、あるいは1年中「体が冷える環境」で仕事をしている人は、どうしても冷え症になりやすいものです。床がコンクリート作りの職場( スタジオ、調理場など) や、水を使う職種(花屋、魚屋など) は、確実に体を冷やします。
特に足もとから寒さが入り込むので、しんしんと体全体に冷えがまわってしまいます。どんなに健康で、ふだん冷え症になりやすい体質ではない人でも、毎日、こういった環境に長時間さらされていれば、冷え症になる可能性は十分にありえます。自分で冷えを防ぐ対策をしなくてはなりません。

夏の間、冷房に長時間あたっている

最近、若い女性の問に冷え症が急増しています。実は、「夏の冷房」がその一番の原因になっているのです。夏には暑い外気に対して体を冷やせるよう、自然の体温調節機能が働きます。放っておいても、夏は体が冷えるようなしくみになっているのです。
逆に、寒さに対する準備は全くできていません。そこへ冷房がダメージを与えます。ただでさえ冷やそうとしている体を、さらに冷房で冷やしているのです。寒さを防ぐ力がない夏の体は、パンチで心底冷えてしまいます。
冷房による冷えは、体の芯ともえいる腰に入り込みます。
脱が寒いのでカーディガンを着る、足が冷えるからひざ掛けをかける、という対策をとっていても「腰が冷えている」という意識はありませんね。
その分、腰は無防備になっています。ダイレクトに一腰の芯に「冷え」が入ってしまうのです。
腰の冷えは骨盤内部の臓器の働きを悪くして、体の不調を引き起こします。
一方、冬には、体を温めようという機能が働きます。冷えに対する防御ができる状態です。また、冬は、暖かい服装をしたり、暖房を使うなど、意識して防寒対策をとりますね。本来、「冬の冷えは一過性のもの」なのです。
たとえば、寒いところにいて体が冷えてしまっても、温めてやれば体内の冷えは抜けていきます。もともと体が持っている「体を温める力」があれば、冬の寒さをはねかえせます。
冷え症ではない人は、その自然の作用が働きます。でも、夏の問に、体の芯まで冷やしてしまった人は、体を温める力、寒さに対する防御能力が低下しています。そして、一皮冷えてしまった体を温めることができなくなります。夏のダメージが、冬の寒さをよりつらいものにします。冬だけでなく、「夏の防寒」が大切なのです。

冷え性による体調不良とその症状

手足の冷え・しびれ

手や足の先の冷えは、「無意識で緊張している」ことで起こるものもあります。緊張すると血管が縮んで、末端まで血が行き届かなくなるのです。
一方、「全身の血のめぐりが悪いために末端が冷える」のが冷え症の症状です。最初は手や足が「冷たく感じる」のですが、ひどくなると「しびれる」、さらに「感覚がまひする」と状態が進んでいきます。冬、寒い場所で辛がかじかんだ経験があるでしょう? それが進むと感覚がなくなっでくるのです。

手足のむくみ

手や足のむくみは、疲労による一過性のものと、血液やリンパの流れが悪いために起こるものがあります。血行不良の原因のひとつに、静脈の働きが悪いことがあげられます。静脈の血管には弁があり、筋肉運動によって、その弁が動き、血を送り出しています。冷えや運動不足は、弁の動きを鈍らせ、静脈血の戻りを悪くさせます。そして、戻りの悪い血液の成分(血漿)は、リンパの中に流れこみます。
リンパとは、血液のように体内をめぐつている液体です。リンパ液は、血液とともに、体内に必要なものを運んだり、いらなくなったものを排泄する役割をしています。
血液の流れが悪くなると、同時にリンパ液の流れも悪くなります。リンパ液の流れが悪くなると、体内の細胞に不要な老廃物や水分がたまり、むくみになっていきます。

冷えのぼせ・ほてり

体は冷えているのに頭が熱くボーッとするのが、冷えのぼせ。足だけが熱く感じるのは、足のほてりです。体の一部分は温かいため、冷え症とは無縁と考えがちですが、実は関係があるのです。
のぼせる、ほてるということは、血液が体の一方方向に行ったまま、戻ってこない状態です。そこに血や疲労物質がたまっているのです。冷えと同様、血行障害といえます。「冷えとのほせ」は、血液がちゃんと循環していないためにワンセットで起こるのです。

肩コリ・首のこわばり

「こる」ということは、筋肉が硬くなって、そこに疲労物質の乳酸がたまっている状態です。
とこそ、血液がうまく流れて乳酸が早く取り去ら血のめぐりが悪いこコリの原因といえます。その他、常に体に力が入っている、無意識に体が緊張するクセがついている人は、どうしても首や肩がこりやすくなります。
力むクセがある人、アガリ症の人、思い当たるのでは?また、パソコン操作や立ち仕事など、長時問同じ姿勢を続けることも、血のめぐりを悪くします。
適度に動いているときよりも、同じ姿勢を保つほうが筋肉は疲れます。激しいスポーツは別として、「動いたから疲れる」のではなく、「動かないから疲れる」というわけです。

