片頭痛には冷やして痛みをとる冷却療法

血管拡張による痛みが原因の片頭痛に

片頭痛では、なんらかの要因によって頭部の血管が拡張してしまいます。すると、血管の周囲の神経が拡張したぶんだけ、引っ張られることになります。その結果、痛みが起こるのです。しかも、脈拍に合わせて血管が拡張するたび、ズキンズキンといった拍動性の痛みになります。拡張した血管を収縮させるには、冷やすのがいちばんです。ところが、同じ血管拡張型の群発頭痛は激痛で、冷やすぐらいでは治まらないことがほとんどです。群発頭痛の手当ては、薬や酸素吸入に頼らざるをえません。

冷やして安静にするのが一番

こめかみや痛む部分以外にも、けい頸動脈など、心臓にさらに近い部分を冷やすと、より効果的です。血管が収縮して血流量が減るため、ズキズキする痛みがかなり軽くなります。
緊張型頭痛では逆効果になるので冷やしてはいけません。

頭痛がするときは、できるだけ体を動かしたくありません。手軽に冷しっぶ湿布ができるグッズをそろえておくと、いざというときにさっと使えて便利です。冷湿布グッズは多種類あります。頭痛にそなえて、冷蔵庫で保管して、いつでも使えるようにしておきましょう。

冷たすぎるのもよくない

冷湿布は冷たすぎてもいけません。冷やすことによって血管を収縮させることが目的ですが、自分が心地よいと感じることも大切だからです。冷たすぎて寒かったり、不快になっては本末転倒です。発熱しているわけではないので、ほどよい冷たさが2~3時間持続するものでよいでしょう。夜中に頭痛が出やすい人には冷却シートや氷枕がよいでしょう。

おすすめの冷却シート

外出先で片頭痛が起きてしまった時には、ジュースなどの缶を額に押しつけても効果があります。冷たすぎる場合は、パックの野菜ジュースなどのほうがいいかもしれません。

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