ツポとは、東洋医学の概念で体の中を通っている経絡という「気」の通り道にある要所のことです。ここを刺激すると、体内に滞っている気の流れが改善されて、体のさまざまな不調を治すといわれています。首や肩のこりによいツポがあるので試してみましょう。
ツボはギュウギュウと力まかせに押せばよいものでありません。「ちょっと痛いけど気持ちいい」ぐらい強さで押すのがベスト。力まかせに押しも、あとで痛くなるだけで逆効果です。
肩こり・頭痛に効くツボ
- 百会(ひゃくえ)
- 肩井(けんせい)
- 風地(ふうち)
- 曲地(きょくち)
- 手三里(てさんり)
鼻の中心線と左右の耳の先端の延長線の交差する点、頭頂部にある。痛みをやわらげる万能のツボ。
左石の肩の先端から指3本分ほど内側にある。押すと圧痛感がある。
首の後ろにあるくぼみから指3本分外側の左石にある。頭痛に効く。両手の中指で押すとよい。
ひじを軽く曲げたときにできるしわの先端にあたる部分。
ひじを軽く曲げて、その曲がり目から指3本分下。
指で押すだけでなく、ペンのキャップの部分や、束ねたつまようじ(とがっていないほう)などを利用するのもおすすめ。
リラックス効果の高いエッセンシャルオイルも効果的
こりや緊張にはマッサージも気持ちいいものです。このとき、活用したいのがエッセンシャルオイルです。ハープは西洋の漢方薬といわれ、植物のもつ香りや成分によって心身をリラックスさせます。エッセンシャルオイルは植物の種類lこよって効能ガちがいます。頭痛や肩こりに有効なものを選びましょう。
首のマッサージ
肩のほうから首の上に向かってマッサージする。力を入れすぎず、オイルで指をすべらせるようにするとよい。首は後ろだけでなく、両サイドも意外にこっているので、ここも念入りに。
頭痛は、肩や首のこり、目の疲れなどはもちろん、上半身全体の疲れや胸部から上のリンパの滞りなどが原因。日頃からパソコン、携帯、スマホといったIT機器を使う時間が長い人は特に深刻になりやすい特徴がります。
事前に行う基本のマッサージで全身のリンパの流れをスムーズにしたあと、上半身の、特に肩から上のリンパを丁寧に流します。これで、頭痛ばかりでなく、肌の透明感にも効果あり。
おすすめの精油はマージョラム、ペパーミント、ラベンダーの3種類を1滴ずつ混ぜます。これらは、鎮痛効果の高い精油をミックス。頚部のこわばりを解消するレシピ。
不安や緊張も和らげ、ストレス性の頭痛にも効果。
次の手順は、週末に10~15分程度の時間をかけ丁寧に行うマッサージです。
- 耳を挟むように手をおき、耳前の指に力を入れ、矢印のように手を滑らせる。そのあと、顔を中心部から左右に開くイメージで外側に「引っ張って戻す」を繰り返す。
- こめかみに二指をあて、力を加えながらゆっくり耳に向かって回転させる。
- グーにした手を耳の上にあゆっくり回転させる。痛い部分に密着させて、香りを吸いこみながらぐりぐりもみほぐす。自分でやるよりもやってもらう方が効果的。
次は、突然の頭痛や頑固な頭痛には、毎日のこのアプローチを行います。なんとなく頭がスッキリしないときにも効果があります。
- こめかみに二指をあて、力を加えながらゆっくり耳に向かって回転させる。目を閉じ、深い呼吸を心がける。
- グーにした手を耳の上にあて、ゆっくり、グリグリと耳に向け回転。30秒続ければ、スッキリする。
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