骨粗鬆症 原因となる病気

骨粗鬆症 原因となる病気について紹介します。特定の病気や投薬などが原因で発症するものを「続発性骨粗鬆症」といいます。

骨粗鬆症 病気が原因になることもある

骨粗鬆症の多くは加齢や閉経、生活習慣などのために起こり、「原発性骨粗鬆症」といわれます。これに対して特定の病気や投薬などが原因で発症するものを「続発性骨粗鬆症」といいます。

糖尿病
食事制限などによりカルシウムが不足しやすくなるほか、高血糖が骨の正常な新陳代謝を妨げて骨を弱くしていると考えられます。また、症状が進むと視力や運動機能が低下して転倒しやすくなり、骨折の危険性も高くなります。
甲状腺機能亢進症
甲状腺ホルモンが過剰になると骨を壊す骨吸収が進むため、骨量が低下します。ただし、甲状腺機能が回復すれば骨量の減少も改善されるようです。
慢性関節リウマチ
関節に炎症を起こす物質には、骨を壊す彼骨細胞を活性化させる働きもあるため、炎症が起こつた関節の周りの骨董が低下します。
症状が進むと痛みのために体を動かしにくくなり、骨量の低下が全身に及びます。また、この病気の治療に使われるステロイド剤には、腸からのカルシウム吸収を抑える副作用があります。個人差はありますが、骨をつくる骨形成を低下させ、骨吸収の働きを高めることもあります。
性腺機能の低下
閉経以前の女性でも、性腺機能が低下してエストロゲン(女性ホルモン) が減少すると、骨粗鬆症を発症することがあります。性腺機能低下の原因としては下垂体の病気や神経性食思不振症、卵巣の摘出、無月経、長期にわたる月経不順などが挙げられます。
腎臓、肝臓、胃腸の機能低下
腎臓や肝臓の機能が低下すると栄養を十分に吸収することができなくなり、カルシウム不足になりがちです。また、胃の手術をした場合も、胃液の不足によってカルシウムやビタミンD の吸収が悪くなり、骨量の低下が見られます。

続発性骨粗鬆症(せっぱつせいこつそしょうしょう)は、通常の骨粗鬆症とは異なり、特定の原因や条件によって引き起こされる骨の疾患です。一般的な骨粗鬆症とは異なり、骨密度の低下や骨の弱化が生じる主な原因として、以下のような要因が関与することがあります。

  • 免疫抑制薬の使用: 免疫抑制薬は、自己免疫疾患や移植後の免疫対策など、免疫系の疾患や状態の治療に使用されます。しかし、これらの薬剤は骨形成細胞や骨吸収細胞のバランスを崩し、骨密度の低下や骨の弱化を引き起こすことがあります。
  • 糖質コルチコイドの使用: 長期間にわたり糖質コルチコイド(ステロイド)を使用すると、骨形成を阻害し、骨吸収を促進する影響があります。これにより、骨密度の低下や骨の弱化が生じ、骨粗鬆症が発症する可能性があります。
  • 慢性炎症性疾患: 慢性的な炎症性疾患(例:関節リウマチ、腸疾患)は、骨の健康に悪影響を及ぼすことがあります。炎症性サイトカインの過剰分泌や免疫系の異常反応により、骨吸収が亢進し、骨密度の低下が引き起こされることがあります。
  • その他の要因: 薬物乱用、特定の遺伝的条件、内分泌異常、栄養不良など、さまざまな要因が骨粗鬆症のリスクを増加させることがあります。

続発性骨粗鬆症は、通常の骨粗鬆症とは異なる原因によって引き起こされるため、予防や治療のアプローチも異なる場合があります。

骨粗鬆症

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