月別アーカイブ: 2013年3月

食品や飲酒にも気を使いながら頭痛を防ぐ

頭痛を誘発する食品

頭痛のタイプのなかでも、食べ物と関係が深いのは片頭痛です。これまでに、ある特定の食品を食べると頭が痛くなるということが経験上わかっていれば、それを除外すればよいのですが、気がつかずにいるときは、ちょっと思い起こしてみてください。
頭痛のパターンを考えてみると意外に犯人が見つかることもあるので日記のようなものをつけてみるといいでしょう。
ひょっとしたら、頭痛を招く食品を口にしているかもしれません。アルコールは血管の拡張を促すので、やはり片頭痛の人は飲みすぎないようにしたほうが無難です。精神的にはストレス解消になりますが群発頭痛の人は頭痛発作が起こる群発期以外なら飲酒をしてもかまいませんが、群発期は激痛を招くことになるので絶対禁酒です。

片頭痛の人が気を付けるべき食品

  • 赤ワインや ビール に含まれる添加物
  • チョコレートに含まれるアミン
  • チーズに含まれるチラミン
  • ハムやソーセージ、サラミなどに含まれる亜硝酸塩(
  • ダイエット甘味料のアスパラギン酸や、カフェイン、うま昧調味料などのグルタミン酸ナトリウムも。
    食品も

群発頭痛の人は群発期に飲酒をすると、お酒を飲まないときよりも、さらに激痛になるおそれがあるので要注意です。群発期中はくれぐれも禁酒すること。群発期以外は飲酒は可能です。

枕選びも大きく影響する緊張型頭痛

寝ている間に首や肩がこってしまう

睡眠は1日の疲れを解消するために欠かせませ。それが疲れをとるどころか、頭痛の原因となっているケースもたくさんあります。首や肩がこらないように寝ているつもりでも意識がなくなってしまう就寝中には、不自然な体勢で寝ている場合もあります。
緊張塾頭痛では首や肩のこりを防ぐことが、頭痛の予防にもつながります。
したがって、睡眠のさいも、首や肩に十分に配慮した寝具が必要不可欠です。
寝具のなかでも、首と肩に大きく影響しているものといえば、やはり枕です。枕が変わると眠れない、という人がいるように、枕の影響は大きいのです。そこで、緊張型頭痛の人は、自分の枕がはたして本当に自分にとってよい枕なのかをしっかり検証してみる必要がります。

合わない枕は頭痛をひどくする

  • 中の詰め物がかたよっている枕
  • 中の詰め物がかたよっていて、一部分だけが高くなっていたり低くなっていると、頸椎を傷める原因になる。

  • あごか上かる枕
  • 詰め物が首の下にかたよっていると、あごが上がって首の筋肉に負担をかける。

  • へこみすぎる枕
  • 枕をしない状態に近く、脊椎が伸びきってしまう

  • 高すぎる枕
  • 頸椎のカーブがきつくなって、圧迫される。いびきや肩こりの原因になる。

  • やわらかすぎる枕
  • 首を支える部分がやわらかいと、低くなりすぎて枕をしない状態と変わらない。頚椎が伸びきって首が疲れやすい

  • 枕が小さすぎる
  • 首まで支える部分がない小さい枕だと、脊椎に負担がかかりやすい。

  • 枕のあて方が悪い
  • 頭の先が枕から出ていたり、首の後ろが枕で支えられていないなど、枕の使いかたがまちがっていてもよくない。

枕を選ぶ際のポイント

無理なく頸椎を支える高さ

頚椎は自然な状態で立っているとき、ゆるやかなカープを描いています。眠るときも頸椎のカーブを保つ高さにすることが大切です。このカーブを維持するには、枕の高さと寝具による体の沈み込みも計算する必要があります。

頭部ガ沈みすぎない硬さ

枕の硬さは中の詰め物の素材、主によって決まります。やわらかすぎると頭が沈んで息苦しく、首も疲れやすくなります。逆に硬すぎると頭が安定せず、これも首が疲れやすくなる原因となります。頚椎を無理なく支える高さにも関係するので、詰め物の素材、圭も調節が必要です。

寝返りに対応した枕

一般に、人は一晩で20回以上もの寝返りをうっています。そのため、寝返りをしても頭が枕から出ないように対応できる大き古が必要です。一般に、奥行き40cm以上、幅60cm以上は必要だといわれます。

