動脈硬化内のコレステロールを大掃除

動脈硬化の基礎

動脈の血液の通りが悪くなる病気です。通常、動脈は、広くなったり細くなったり柔軟に対応しながら血液を流しているわけですが、そうした弾力性が失われた結果起こるタイプと、血管の内側部分にコレステロールなどの脂肪分や石灰分が付着してしまい、血管そのものが狭くなり、通りが悪くなってしまったために起きるタイプとがあります。

動脈硬化の原因としては、高血圧、糖尿病、痛風、血液中の脂肪の異常など、ほかの病気との関連をはじめ、肥満やタバコの吸いすぎ、動物性脂肪の多い食物のとりすぎなどもかなり危険な要因と考えられています。

近頃は、動脈硬化の原因の1つとしてのコレステロールがすっかり有名になり、コレステロールは悪いものと決めつけている人がいますが、そうではありません。細胞を家にたとえると、コレステロールというのは家の柱ともいえるもので、適当な量が私たちの体に欠かせない、大切な働きをしています。

コレステロールの摂りすぎに注意 | 中性脂肪を下げるための知識と習慣
https://www.neutralfat.info/2014/09/03/

すでに述べたように、動脈硬化の原因にもいろいろとあるわけで、その本当の原因を見きわめつつ、総合的な対策を立てなければなりません。ただし、ほかの多くの病気に対する時と同じに、バランスのとれた食生活というものが、病気改善に大きな効果をもたらすのは確かです。

動脈硬化とお酢

動脈硬化は、動脈の中にコレステロールや中性脂肪が蓄積して、こぶのように突出したり、脂肪過酸化物などの老廃物によって、血管が老化して起きるものです。つまり、動脈内の血液の流れが悪くなるのですから、血管を大掃除して流れをよくしてやればよいのです。

お酢やクエン酸は、この大掃除の働きをするわけです。動脈硬化は、日本の食生活が欧米型になることで急増しました。つまり、肉類を多くとることで脂肪が蓄積され、動脈硬化や老化を早めることになったのです。とりわけ脂肪の一種であるコレステロールは恐れられました。しかし、実はこれには誤解もあるのです。

確かに血液中のコレステロールが増えすぎると、それが血管の壁にたまって動脈硬化を進行させます。しかし適度のコレステロールは、体の細胞膜を作ったり、男性・女性のホルモンを作るのに欠かせないものですし、脂肪の消化・吸収に必要な胆汁酸の原料もコレステロールなのです。

つまり、コレステロールには、私たちの健康維持に欠かせないよい働きと、健康を害する悪い働きとがあるわけで、よい働きを高め、悪い働きを抑える方向にもっていけばよいということになります。そのためにはどうすればよいのでしょうか。これまでの多くの実験から、適度の運動によって、このいわゆる善玉コレステロールが増えることが知られていますが、天然醸造の純粋酢にも同じ効力があることがわかってきました。

活用方法

お酢を使った料理を必ず1品加えるといった心構えは当然ですが、動脈硬化の心配が強い人は、毎日コップに約3分の1程度の純粋玄米酢を飲むようにすれば、かなりの効果が期待できます。

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ただし、同時に食生活の改善も必要で、動物性タンパク質をとるにしても魚や鶏肉のささみなど、なるべく脂肪分の少ないものにすることも大切です。
それには植物性タンパク質としてよく知られている大豆が最高です。大豆に含まれるアミノ酸は、血圧をさげ、動脈の老化を防ぎ、弾力性を保つ力を発揮するのです。

女性の健康維持に役立つ大豆 | 食材のプロフィール
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