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睡眠薬に頼らずに漢方薬で快眠したい!

漢方薬で不眠が治るのか?ということですが、実際には、漢方の処方の中に睡眠剤と同じ作用をする薬はありません。
現代医学のように誰にでも効き、強引に眠らせてしまう漢方薬はありません。
しかし、漢方薬には、どの病気、症状に対しても全て体全体の不調から起こると考えます。全身の不調を改善することで快眠できるように考えます。

柴胡加龍骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

体力があって、顔色は赤く脂ぎっていて肋骨かの下の部分を押すと圧痛に抵抗を感じ、動悸がします。このような症状の人は、寝付きが悪く、体に重しがついたように感じ、夢ばかり多くみて眠れないなどの症状があります。

釣藤散(ちょうとうさん)

体力が中等度くらいで、やせています。特に脳に動脈硬化があって不眠を訴える人に効果があります。症状としては、朝起きると、頭痛がしたり、不快感があります。食欲もないのですが、昼頃に改善して、食欲もでてくるというタイプです。

加味逍遥散(かみしょうようさん)

体力がやや落ちている人で特に女性の血の道や自律神経失調症に多く用いられる薬です。これらの症状があって、不眠を訴える人には最適な処方です。
気分が落ち着かずイライラする、気分が沈みがち、頭痛、めまい、食欲不振、便通の不規則、午後になると顔や背中がかーっと熱くなりほてってしまう。また、すぐに寒くなって神経症状に悩まされているタイプです。

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

体力は、中等度からそれ以下の人で神経質で疲れやすく興奮しやすい人に処方する薬です。寝付きが悪く、怖い夢をよく見ます。ふだんからのぼせやすく、足が冷える傾向にあります。便秘症状はありません。

不眠に関するQ&A – いらいらして寝付けない

適度のお酒には、快眠効果があることを説明しましたが、お酒が苦手だったり、飲めない人もいます。
アルコール変わる何かよいものはないのでしょうか?
ラジオを聞いたり、テレビを見たり、本を読んだり、羊を数えても眠気がこないときもあります。

寝付けない理由は特にないのに、眠れない場合にお酒を飲める人は、適量飲んでもいいでしょう。
適量というのは、日本酒なら1合程度、ビールは中瓶、1本程度、ウィスキーなら水割り2杯程度が眠りを誘うに最適な量です。

お子さんであれば、お酒は飲めませんから、牛乳が最適です。海外では、「ナイトミルク」といって眠れない時によく使う方法です。
安眠できる理由は、牛乳に含まれるカルシウムが精神的な落ち着きに作用するためです。カルシウムというと骨や歯を丈夫にする物質というイメージが先行しますが、血液中のカルシウム値を高め、イライラを抑えことがっできます。
牛乳を人肌に温めてゆっくりと飲むといいでしょう。

睡眠と関係の深い「ミネラル」について

不眠に関するQ&A – 昼間に強烈な睡魔に襲われる

Qestion
7時頃に起床しますが、朝食後、ニュースをみたり、新聞を読んでいると、突然眠くなることがあります。目をあけておくことができないほどの睡魔です。数分眠るとスッキリしますが、午後になるとまた同じような眠気が襲ってきます。1日に複数回あり、困っています。

Answer

それまでは、ただの居眠りだと思われれていましたが、実は、眠りの発作病(ナルコレプシー)であることが判明されました。

睡眠発作というのは、日中耐え難い、強烈な睡魔にたびたび襲われ、何かをしているときでも眠ってしまう症状です。
発作中は、起こせば目を覚ましますが、また、すぐに眠ってしまいます。
この発作は、歩きながら、仕事をしながら、人と会話をしながら、食事をしながら、時と場所を選ばずに発症し、長い場合、30分ほど眠るとさっぽりします。

布団で落ち着いて寝ようとすると、人が襲ってくるような幻覚を起こすこともあります。夜中には、目が覚めたときに起きようとしても起きられず、声も出せずに金縛りになる睡眠マヒを伴うこともあります。

