目を細めながら見るのは影響大

かすれた文字や、不鮮明な印刷物をどうにか読もうとするとき、眼を細めたり、眼に力が入ったりします。そのあと、目頭をマッサージしなくてはならないほど、疲れを感じることがあります。

こんな無理を続けると、眼は悲鳴をあげてしまいます。物を見るという行為は、眼で見るのではなく眼をとおして脳で理解するということです。実際に目のまえにあるものはすべて目に映っているはずですが、脳がそれらを捕らえなければ「見る」という行為は成立していないのと同じなのです。

ところが物を見ようとして力を入れすぎると、眼の筋肉は過度の緊張をおこして、かえつて焦点を定められなくなります。そのうえ脳にまで余計な負担をかけるわけですから、疲れてしまうのも当然なのです。

眼を正常に使っていれば、見るための努力など必要なく、自然に「見る」ことはできるのですが、物を眼で必死に追うように力んでしまうと、眼の機能は次第に低下してしまいます。

多少の緊張ならば耐えることはできますが、限度を越えると、その負担に絶え切れなくなって、体のあちこちに症状があらわれてきます。首筋の疲労感、肩のこり、頭痛、眼のかゆみ、眼やまぶたの炎症、そして視力の低下など、眼の使い方ひとつ つで、こんな影響を及ぼすことがあるのです。物を見るときには、楽に映像を捕らえるように、いつでも心掛けることが大事ですね。