首・またのつけ根、わきの下が短期間で黒ずみ皮膚が厚くなれば胃ガンの危険

皮膚の黒ずみ・肥厚は肥満でも起こるが太ってもいないのに起こったら危険

胃ガンは、肺ガンに次いで日本人に発症数の多いガンで、かつては日本人に最も多いガンでした。多くの場合は進行するまで、ほとんど自覚症状は現れません。
ところが、皮膚の症状が胃ガンになっていることを教えてくれる場合があります。
胃ガンになると、首やわきの下、またのつけ板の皮膚に、黒ずみやザラザラした触感が現れることがあるのです。
この症状もデルマドロームの一種。デルマドロームとは、胃ガンなどの内臓悪性腫瘍によって引き起こされる皮膚症状のことです。首やわきの下、またのつけ板、しり尻の割れめなど、圧力がかかりすやすく、擦れる刺激を受けやすかんさつぶい体の部分は、間擦部と呼ばれています。胃ガンになると、間接部の皮膚が黒ずみ、肥厚(厚くなること)してザラザラした状態になることがあります。
間擦部の皮膚の黒ずみや肥厚は、内分泌障害や、健康な人でも肥満によって起こる場合があります。この場合、インスリン様成長因子(アミノ酸の配列がインスリンと酷似した成長因子)が関係していると考えられていますが、肥満の人では、わきの下などの間擦部の皮膚の摩擦が大きくなるため、このような角質増殖や色素沈着が生じやすい、ともされています。わかりやすい例として、大相撲の力士のわきの下などの間擦部は、黒ずんだり肥厚したりしていることがよくあります。肥満が原因の間擦部の里ずみや肥厚は、肥満を解消すればなくすことができます。
胃ガンによる間接部の皮膚の黒ずみや肥厚を引き起こす元凶は、ガン細胞が作る成長因子です。体の中でガンが大きくなろうとするとき、ガン細胞はいろいろな物質を作り出して成長の足がかりにします。
胃ガンが作り出す成長因子が血液に来って全身を回り、間擦部に行き着くと、間擦部の表皮細胞が胃ガンの成長因子に反応することがあります。すると、表皮組織の角質層を過剰に増殖させたり、色素細胞を刺激して*メラニン色素を増やしたりするスイッチが入ってしまうのではないかと考えられています。

自分のわきの下を見たり触ったりする機会の少ない40歳以上の男性は注意

肥満が原因なのか、それとも胃ガンなどのガンが原因なのか間擦部の黒ずみや肥厚した状態を見ただけで区別するのは簡単ではありません。とはいえ、太ってもいないのに、わきの下などに里ずみや肥厚が現れたときは、胃ガンを疑う必要があります。また、症状が現れるスピードも参考になります。肥満は徐々に進むものです。肥満が原因なら、それに伴う間擦部の黒ずみや肥厚も、肥満の進み方と同じようにゆっくりと形成されるはずです。ところが、胃ガンなどのガンによる間擦部の黒ずみや肥厚は、短期問で出現します。ちなみに、ガンによる間擦部の黒ずみや肥厚は、かゆみを伴う場合と伴わない場合があるので、胃ガンかどうかの区別の基準にはなりません。
ガン年齢(男性40歳以上、女性35歳以上)より上の人で肥満体形でもないのに、急に間擦部が黒ずみ、肥厚が現れた場合、皮膚科の医師はガンの可能性を考えます。
間擦部に黒ずみや肥厚が現れるのは、初期ガンのときもあれば、進行ガンのときもあります。初期ガンで黒ずみ・肥厚が現れたことがきっかけとなり、早期発R兄・早期治療できたという幸運な患者さんもいます。特に、男性の場合、わきの下を自分で見たり触ったりする機会はめったにないと思います。ときどきは、自分のわきの下を見たり触ったりしてみて、異常を感じたときは皮膚科に相談してみるといいでしょう。

そして心配ならまず自分で出来る!胃カメラをやらずに胃がん検査なども検討ください。

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