夏の冷え性・冬の冷えを改善!反復入浴と半身浴のやり方、効能、かけ水活用法をまとめています。夏の冷え性 改善方法 入浴 冬の冷えにも入浴が効果があります。反復入浴のやり方、効能、効果などの紹介です。
夏の冷え性・冬の冷えを改善!反復入浴と半身浴のやり方、効能、かけ水活用法

夏の冷え性 改善方法 入浴
毎日の生活にすぐに取り入れやすいのは、何といっても入浴法です。シャウーだけでなく、湯船につかるようにするのが大切です。
40度前後のぬるめのお湯にゆったりつかれば、温熱効果で、体が芯まで温まります。体の中でもっとも広い面積を持っているのは皮膚です。入浴(半身浴、反復入浴) やかけ水、マッサージなどで皮膚を刺激すれば、体が活性化されて、冷え症の解消に大きな効果があります。
冷え性には熱いお風呂は逆効果
冷え症の人は熱いお風呂を避けましょう。急激な体温上昇の後には、体を冷やそうとする力が働くためです。湯冷めする人は、お風呂の温度が熱いのではないでしょうか?
また、入り方によっては、サウナも体を冷やしやすいので注意します。美容には熱いお風呂を活用する方法もあります。
美肌目的に熱いお湯を使うのはこちら
https://mineralwater-facialspray.com/archives/87
お札呂上がりに「かけ水」
どの入浴法でも、最後は水をかぶって締めくくりましょう。温まった体を水で冷やすと、毛細血管が一瞬でキュッと引き締まり、その後広がります。
これで毛細血管の働きが活発になります。
かけ水は、湯冷めを防ぎ、風邪をひきにくくします。毛穴が引き締まり、肌がすべすべになります。それに、自律神経を刺激し、末端の血管運動を正常な状態に戻す効果もあるのです。
お風呂上がりに、ひざより下、ひじより先、顔と首筋など、心臓から遠い場所に水をかけます。全身にかぶるとさらに効果的です。夏の聞から始めて、冬でも水をかぶれるように、体を慣らしていきましょう。
入浴剤の活用
何も入れないお湯(さら湯)と比べて、何かを入れたお湯のほうが体全体を温めます。
入浴剤を入れたお湯に入れば足腰が温まり湯冷めしにくくなります。
使用する入浴剤は市販の入浴剤、温泉のもと、なんでもいいでしょう。
アロマに使う精油(エッセンシャルオイル)にもリラックス効果があります。その他、家庭にあるものも利用可能です。
- 塩浴槽に大さじ1杯の塩を加えます。できれば天然塩がよい。
- 酒(日本酒・ワイン)アルコール14度程度の清酒かワインをコップ1杯(180cc程度)お湯に加えます。
やっぱり入浴で体を温めるなら「半身浴」
半身浴は、バスタイムをゆっくりとれる場合におすすめ。アロマテラピーや、入浴剤を組み合わせれば、リラクゼーション効果が高まります。
- ちょっとぬるめに感じるお湯(40度以下) を湯船にはります。水位はおヘソより3cm上を目安に。
- 湯船に入って下半身を温めます。寒い場合には、肩にタオルをかけて。
- 3分ごとに上半身のみ、下半身のみをお湯に入れる方法もあります。
- 汗が出てくるまで、20分以上入ります。最後に心臓に遠い所からかけ水をしましょう。
ダイエット効果が高い「反復入浴」
むくみが解消し痩せる
反復入浴は、体のむくみがとれて、やせる入浴法としても知られています。また、湯船から出たり入ったりを繰り返すことで、体を芯から温めます。
時間的にゆつくりと半身浴ができない場合や、シェイプアップ効果もほしい人に最適です。基本は、湯船に入って温まり、湯船から出たらボディブラシでマッサージしながら体を洗う、の繰り返し。入浴にかけられる時間によって、マッサージの時間を調整しましよう。マッサージは「心臓に向かって」するのがポイントです。国数はそれぞれの箇所で30 回ずつが目安ですが、国数を減らしてもかまいません。
