糖尿病と低分子モズクエキスフコイダン

糖尿病は、合併症を発症する患者が増えている現代人の国民病

糖尿病患者も予備軍も含めて急増している国民病として定着してしまった糖尿病ですが、糖の代謝を調節しているインスリンの作用が不足して、慢性的に高血糖の状態を示す代謝疾患です。糖尿病についてはこちら

インスリンは膵臓で産生・分泌され、細胞・組織などのインスリン受容体と結びついて、ブドウ糖を細胞内に取り込む働きをしています。糖尿病は膵臓がウイルスなど何らかの原因で障害を受け、インスリンの産生・分泌が低下し供給が不足して起こるⅠ型糖尿病と、インスリンは産生・分泌されているのですが、それが働きにくい状態になるⅡ型糖尿病があります。

糖尿病で大きな問題は合併症で、動脈に障害が起こることで糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、神経障害、壊痕、さらには心筋梗塞や脳梗塞を引き起こします。網膜症では失明、腎症では人工透析になる患者さんが多く、壊痕では下肢を切断しなければならない患者さんが毎年増えています。

動脈硬化を防ぎ血糖値を下げる低分子モズクエキスフコイダン

フコイダンやフコイダン様硫酸化多糖体の血清胆質清澄化作用に関しては、ヘパリン・ヘパラン硫酸ととても似た活性をもっていて、静脈注射をすると、血清脂質分解促進作用があることが明らかにされています。

またフコイダンを経口投与したときには、コレステロール低減作用があることが報告されています。しかし、これらはラットなどの動物を対象とした実験研究です。

フコイダン様多糖体およびこれらの低分子化硫酸化糖の経口投与によって、血清脂質がどのように変化するかの実験研究を行いました。
その結果、この試料を摂取した群はいずれも、血清トリアシルグリセライド値が有意に低下したのです。その低減割合は、無摂取の糖尿病ラットに比べて、約50%でした。またHDLコレステロールは正常ラットの値にまで回復し、コレステロールの低下作用はありませんでした。
血糖値は無摂取の糖尿病ラットに比べて19から23%低下しました。フコイダンそのものにはインスリン様の作用は認められていないことから、トリアシルグリセライド億の改善に付随する効果が考えられると報告されています。

ヒト臨床試験でも血糖値、血圧を下げることが明らかに

人でも同じように実験を行いました。結果は、人の場合も血清トリアシルグリセライド値は、フコイダンの投与前に比べて約31%低下していて、ラットの実験と同様に血糖値も減少させる傾向がありました。
拡張期/収縮期の血圧はいずれも約20%低下しました。これは、血清トリアシルグリセライドの低下とフコイダンの抗血液凝固作用によるものと考えられると報告しています。