月別アーカイブ: 2012年8月

排尿トラブルをサプリで改善したい

排尿のトラブルとして多いのは、50歳以上の男性の倍、「前立腺肥大症」、若年女性では「急性膀胱炎」が一般的です。

高齢男性では、前立腺肥大症による排尿困難が認められます。前立腺肥大症は、前立腺ガンとは異なり、良性の病気ですが、日常生活に支障を来すこともあります。 また、前立腺肥大症によって膀胱に尿が残るようになると、「慢性勝胱炎」を起こしやすくなります。若年女性で生じる排尿トラブルで多いのは、「急性膀胱炎」です。 泌尿器系の解剖学的な違いで、女性では大腸菌などの細菌による「尿路感染症」が起こりやすいのです。症状として、排尿痛、頻尿、尿の混濁が認められます。

対処方法としては、前立腺肥大症の予防や治療については、医薬品の他、ハーブも効果があります。ただし、自己判断だけではなく、たとえば、前立腺ガンの可能性を否定するために、病院での定期検診も大切です。急性膀胱炎は、抗菌剤で治療します。 また、予防効果のあるサプリメントもあります。

前立腺肥大症の予防および症状の改善には、「ノコゴリヤシ」が有効です。
急性膀胱炎の予防および治療には、クランベリーが有効です。

腰痛、肩こりをサプリで改善したい

現代人の9人に1人は「腰痛」で悩んでいるという調査があります。「肩こり」もよく認められます。一般に、腰痛・肩こりは、筋肉の疲労が原因で起こります。たとえば、同じ姿勢をとり続けることで筋肉が緊張して血行が悪化し、痛みやこりが生じるのです。
最近は、パソコン作業などが増え、慢性的に肩こり、腰痛などの症状を訴える人が急増しています。

腰痛は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症のように腰椎に障害が起きて生じる場合と、原因不明で主に姿勢の悪さから生じる「腰痛症」とがあります。肩こりは、骨・筋肉に異常がある場合と、筋肉の疲労によって生じる場合とがあります。運動不足による筋力の低下、デスクワークにおける姿勢の悪さなどが原因で、筋肉が緊張し血行が悪化すると、「乳酸」などの疲労物質が蓄積され、痛み・こりが生じます。

骨や関節に障害のある場合には、整形外科的な診断と治療が必要になります。一方、腰痛の多くは、統合医療では(欧米の基準を満たすレベルにある)「カイロプラクティック」の適応となります。

サプリの場合は、生活習慣を見直しつつ、腰痛・肩こりに効くサプリメントも利用できますがあくまでも補助的な使い方になります。

血行を改善し痛み・こりを緩和する作用のあるサプリは、「ビタミンE」です。末梢神経を修復する成分は、「葉酸」「ビタミン12」です。
疲労物質をとるには「クエン酸」が有効です。

関節の痛みをサプリで改善したい

65歳以上女性の5人に1人は関節痛に悩んでいるというくらい、関節の病気は多くの人が悩んでいます。関節の病気としては、変形性関節症と関節リウマチの2つが代表的です。変形性関節症は、加齢に伴って増えてくる病気です。関節リウマチは、「免疫」のしくみに何らかの異常が生じることで発症します。いずれも、西洋医学による診断が大切です。

関節は、骨と骨とを結ぶ連結器として機能しています。関節をはさむ2つの骨には腱を介して筋肉が付着しており、関節を動かしたり固定したりする作用があります。関節で向き合った骨端部には関節軟骨があり、クッションの役目を果たします。
また、関節の内側は滑膜という軟らかい膜で覆われています。この滑膜には、滑液という潤滑油の働きをする成分が存在しています。変形性関節症が膝関節に生じると、変形性膝関節症となります。このときの膝の痛みは、関節でクッションとして働いている軟骨がすり減って関節の滑らかさが失われ、骨同士が擦れ合うために起こります。
膝などの関節痛をもたらす軟骨の老化は、中年期以降によく認められます。関節リウマチは、関節にある滑膜に炎症が起こり、関節に腫れや痛みが生じて、軟骨や骨が破壊されていく病気です。一般に、5 0歳代を中心とした女性に多く、日本での患者数は80万人と推計されています。
関節リウマチでは、「朝の関節のこわばりが1時間以上続く」「左右対称に関節が腫れる」「3つ以上の関節が腫れる」といった特徴があります。なお、何となく関節が痛むときにリウマチと自分で判断している人もいますが、医学的には、診断基準に照らし合わせて診断し、治療法を選択します。たとえば、当初は、関節リウマチの基準を満たさないために抗炎症薬や鎮痛薬で様子を見て、その後、関節リウマチと診断されたときには抗リウマチ薬を使うというケースがあります。
患者数が多いだけに民間療法も多くありますが、まずは医療機関の受診が欠かせません。

対処方法は、関節の異常に対しては、西洋医学による正確な診断が欠かせません。 適切な検査による診断を受けた上で、西洋医学に加えて、自分に合った相補・代替医療を利用しましょう。変形性関節症の痛みに対しては、西洋医学では鎮痛薬や抗炎症剤が処方されますが、いずれも「痛み止め」による対症療法で、完治には至りません。 これに対して、軟骨の障害を改善することで痛みをなくす栄養療法が注目されています0グルコサミンおよびコンドロイチンというサプリメントを用いる方法です0これらは、軟骨の構成成分であるムコ多糖類の一種です。 最近では、関節炎の予防やスポーツ障害による関節のトラブルに対しても用いられています関節リウマチは、かつて「慢性関節リウマチ」と呼ばれ、長期間つき合っていく必要のある病気でした。しかし、最近では西洋医学の分野において高い効果の期待できる「抗リウマチ薬」もあります。 早い段階で治療を開始することが、その後の関節破壊への進展に大きく影響します。 西洋医学を中心とした診断と治療が重要です。

変形性関節症では、まず減量により関節にかかる負荷を小さくするとともに、運動によって下肢の筋肉を強くすることが大切です。 そして、バランスのとれた食生活を基本として、サプリメントを補助手段として併用しましょう。何度もしつこいようですが、関節リウマチでは、西洋医学による診断と治療が優先されます。
腰痛や肩こり、ひざ関節などの関節痛や神経痛には「トンデケア」、あき竹城さん、九重親方(元千代大海関)がCMキャラクター