メリットが多い反復入浴
反復入浴は、冷えに効くのはもちろん、ほかにもいろいろな効果があります。入浴で体を温めることで、新陳代謝がよくなります。
体の芯から温まると、血行やリンパの流れがよくなり、体の内部についた脂肪の代謝が促進されます。また、発汗作用により、毛穴の老廃物が排泄され、皮膚がきれいになります。水分代謝もよくなり、む<みがとれます。マッサージの効果によって、脂肪の代謝を高め、皮下脂肪がとれやすくなります。
反復入浴で必要なのは、たった2つだけ。身近な道具を使って始められます。
- ボディーブラシ…ブラシは、柄のない小型のものが最適。マッサージと同時に、ストレッチ効果もあります。皮膚の強さに合わせて、少し硬めの毛足のもの、天然素材のものを選びます。
- 石けん…好みのものを選びましょう。アロマテラピー効果のあるハープ入りもグッド。気持ちよいバスタイムがリラックス効果を高めます。
反復入浴のやり方
- 湯船に2~ 分浸かる。まず、湯船に浸かって体を温め、渡船から上がってマッサージに移る。2~3分の目安は鼻歌1曲分くらい。
- 右足部分のマッサージブラシにせつけんをつけて泡立て、心臓よりも遠い部分からマッサージ。右足のつま先→足の裏 (指先からかかとに向けて)→ふくらはぎ(ふくらはぎの茄肉を足首からひざに向けて押し上げるように)→太もも(太ももの裏側、表側を下から上へ向けて)
- 湯船に浸かる。
- 左足部分のマッサージ右足と同じプロセスを、左足で行う。
- 湯船につかる
- ヒップ・おなかのマッサージ太ももからヒップにかけて、下から上へマッサージ。おなかは時計回り(右周り) に円を描くように。
- 湯船に浸かる。
- 上半身のマッサージ右手の指先→ひじ、ひじ→二の腕、というように、下から上へ向かってマッサージ。左腕も同様に。バスト→ニの腕→バストへとブラシを移動させ、バストのまわりを下から円を描くように。左側も同様に。ウエスト外側からお顔に向かって内側にマッサージ。
- 背中、左の手で下から上へ右手で上から下マッサージ。
- 湯船につかる
- お湯から上がるときに心臓から遠いところから「かけ水」をして引きしめる。
まとめ
冷え性を改善する入浴法:反復入浴と半身浴
反復入浴のやり方と効能
反復入浴は、高温と低温の刺激を交互に与えることで自律神経の働きを整え、血行を促進する方法であり、特に夏の冷え性に有効である。
- やり方
- 42〜43°Cの熱めの湯に肩まで3分浸かる。
- 浴槽から出て、手足の末端に冷水を30秒ほどかける(かけ水)。
- これを3〜5回繰り返す。
- 効能: 血管が収縮と拡張を繰り返すことで末梢の血流が改善し、冷え性やむくみの解消に役立つ。発汗を促すため、体内の老廃物排出にも効果的である。
半身浴のやり方と効能
半身浴は体への負担が少なく、体の深部をじっくり温めるため、冬の冷えや慢性的な冷えの改善に適している。
- やり方
- 38〜40°Cのぬるめの湯を、みぞおちからへそのあたりまで溜める。
- 20〜30分程度、ゆっくり時間をかけて浸かる。上半身が冷えないようタオルをかけるとよい。
- 汗をかくため、入浴前後には水分補給を欠かさないようにする。
- 効能: 心臓に負担をかけずに体温を上昇させ、内臓の冷えを解消する。リラックス効果も高く、ストレスによる血行不良の改善にもつながる。
かけ水(冷水浴)の活用法
入浴の仕上げや反復入浴の途中に冷水(15〜20°C程度)をかけることで血管が収縮し、温まった熱が逃げるのを防ぎ、保温効果が高まる。
- 活用法: 浴槽から出る直前に、手首や足首などの末端部分から心臓に遠い順に冷水をかける。これにより体が冷えにくくなり、湯冷め防止につながる。
これらの入浴法を季節や体調に合わせて活用する

