ぼんやり見ていると眼力が低下する

物をしっかりと明瞭にとらえるのは中心視力といい、ピンの頭ほどの大きさしかない網膜の一部分で、そのまわりの部分を見るのを側方視力といいます。
これは中心視力のように明瞭に見えるわけではありません。ただ視点の移動がはやいために、同時に広範囲の物が見えるような印象を受けているだけにすぎません。

この網膜上の中心窩とよばれる1 点は、一般には毎秒30から40秒あるいはそれ以上の映像をとらえ、そのはやさで脳の視覚中枢に次から次へと信号を送ります。

不明瞭に見る範囲が広くなればなるほど脳は混乱し、眼に負担がかかることになります。この事実を知らずに、眼は周辺視野だけで物事の全体を見ることができるのだと誤解して、常にそのような眼の使い方をしていると眼はひどく疲れ、眼の能力は次第に失われてしまいます。