ナルコレプシーの原因は、今のところ不明ですが、頭のけがや病気などの場合にも起こることがあります。
この病気にかかると、他人からは怠け者扱いをされる場合が多いのですが、これは、病気ですので、周囲の人にもわかってもらえるよう努力しなければなりません。

眠れない症状で病院を受診する人は多いのですが、眠れ過ぎて受診する人がいないのもこうした病気が減らない理由となっています。
恥ずかしがらずに専門医の治療を受けましょう。

寝酒も「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」

昔から安眠、快眠の手段として、「寝酒」が愛用されてきました。酔うとほかほかして気持ちよくなり、眠くなく作用を利用しているものです。
アルコールには、神経の興奮を鎮静させる作用があります。このは、脳の働きを抑制する作用がアルコールに含まれるためで、この鎮静作用がイライラを鎮め、入眠の助けになります。

お酒が好きな人にとっては、喜ばしいことですが、寝酒が慢性的になり、アルコールがないと眠れなくなり、アルコール中毒になってしまう場合もあります。
アルコールの入眠促進作用は、個人差があり、このことは、アルコールの量が少なくても酔ってしまう人と、大量に飲んでも酔わない人との差によく似ています。

また、アルコールを飲むと興奮してしまい、逆に眠れなくなってしまう人もいます。これは、普通アルコールは脳の働きを抑制するのですが、これが解法されてしまうと、逆に興奮状態を引き起こすためです。
つまり、少量のアルコールで眠れる人は、寝酒の力を借りてもかまいませんが、かなりの量を飲まないと眠りにつけない人は、避けたほうがいいのです。

少量なら害がないといっても、やなりアルコールに頼ることはあまりよくありません。
就寝前に飲んでしまうと、アルコール分解のために肝臓が働かなくてはならなくなり、体が休まらないのです。
満腹は眠れないでも書きましたが、胃腸が休まらないために眠れないのと同じです。

寝酒をやめようとして、不眠に悩まされる人が多いのも、寝酒をあまりすすめられない理由でもあります。
これは、睡眠剤をやめるときと一緒でしばらくの期間、苦しい場合が多いのです。
寝酒をやめる場合には、少量ずつ減らしていくのが体にも脳にも負担がかからずにいいでしょう。少量のアルコールで穏やかに入眠できても実際の脳の睡眠状態を調べたら、浅い眠りである人が多かったという調査結果もあります。

入眠に使うお酒は、精神的緊張を和らげる、少量にしておくのが正しい使い方であることをしっかり覚えておきましょう。

満腹は眠れない

食事と睡眠はどのような関係にあるのでしょうか?食後に眠くなってスーッと眠れてしまう場合もあるかと思いますが、食事は、眠りを誘う作用があります。
それでは、満腹状態にすればいいのでしょうか?これは、間違いです。満腹な状態で入眠してしまうと、胃腸は、睡眠中に消化活動をしなければならないために、 眠りを妨げられてしまいます。
逆に空腹状態でも目がさえてしまい、興奮してしまい眠れません。快適な眠りのためには、腹八分目程度の量をゆっくり噛んで食べることが大切です。胃腸に負担がかからないようによく噛んで食べることがは、重要なポイントです。
空腹で眠れないような時には、軽く食べるといいでしょう。
夜の睡眠時間中は、胃腸もしっかり休めることが大切です。

快眠のためには、どんな食事がいいのでしょうか?眠りを誘う食品の代表的なものは、たんぱく質ですが、ほかにも脂肪やカルシウムがあります。脂肪が体内に入ると、腸の中ではコレチストキニンという消化管ホルモンが分泌されます。これは、すい臓や肝臓の働きを活発にし、胆汁などの分泌を促進して消化吸収を高めます。
この消化管ホルモンに似た物質は、脳神経にも分泌され、眠りを誘います。
脳の中には、痲酔用剤のエルヒネと同じ作用をもつ物質があります。そして、これを調節しているのが、消化管ホルモンに似た物質なのです。
ですから、脂肪の含まれた食品をとれば、入眠は、自然と訪れてくれるように機能します。
脂肪は、動物性、植物性の2種類ありますが、夜は、植物性の脂肪がよいでしょう。

