高血圧の症状を改善、軽減

高血圧とお酢

太りすぎで、高血圧のため、時としてめまいや頭痛などで悩んでいた中年男性の例です。家で食事をとる時は、奥さんが気をつけてくれるのですが、昼食はついラーメンや焼き肉定食を食べたり、また、夜も1杯飲んで食事をすませてしまうといった具合で、一向によくなりませんでした。

そんな時、同じように高血圧で悩んでいたという仕事仲間から、お酢の効用を聞き、毎朝出がけ前に盃1杯のお酢を水で薄めて飲むようにしました。

数カ月後にはっきり効果は表れました。めまいや頭痛がまったくなくなり、なんだか体全体が軽くなったように感じられ、体重を計ってみると5kgも減っており、血圧を計るとこれもかなりさがっていました。

高血圧の原因には、いろいろあります。食生活のアンバランス、塩分のとりすぎ、肥満、遺伝や体質、精神的ストレス…それらが複雑にからみ合っていることが多いのです。

お酢は、そのどれに対しても有効に働く力を秘めています。お酢が肥満解消に有効であることは、「肥満」の項でも説明してあるとおりです。脂肪の合成を防ぐ働きとともに、脂肪の分解を促進する働きをもっています。

塩分のとりすぎにも有効です。お酢の利尿作用によって、体内の余分な塩分が排泄されるからです。ストレスの解消にも役立ちます。

ストレスがたまると、次第に副腎皮質ホルモンといういわば私たちの体をリラックスさせるホルモン分泌量が減って、それが血管や内臓に負担を与えるところとなり、血圧をあげるとともに、血液循環を悪くしてしまうのです。

お酢に含まれるクエン酸は、この副腎皮質ホルモンの分泌を高めるのです。そのほか、最近では、血管を収縮させて血圧を高める働きをするホルモンの一種を抑制する力を、お酢がもっていることもわかってきました。

活用方法

合成酢はクエン酸を含まないので、天然醸造酢を選びましょう。米酢のほか、モルト酢、リンゴ酢、ブドウ酢などいろいろな種類があります。お酢を使った料理は、塩分などの調味料が不要ですから、酢のものを多くすることは減塩にもつながります。

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酢は天然の降圧剤 | 減塩食にチャレンジ – 高血圧を改善する方法
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