関節の痛み・腰痛

体に痛みが起こるのは、そこがうまく働いていないというSOSです。熱を持ってはれるという痛みは、炎症性の痛みです。逆に、痛む部分が熟を持っていない場合は、冷えて血のめぐりが悪くなるケースと、疲労で筋肉が硬くなり血のめぐりが悪くなるケースが考えられます。
血のめぐりが悪くなると、血が行き届かない部分に栄養障害が起こり、それが痛みにつながります。腰痛は、内臓疾患や、骨のズレで起こるものもありますが、単純に冷えから起こる場合もあります。冷えから来る血行障害が、筋肉を硬くさせて痛みを起こすのです。腰痛にしろ、他の関節痛にしろ、冷えによる機能障害、疲銘刀による血行障害が、警告として痛みを発すると考えられます。

生理痛

腰が冷えると、骨盤内にある臓器に影響が出ます。この位置にある子宮、卵巣が冷えて働きが悪くなり、生理不順や生理痛を引き起こします。うまく働いていない臓器が、「ここがおかしいよ」とSOSを発信しているのです。

便秘

骨盤内の臓器には、上行結腸、下行結腸、S字結腸といった大腸も含まれます。この部分が冷えると、腸の動きが悪くなり、ぜんどう運動が弱まって便を送り出しにくくなります。これが便秘につながります。

下痢

通常、下痢は、毒になるものが体内に入ったときに、できるだけ早くそれを排出するために起こります。下痢を起こしたときは、腸が硬く縮みます。ところが、腸が冷えると、下痢の時と同じように、腸が硬く縮む状態が起こります。そのため、他の原因がなくても、反射的に下痢を起こしてしまうのです。

頻尿

体内の不要な水分は、汗や尿で体の外に排出されます。勝胱がいっぱいになると、脳が命令を発して、膀胱を収縮させて尿を排出します。ところが、膀胱は冷えることでも収縮してしまうのです。冷えたことによって勝胱が縮むので、次に「オシツコをしたい」という信号が伝わります。そのため、冷える頻繁にオシツコをしたくなります。これが頻尿の状態です。

膀胱炎

膀胱炎は、細菌感染による膀胱の炎症です。体の免疫力が低下したときに起こります。膀胱が冷えると、血液の流れが悪くなり、血液の中の生体防御器官(免疫系) の働きが悪くなります。冷えることで、細菌から体を守る力が衰えるのです。頻尿、残尿感、排尿時に痛む、といった症状があらわれます。膀胱炎を繰り返したり、慢性化すると、腎孟腎炎になることもあります。

おしりの部分、肛門周辺の血のめぐりが特に悪くなると、痔(切れ痔、イボ痔) を起こす場合があります。肛門周辺の毛細血管が元気に働いていないと、そこは冷えてうっ血し、もろく壊れやすくなります。
便を出すときに肛門周辺に力が加わると、その毛細血管が壊れて、痔を引き起こしてしまうことがあるのです。痔を防ぎ、また痔の症状を改善するには、血行をよくして、毛細血管の働きを活発にしていくことが大切です。

低血圧

血圧とは、心臓が体の各部分に血を送り出す力を数値で表現したものです。心臓が収縮し、血液を勢いよく送り出した瞬間の血圧は「上の血圧」、心臓が拡張したときの血圧が「下の血圧」です。
低血圧は、心臓から血を送り出す力が弱いということです。勢いのない血流では、体のすみずみまで血が行きわたりにくいので、手足が冷えます。朝起きたとき、脳まで血がめぐらないため、ふらふらすることも。上の血圧が100以下、下の血圧が60以下の場合は、低血圧といわれています。ただし、その人の体質によって幅があるので、少し数値が低くても体調がよい人もいます。また、まれに低血圧と診断されても冷え症でない人もいます。

貧血

血液の中の赤血球は、鉄が足りないと働けません。働きの悪い赤血球がいくらたくさんあっても、酸素や栄養は体のすみずみまで行きわたりません。
酸素や栄養分が運ばれないと、細胞の代謝ができなくなります。もちろん、エネルギー代謝(熱発生)もしにくくなるため、冷えが生じます。これが、鉄欠乏性貧血と冷えの関係です。ひどくなると、立ちくらみや、目の前が真っ暗になって倒れる、といった症状が起こります。まぶたの裏をひっくり返して見たときに白っぼい、顔色や唇の色が悪い、というのも貧血の人の特徴です。

低体温

個人差がありますが、平熱が36度以下の場合には、低体温の疑いがあります。体温が低いということは、体の熟生産性が低いということです。

冷えの怖さについて、少しわかってきましたか?ほぼ体全体に、さまざまな悪い影響を与えてしまうのです。では、次は、なぜ冷え症になってしまったのか、その原因を考えていきましょう。現代人特有の冷える原因、要因、生活習慣、ライフスタイルなどが影響していることがよくわかります。こちらのページを見ると意外なものに「塩分の過剰摂取」などもあります。
人それぞれ体が冷える原因や、症状は異なるので「これ!」という原因を特定しにくい場合もありますが、やはり原因となりそうなものは排除していくことで冷えない体をつくることができます。