妊娠中のうつは産後も進行して育児を放棄しやすい

出産・育児への不安だけでなく家族の過剰な期待も妊婦のストレスを強める

妊娠・出産という女性にとっての人生の一大イベントは、心にも体にも極めて大きな負担がかかります。そのため、妊娠中も出産後も、女性はうつになりやすいのです。

欧米では、妊娠中にうつになった人の約5割は出産後もうつが進行しやすいという調査結果があり、日本でも妊娠中にうつになった人が出産後もうつになることは珍しくありません。

なぜ、妊娠するとうつになりやすくなるのでしょうか。最大の原因は、本人を取り巻く環境とめとされています。ご主人やお姑さんが非協力的だったり、過剰な期待や気遣いをしたりすると、妊婦が不安を覚えることが少なくありません。また、仕事を持っている女性が妊娠した場合、仕事の中断をはじめ、仕事と育児の両立について思い悩んだり、ご主人が育児に参加してくれるかどうかといった心配が不安の要因になったりします。

さまざまなストレスが不安や不眠を引き起こし、うつへと進んでいくのです。無事出産を乗り越えても、出産後の数週間から数ヶ月の間は、精神が最も不安定になりやすい時期なので、注意が必要です。産後うつはこの時期に起こることが多いのです。産後うつの症状は、うつ病の一般的な症状と同じょうに、不眠、気分の落ち込み、不安感、イライラ、食欲不振などです。

ほかにも、育児に自信が持てない、ご主人に愛情が持てないといったことも挙げられます。頭痛、腰痛、だるさなどの身体症状が現れることも多くあります。疲れやすくて気力が減退し、思考カや集中力もなくなってきます。産後うつは育児放棄につながることがあるので、すぐに精神科医や心療内科医に相談するようにしましょう。

出産後は精神が不安定になりやすいので家族が注意して気にとめることが大切

精神的に不安定になる産後数ヶ月の間は、お母さんにとってストレスとなる環境が待ち構えています。赤ちやんの世話で十分な睡眠が取れない、外出もままならない、出産祝いで来客が多くなり気を遣うことが増える、などです。

また、ご主人が育児に協力的でなかったり、優しい言葉をかけてくれなかったり、育児に関してお姑さんと考え万が違ったりすることも、精神に負担をかけます。

東日本大震災後は、原発からの放射性物質が子供に悪影響を与えるかもしれないという、新たな不安を持つ人も増えてきたようです。赤ちやんが生まれたら、ご主人をはじめ周囲の家族は、産後うつの兆候がないか、気を配るようにしましょう。

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