骨粗しょう症 サプリ で改善したいときにはどんなサプリメントを選ぶのが正しいのでしょうか。おすすめの骨粗しょう症 サプリメントを紹介します。
骨粗しょう症 サプリ で改善したい
骨粗しょう症は、骨代謝のバランスが乱れて骨からカルシウムが失われ、骨の密度が低下し強度が弱くなる症状です。お年寄りなどが寝たきりになるきっかけとして骨粗鬆症による骨折があります。
現在、全国で1000万人の骨粗軽症患者がいると推計されています。その多くは女性で、更年期にさしかかる40歳代から増加しはじめ、65歳では2人に1人、80歳では7割もの女性が骨粗鬆症と診断されています。
骨は、カルシウムの貯蔵場所として機能しています。つまり、食事から得られたカルシウムは、まず骨に蓄えられます。一方、カルシウムは、全身の細胞の正常な働きに必要なミネラルです。そこで、血液中には常に一定量のカルシウムが含まれており、体の細胞にカルシウムを供給しています。血液中にカルシウムが少なくなると、骨から溶け出すことでカルシウムを補充するシステムです。
女性ホルモンのエストロゲンには、カルシウムを骨に沈着させる働きと、骨が溶けすぎないように調節する働きとを担っています。しかし、女性ホルモンが減少する更年期以後の年代では、それらの働きが失われるため、骨からカルシウムが失われやすくなるります。
骨粗軽症により骨の密度や強度が低下すると、さまざまな症状が現れます。特に、背骨に症状を認めることが多く、たとえば、背部痛や腰痛、身長の低下、背骨の湾曲などが見られます。一般的にお年寄りにみられる症状です。
骨粗顆症は、自覚症状がないことも多く、気づかないうちに進行します。骨が弱くなるため、ちょっとしたことで骨折することもあります。特に高齢者での骨折は、些細なことをきっかけにした転倒によって起こっています。
骨粗鞋症は、閉経後の女性に多い病気です。しかし、国民栄養調査によると、カルシウムの摂取不足が年齢や性別に関係なく、広い年代で認められていることから、男女を問わず注意が必要です。
骨粗軽症の予防と改善には、生活習慣の改善が大切です。食事でのカルシウム摂取不足による問題はよく知られています。また、運動も影響を与えます。運動不足では、カルシウムが骨に沈着しにくくなり、骨が弱くなります。運動をはじめるのは、高齢者でも遅くはないので積極的に取り入れます。
ゲートボールを続ける人では、骨密度が増えているという報告もあります。さらに、ビタミンDの摂取も大切ですし、ビタミンDを活性化するためには、日常生活で日光に当たることも必要です。病院では、紫外線の問題ばかりやり玉にあげられていますが、骨のためにはある程度は日光浴も必要です。
カルシウムを含む食品は多くありますが、体内への吸収効率は食品によって大きく異なっています。もっとも吸収率のよい牛乳や乳製品のカルシウムでさえ、半分ほどしか吸収されません。その他、小魚では30% 、緑黄色野菜では20% 程度しか吸収されないのです。さらに、若年者に比べて高齢者では、消化吸収能力が低下しているという問題もあります。
一般に、カルシウムは、食品からだけでは不十分なことが多く、サプリメントを利用するほうが確実です。さらに、サプリメントでは、カルシウムだけではなく、その吸収と骨形成を助ける働きをもつ成分も容易に摂ることができます。
サプリメントを活用する場合は、カルシウムとカルシウムの吸収と骨形成を助ける、ビタミンDとビタミンKを摂取するといいでしょう。
骨粗しょう症に効果が期待できる主なサプリ成分
成分名 | 働き |
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カルシウム | 骨の主成分。吸収率が高い「クエン酸カルシウム」「乳酸カルシウム」がおすすめ。 |
ビタミンD(D3) | カルシウムの吸収を助ける。日光不足の人には特に重要。 |
ビタミンK2(MK-7) | カルシウムを骨に定着させる。納豆由来のK2が効果的。 |
マグネシウム | 骨の形成やビタミンDの活性化を助ける。カルシウムとバランスが重要。 |
イソフラボン(大豆由来) | 女性ホルモンに似た働きで、骨の減少を抑える作用が期待。 |
コラーゲンペプチド | 骨の土台を形成。特に閉経後の女性におすすめ。 |
ボロン(ホウ素) | 骨代謝を整え、エストロゲンの働きを助ける。 |
サプリ選びのポイント
- 吸収率が高いカルシウムを選ぶ
→ 「クエン酸カルシウム」や「乳酸カルシウム」が胃に優しく、吸収されやすい。 - ビタミンDとK2をセットで摂る
→ カルシウムを効率よく吸収・骨に運ぶ。 - 医師の指導下で使用するのが安心
→ 骨密度測定などもあわせて行うと、効果を実感しやすい。 - 続けやすい形状(粒・粉・ドリンク)や価格で選ぶ
→ 続けることが最も大事です。
市販で人気の骨粗しょう症対策サプリ(例)
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- DHC カルシウム+CBP
- サントリー「ロコモア」:コンドロイチン・グルコサミンも含み、関節ケアにも
リンク -
※上記は一例で、体質に合うかは個人差があります。
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