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サプリメントの摂取方法 – いつどのように飲んだらいいのか?

病院で処方される薬の場合には、「 l日3回、食後30分以内に1回1錠ずつ服用」などといった具体的な服用方法が示されています。他の薬を飲んでいる際には、併用してもいいかなどの細かい指示もあります。

一方、サプリメントには、「1日あたり3粒を目安に」などと、非常に抽象的に書かれているだけで、あまり具体的な摂取方法が明示されていません。
これは、サプリメントは医薬品ではないため、病院で処方される薬のような表示をしてはいけない、という規制があるからです。
つまり、サプリメントは医薬品ではなく食品だから消費者に誤解を与えないようにするため、という理由で具体的な摂取方法を示せないのです。

では、具体的にどのように摂取したらいいのでしょうか。吸収効率の点から判断すると、一般には、「食事と一緒に摂るlまうがいい」といえます。
食事と一緒であれば本来の消化吸収機構が働くため、そのサプリメントの成分が水溶性でも脂溶性でも、食事中のさまざまな栄養素と一緒に吸収されやすくなります。
ビタミンB群やビタミンCなど水溶性のものは、食事と一緒でなくても十分に吸収されます。そのため、ドリンク剤のビタミン・サプリメントなどであれば、いつ摂取してもいいことになります。
それでもたとえば、ビタミンB群などは、糖代謝や脂質代謝などの過程で利用される栄養素であるため、やはり食事時のほうが好ましいでしょう。また、脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K )やβカロチンを空腹時に摂取すると、吸収効率がよくありません。
脂肪分を含む食事と一緒こ摂るほうが、より効率よく、吸収されます。

つまり、結論を言えば、『サプリメントは食事と一緒に摂取するのが最適』ということになります。食後にすぐに飲めばいいでしょう。飲んだか飲んでいないかなどの間違いを起こす心配も低くなります。

サプリメントは、水またはぬるま湯で摂取します。毎日摂る必要があるのか毎日摂る必要があるかどうかは、サプリメントを摂る目的や種類によって多少異なります。
その日の食事内容や運動習慣などのライフスタイルによって、サプリメントの種類や量を変更することもあるでしょう。たとえば、平日と週末向けにビタミンやミネラルなどのサプリメントの量を変えることが考えられます。一般的なサプリメントの摂取方法について、次のようにまとめてみました。

1.サプリメントを必須栄養素として活用する場合は、毎日摂取

必須栄養素であるビタミンやミネラルが不足しないことを目的として、念のために摂る場合は、毎日確実に摂ります。この場合の摂取量は、厚生労働省が決めた必須栄養素の1 日所要量を目安にするといいでしょう。
この目的の場合、適切な食生活が確実にできているのなら、サプリメントは、本来であれば不要です。
ただし、近年の報告では季節によって野菜のビタミン類の含有量が大きく異なることがわかっています。
たとえば、ホウレンソウでは、旬の冬の時期のものにくらべ、夏のものはビタミンCが3分の1ほどしか含まれていません。食事に加工食品の割合が多いとミネラルも潜在的に不足しがちになります。そのため、自分が摂っている栄養素の量を食品成分表に基づいて計算してもその必須栄養素が摂れていない場合もあります。

平日と週末などで食生活が大きく変わる場合、外食と家食の頻度がかなり変化する場合には、サプリメントの活用が賢いでしょう。

2.オプティマム・ヘルスを重視する場合は毎日確実に

必須栄養素であるビタミンやミネラルを薬効成分と捉え、ビタミンやミネラルの保健効果を意識し、より健康な状態を維持することを目的とする場合には、毎日サプリメントを摂取します。
具体的には、「マルチビタミン」と「マルチミネラル」をベースとして、さらにいくつかのサプリメントをトッピングのように加える摂取方法です。
 摂取量は、サプリメントの種類で次のようになります。
まず、ビタミンやミネラルでは、所要量よりも多めに想定された保健量を目安に摂取します。ただし、脂溶性ビタミンには摂取上限が設定されており、また、ミネラルも過剰に摂取することはできません。次に、ハーブサプリメントでは、製品ごとに目安とされている摂取量を守ることが大切です。健康効果を意識するあまり、過剰に摂取してしまう人が多いのですが、これは意味がありませんし、逆に不調を招くケースもありますので「適量」をあらかじめ知っておくといいでえしょう。

ハープサプリメントを摂取する場合は、作用機序が未知のものも含めて、そのハーブに含まれる特定の成分による薬効を期待しています。しかし、量を増やせば、より大きな効果があるというわけではありません。
また、ハープサプリメントには植物の抽出成分が含まれており、それらの成分が体に合わない人ではアレルギー症状を引き起こすこともあります。
アレルギー症状は、牛乳や卵、大豆やピーナッツなど通常の食品で生じるのと同じメカニズムであり、アレルギーが起こりうるといっても、ハープ類が特に危険というわけではありません。
アレルギーが気になる人は、ハーブサプリメントの服用を、通常の3分の1から2分の1の量からはじめるといいでしょう。
そして、特に問題なければ、1~2週間かけて通常の量にまで増やすようにしましょう。なお、特定の症状の改善を目的としてハープサプリメントを摂取する場合があります。このとき、一般にそれらのサプリメントには即効性がないため、効果があったかの判定には、1ヶ月~3ヶ月を要します。

期間はどのくらい飲めばいい?

一般には、短くても1ヶ月間は、継続し、様子をみます。特定の症状の改善などが目的であれば、最低でも2~3ヶ月の期間は、使用すべきでしょう。サプリメントの種類や人によっては、、飲みはじめて から数日程度で効果を実感できる場合もたくさんあります。

ビタミンやミネラルといったサプリメントは、基本恥にずっと摂取します。、ハーブさサプリメントの場合には、、数週間摂取して、1~2週間休む、という服用の方法のものもあります。
お肌にいいという果物を食べて、翌日からプルプルの肌になることは難しいといえます。ある程度、継続して食べてみて効果がでてくるものです。サプリメントは、薬ではないのでそんな認識でよいでしょう。

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