ドラッグストアーで購入した風邪薬との併用はここを注意する

血圧を下げる薬を病院で処方されていて降庄薬を服用している場合に市販のかぜ薬や胃腸薬を飲むときは、併用のしかたで思わぬ副作用が起こることがあるので、注意が必要です。

かぜ薬の場合、一般的なかぜで、ほんの数日だけ市販薬を飲む程度であれば、降庄薬と併用してもほとんどの場合、問題はありません。逆にあまり神経質になる必要はないでしょう。
基本的に、風邪薬などは、服用して3日ほどで回復しないときは、病院を受診したほうがいいでしょう。

かぜ薬でときどき問題になるのは、アスピリン、インドメサシン、イブプロフェンなどの消炎解熱剤が含まれている場合です。ACE阻害ベータ薬やβ遮断薬の効き目を弱めることがあります。
血圧測定時に注意してください。また、高熱を出しているときに降庄利尿薬を飲み続けると、体の脱水症状が悪化する危険性があります。
そのようなときは、医師に相談して服用を調節しましょう。

胃腸薬では、重曹の含まれているものに注意が必要です。重曹にはナトリウムが含まれていますから、塩分を減らして血圧を下げる努力をしているのに、別の薬でナトリウムを補充するということになってしまいます。
そのほか、シメチジンという胃炎の薬が入っベータた市販薬は、カルシウム措抗薬やβ遮断薬の作用を強め、血圧を下げすぎてしまうことがまれにあります。薬の成分表をチェックするか、よくわからない場合には、医師や薬剤師に確認するようにします。

漢方薬の場合はどうでしょうか?たとえば、グリチルリチンを含む甘草を長期間服用すると、血圧を上昇させることがあります。しかし、漢方薬が血圧にどのような影響をおよぼすのかは、まだ十分に解明されていないのが実状です。

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