方法を間違えて1度はこりたが…

私は、魚の卸売関係の仕事をしています。私の長年の悩みは、水虫。仕事で毎日ゴムの長靴をはいているものだから、まわりにも水虫で苦労している者はいっばいいます。これは職業病ってやつだな、なんて仲間とよく話すんですが、何かよい方法はないかとずっと思っていました。

私のは、特に春先、足がムズムズと痔くなって、足の裏からかかと、甲にもプツプツっとした水泡ができ、その水泡がまとまって大きくなるのです。その豆みたいなのが、すれてやぶれると、まっ赤な真皮が出てきてあたるから痛くてしょうがない。

ひどい時は足の裏が、地割れみたいにザックリ切れていることもあるんです。ある日、どこから仕入れてきたのか、仲間の1人が水虫には意外にお酢が効くそうだ、と話すのを聞いて、やってみるかという気になったんです。最初、なんか効きそうな気がしたもんで、黒酢というのを買ってきてつけました。

そうしたら、痛いのなんのって、だいぶひどくて真皮が出ているところへつけたから、すごくしみたんです。でも、これなら翌日にはさぞよくなっているだろうと思ってみると、ちっとも変わってない。それに、ただれて痛いのも治まらない。こりややっぱりダメだ、と仲間に怒ってやったら、お酢ならなんでもよいというわけではないって、逆に笑われてしまいました。

お酢にも、いろいろあって、黒酢とか白酢は酸が強くて水虫の殺菌効果はあるけれども、傷んだ皮ふは回復しないから、殺菌しながら皮ふを直していくためには、玄米酢のほうがよいということです。つまり、お酢にも使い方があるというわけ。水虫のできはじめには、殺菌作用のある黒酢や白酢、ただれているなら玄米酢という、ふうに、段階によって使いわけるのが、賢いやり方らしい。

それから私は、玄米酢を愛用してなんとか治まっています。冬もなるべくつけるようにしたせいか、今年は今のところ出る気配はなく、足の裏もきれいなものです。

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