熱がこもらない素材

熱がこもらず、汗を吸って放出させる素材で、通気性がよいものがベスト。また、枕が変形しないように、使用に伴う型崩れやへたりの少ない素材がよいでしょう。

枕は実際に使用してみないと、本当に心地よい枕はわかりませんので、情報収集だけに頼らずにまずは使ってみることも頭痛解消の第一歩です。



緊張型頭痛をツボ押しマッサージで解消する

ツポとは、東洋医学の概念で体の中を通っている経絡という「気」の通り道にある要所のことです。ここを刺激すると、体内に滞っている気の流れが改善されて、体のさまざまな不調を治すといわれています。首や肩のこりによいツポがあるので試してみましょう。
ツボはギュウギュウと力まかせに押せばよいものでありません。「ちょっと痛いけど気持ちいい」ぐらい強さで押すのがベスト。力まかせに押しも、あとで痛くなるだけで逆効果です。

肩こり・頭痛に効くツボ

  • 百会(ひゃくえ)
  • 鼻の中心線と左右の耳の先端の延長線の交差する点、頭頂部にある。痛みをやわらげる万能のツボ。

  • 肩井(けんせい)
  • 左石の肩の先端から指3本分ほど内側にある。押すと圧痛感がある。

  • 風地(ふうち)
  • 首の後ろにあるくぼみから指3本分外側の左石にある。頭痛に効く。両手の中指で押すとよい。

  • 曲地(きょくち)
  • ひじを軽く曲げたときにできるしわの先端にあたる部分。

  • 手三里(てさんり)
  • ひじを軽く曲げて、その曲がり目から指3本分下。

指で押すだけでなく、ペンのキャップの部分や、束ねたつまようじ(とがっていないほう)などを利用するのもおすすめ。

リラックス効果の高いエッセンシャルオイルも効果的

こりや緊張にはマッサージも気持ちいいものです。このとき、活用したいのがエッセンシャルオイルです。ハープは西洋の漢方薬といわれ、植物のもつ香りや成分によって心身をリラックスさせます。エッセンシャルオイルは植物の種類lこよって効能ガちがいます。頭痛や肩こりに有効なものを選びましょう。

首のマッサージ

肩のほうから首の上に向かってマッサージする。力を入れすぎず、オイルで指をすべらせるようにするとよい。首は後ろだけでなく、両サイドも意外にこっているので、ここも念入りに。

頭痛は、肩や首のこり、目の疲れなどはもちろん、上半身全体の疲れや胸部から上のリンパの滞りなどが原因。日頃からパソコン、携帯、スマホといったIT機器を使う時間が長い人は特に深刻になりやすい特徴がります。
事前に行う基本のマッサージで全身のリンパの流れをスムーズにしたあと、上半身の、特に肩から上のリンパを丁寧に流します。これで、頭痛ばかりでなく、肌の透明感にも効果あり。
おすすめの精油はマージョラム、ペパーミント、ラベンダーの3種類を1滴ずつ混ぜます。これらは、鎮痛効果の高い精油をミックス。頚部のこわばりを解消するレシピ。
不安や緊張も和らげ、ストレス性の頭痛にも効果。
次の手順は、週末に10~15分程度の時間をかけ丁寧に行うマッサージです。

  1. 耳を挟むように手をおき、耳前の指に力を入れ、矢印のように手を滑らせる。そのあと、顔を中心部から左右に開くイメージで外側に「引っ張って戻す」を繰り返す。
  2. こめかみに二指をあて、力を加えながらゆっくり耳に向かって回転させる。
  3. グーにした手を耳の上にあゆっくり回転させる。痛い部分に密着させて、香りを吸いこみながらぐりぐりもみほぐす。自分でやるよりもやってもらう方が効果的。

次は、突然の頭痛や頑固な頭痛には、毎日のこのアプローチを行います。なんとなく頭がスッキリしないときにも効果があります。

  1. こめかみに二指をあて、力を加えながらゆっくり耳に向かって回転させる。目を閉じ、深い呼吸を心がける。
  2. グーにした手を耳の上にあて、ゆっくり、グリグリと耳に向け回転。30秒続ければ、スッキリする。