厚生労働省の平成20年の国民健康・栄養調査によると、最近1か月でストレスを「大いに感じた」、または「多少感じた」人は、男性が57.9%、女性は64.1%という数字がでています。
年齢別では男性は40歳代が最も多く、71.4% に上り、40歳代の女性も73.7%という高い数値になっています。
これに20代(女性は75.4%で1位)、30 代、50、代が続き、若い世代でもストレスを感じている人が多いことがわかります。いずれにせよ、国民の8割前後が日常的にストレスを感じているというのですから、現代がいかにストレスいっぱいの社会か、改めて認識せざるを得ません。
た、平成14年のNHKによる「日本人のストレス実態調査結果」では、現代人がストレスを感じている事柄の上位項目をまとめ、発表しています。回答者が「中程度」以上の強いストレスを感じた項目のトップ10は、将来への不安が大きな割合を占めました。
「先の見通しが立たない」が25% の高率で第1位を占めました。以下、「老後の生活への経済的な心配がある」(24%)、「家計にゆとりがなくなった」(2%)、「年をとることによる心身の衰えを感じる」(21% )と、老後への心配が上位を独占する結果となっています。同じ調査を勤め人(常勤)に対して行った結果は、ストレスを感じる第1位は「仕事が忙しすぎる」です。
これらの調査から、高血圧症が出始める世代は、まさにストレス全盛の世代であることがわかります。
ストレスを裂けることは難しいですが、ストレスを発散させる方法を考えることは重要です。
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