次にカルシウムですが、カルシウムというと骨をイメージする人が多いのですが、カルシウムは骨ばかりではありません。
血液中のカルシウムは、体にいろいろな影響を及ぼします。そのひとつが精神に及ぼす影響です。
血液中のカルシウム値が低くなると、イライラしたり、落ち着かなくなります。不眠には、イライラが原因している人も多くいますので、カルシウムを積極的に摂るようにするといでしょう。

特に女性は、ミネラル(マグネシウム・カルシウム)が必要です。

単調な音には入眠効果がある

騒音、振動の悪条件が重なっている電車の中で、気持ちよさそうに、こっくりこっくりしている人を見かけたことはありませんか?
夕方~夜にかけての電車の中ではかなり見かける光景です。これは、単調な音の繰り返しが眠りを誘うということが原因しているためです。

動物(人間も含まれる)は、この単調な感覚刺激を与えると眠くなるという働きをもっています。意味のない刺激に対して、反応せずにエネルギーを節約しようとする抑制機能が、脳の働きを抑えてしまうのです。

眠るときに雨だれの音やせせらぎの音、時計の針が動く音などに耳を傾けると穏やかに入眠できるでしょう。
こうした快眠効果を生かした「自然音」などの効果音をCDに集めているものがあります。
自然音の癒しで快適に眠る(CD一覧)
意外にたくさんの種類が発売されているようですが、この中から選んでみても快眠に役立つかもしれません。
よく、クラシック音楽でよく眠れる人と眠れない人がいますが、クラシック音楽が合わない人は、こうした自然音がマッチするケースが多いそうです。

クラシック音楽の快眠効果

ジャズやロックのライブを見に行くと興奮して熱くなるのが普通です。自律神経も交感神経が優位になっているためでしょう。
ところが、クラシック音楽会に行くとついついうとうとしてしまうこともあります。
居眠りをしていたことを隠したくなるものですが、実は、これはクラシック音楽に対する最高の敬意をはらっているのです。

テンポの遅いクラシックは、眠りのリズムに乗りやすい性質があります。もともとうっとりしやすいのです。そしてすばらしい音楽ほど聴衆をうっとりさせ、これが自然の睡眠を誘うのです。

就寝時に、クラシック音楽をイヤホンで聴きながら寝る人もいますが、できればラジオや音楽は、スピーカーで聴く方が音に不自然さがなく眠るには好ましいのです。

また、快眠用にクラシック音楽を聴くのであれば、毎日同じ曲を聴く方が効果的です。ラジオなどは、いつも内容が異なるため注意をひきつけてしまうので眠りにはあまり向きません。

最近は、オルゴール音、自然音といった音楽も発売されているので試してみるといいでしょう。

こちらには、ストレスが強く快眠出来ない人に「モーツァルト」が効果的であることが紹介されています。
大好きな人とのデートの前日、大事なプレゼンを控えた夜、大きな手術前の夜…人はさまざまなストレスと向き合わなければならないときがあります。そんなときは、クラシック音楽などを聴くとゆったり入眠できるでしょう。

眠れないことがストレスだ!という人もいるかと思います。そんな人にも是非ためして欲しいと思います。
スマホなどにイヤホンをつけて聴くよりもCDプレーヤーなどで小さい音量で聴く方がリラックス効果は高いようです。

毎日、同時間に布団に入る – 快眠のための生活習慣

不眠の際に、専門家や医師の相談を受けると決まって「規則正しい生活」をするようにと言われます。これは、単に道徳の面だけでなく食事、美容、健康などについても言われますが、睡眠についてもとても大切です。

人間の体を支配しているものに自律神経がありますが、自律神経は、交感神経と副交感神経とで交互に作用し合っているもののひとつです。これは人間の意志とは無関係に、体の調子を整えています。昼間は、交感神経が優位で、夜は、副交感神経優位で働きます。

この自律神経の活動リズムは、個人の生活習慣によって大きな差があり、しかも強く確立されています。
夜間の仕事をしている人は、昼間はすぐに寝付けますが、昼間、働いている人が、疲れてもいないのに昼間に寝ようとしてもなかなか寝付けません。
夜の仕事をしている人が仕事が休みになったからと言って夜に眠れるのか?というとそうではありません。
交感神経が優位になって働いているときは、なかなか眠くならないのです。副交感神経の活動が適した状態になってはじめて眠れるのです。これは、一種の条件反射とも言えるものです。
生活習慣によってその人の睡眠習慣も自動的に確立されてしまうのです。これは、時間的条件反射と言えるでしょう。

決まった時間に寝て、決まった時間に起きるというのは、非常に重要なことであることがわかっていただけたかと思います。

海外旅行に行って時差ぼけになるのも自律神経のリズムが乱れてしまうことにあります。
慣れるまでに1週間ほどの時間がかかります。
このように生活リズムや睡眠リズムを変えるには、1週間程度の時間がかかります。条件反射を起こすための脇役として、使い慣れた寝具、寝巻きなども大切だということです。

快眠枕の条件

枕には、「安眠枕」「快眠枕」といった安眠のための枕が多数販売されていますが、旅行の時には、自分の枕を持って出かける人もいて、枕がいかに快眠と深い関係にあるかを示しているといっていいでしょう。
安眠を約束してくれる枕とはどんな枕なのでしょうか?
まず、吸湿性、放湿性、保温性、高さ、硬さ、大きさといった条件が複合的に揃ったときに快眠を実現するものです。
このうち、吸湿性、放湿性、保温性の3つについては、中につめる材料に大きく影響してきます。一般に中につめる材料は、小豆、そばがら、羽根、もみがら、フォームラバー、パンヤなどがあります。安眠に一番最適なのは、そばがらといいます。
そばがら素材の枕一覧

高さについては、頭をのせたときに6~9cm、頭をのせないときで中の材料がそばがらの場合、8~11cmの高さでそれ以上でもそれ以下でも好ましくありません。
頭をのせてみないときの枕の高さになるように材料をつめれば、高さ、硬さともに最適な枕になります。

枕を変えたらそれまでの不眠がすっかり治ったという人が多いのも枕の快眠との関係はかなり深いのです。
枕が合わずに眠れない人は、朝起きたときに、腰や背中が張っていて起きる時にだるいのが特徴です。
快適な枕の条件をしっかり確認して購入するようにしましょう。
枕カバーも清潔に洗濯する習慣が大切です。

安眠にはベッドと布団どちらが向くか?

ベッドと布団ではどちらが快適に眠れるのでしょうか?若い人は圧倒的に「ベッド」、年輩の方は、「布団」と答えるのが一般的ではないでしょうか?

お年寄りは、ベッドで寝る習慣がないため、旅行の時だけベッドで寝ようとしてもなかなかな眠ることができません。
もともとお年寄りでもベッドで寝ている習慣の人であれば、ベッドのほうがよく眠れるでしょう。

結局、ベッドか?布団か?という問いは、その人の習慣に影響します。ベッドでも布団でも共通していることで「軟らかすぎる布団はダメ」だということです。適当なかたさの布団を選ぶことが重要です。これは、枕でも同じです。

いまひとつ安眠できない人であれば、布団やベッドマットを毎日、日に干し、寝巻きやシーツを毎日、交換するといいでしょう。
人間は誰でも一晩にコップ一杯の汗をかきます。布団やシーツ、寝巻きの日光浴と取り替えが体にとってはとても大切です。
寝巻きは、通気性がよく汗を吸いやすい「棉」製品を選ぶといいでしょう。
サイズは、多少ゆとりがあるものを選ぶといいでしょう。