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「気」を流すと、痛みやコリ、疲れがなくなる

人間の体には「ツボ( =経穴)」があります。その数は全身に300以上にも上りますが、ツボとツボの間には経絡という道があり、そこを流れているのが「気」です。

気とは神経のことでもなければ、血液やリンパの流れでもありません。3000~4000年も前から、中国の医学ではこの「気の流れ」を重視しており、病気は「気が滞る」ことで起きると考えられています。

気の流れを改善することでうつ病を治した実際の症例

気の流れの不良は体の痛みにつながります。気とは言葉を変えれば、体内のエネルギー のようなものだといえます。人間は血液の循環や筋肉の収縮、リンパの流れ、内臓の状態が円滑ならば、生命反応がしっかり出ます。

その生命反応を与え続ける流れこそが、「気の流れ」なのです。気を流すには、ヒーリング、気功、鍼灸治療、指圧きの方法が効果的です。また遠赤外線の照射、温泉、岩盤浴なども気の流れを改善します。

中でも鍼治療は、ダイレクトに効きます。腰痛や肩こり、頭痛などがある人には、特におすすめです。鍼治療には、不調のある部分に直接鍼を打つ「局所治療」と、経絡上のポイントとなるッボに鍼を打つ「経絡治療」があります。

局所治療では痛みはいったん治まっても、またぶり返すことが多いのですが、経絡治療は全体の気の流れをよくするため、効果に持続性があります。私は鍼治療も診療に取り入れていますが、痛みを軽くするのに、鍼には目覚しい効果があります。

ガンの転移で背中全体がひどく痛むという患者さんに、鍼を右足と左足に一本ずつ打っただけで、モルヒネでも治まらなかった痛みが消えたこともありました。

残念ながら西洋医療では、こういった気の流れのようなものは、ほとんど重視されることがありません。しかし痛みや疲れといった個人によって感じ方が異なる、主観的な症状の改善には、気の流れをよくするといった治療は、とても効果があると私は考えています。気の流れをよくするには、ストレスをうまく発散して、心の安定を図ることもとても大事です。笑ったり、気持ちを明るくもつように意識することで、全身の気の流れがよくなります。

乳ガン治療の副作用(食欲不振、だるさ、不眠)が煙らん温灸でかなり軽減できた

ストレスとうまく付き合って、酵素の無駄づかいを防ぐ

100年に一度といわれる世界的な大不況。そして国内に目を向ければ、今まで安泰だと思われていた大会社までが、大幅な人員削減に着手し、正社員の方たちでさえその立場は安泰ではなくなってきました。

そんな社会を背景にうつ病にかかる人も倍増しており、日本の自殺者は減る気配はなく、年間3万人以上の尊い命が消えていっています。

しかし果たしてこれらすべてを、「世の中が悪いのだ」という言葉で片付けることができるでしょうか?

大きな試練が与えられたとき、自分の力ではどうすることもできない事態に陥ったとき、人はこれを乗り越えることで、思わぬ力を発揮することがあります。この世の中に、ストレスのない人はl人もいません。生まれたばかりの赤ちゃんから100歳のお年寄りまで、ストレスはどんな人にもあります。現代社会においては、「ストレスとうまく付き合っていく」くらいの気持ちをもっていないと、生きていけなくなってしまいます。

また体に痛みやコリがある人は、物理的な要因だけでなく、心理的な要因からその症状が悪化することもあります。

さらに胃炎や胃潰瘍は、精神的なストレスが原因で一気に発症し、病状があっという間に進んでしまうこともあります。

怒り、ねたみ、嫉妬、イラつき、焦り、不安などといった悪い感情は、交感神経を刺激して緊張を促し、副交感神経を奏縮させてしまいます。そのため程度の差はあれど、食欲がなくなったり、胃腸の動きが麻痔したりします。過度のストレスや自分自身が抱く悪感情は、肉体にも深刻なダメージを与えるのです。

ではストレスを上手に解消するには、どうすればいいでしょうか?まずは1日に一回、大笑いすることを心がけてください。「笑えるようなおもしろい出来事がない」などといわずに、とにかく気持ちを明るく持つことが大事です。テレビのお笑い番組でも、ギャグ漫画でも、寄席でも何でもかまいません。

あなたが興味をもてるものを見つけて、思いっきり楽しみましょう。笑っているうちに、嫌なことはたいてい忘れてしまえるものです。しかも笑うことは、NK (ナチュラルキラー細胞) などの免疫細胞を活性化してくれます。

笑いは「免疫力を高める」特効薬 | 免疫力アップで疲れ知らずの体

そして嫌なことや不安なことがあったら、一人で溜め込まず、信頼できるまわりの人に話しましょう。悩みやつらい気持ちを自分の中に溜めていると、どんどん悪い方向へ考えが展開していってしまうことはよくあります。

身近な人には話しつらいのであれば、カウンセリングなどを利用するのもとてもいい方法です。また朝起きたら「今日も楽しんで1日過ごそう」と、自分の心に励ましの声をかけてあげましょう。

こうすると、1日がたいへんよいものになります。瞑想をして、頭を空っぽにするのもいいでしょう。10~20分程度でも、大いに頭のリフレッシュに役立ちます。

過度のストレスは、体内酵素の無駄づかいにもつながります。夜中まで愚痴をいいながらやけ酒を飲んだり、やけ食いばかりしていたら、心理的にも肉体的にも悪影響が波及していってしまいます。ストレスとうまく付き合えるようになると、病気にもかかりにくくなり、心身ともに健康をキープできるようになります。ぜひみなさんもストレスに負けず、ニコニコ楽しく長生きを目指しましょう。

痛みと疲れをとり、健康体になるための酵素食レシピ

日本人の食生活は、一見豊かです。食べたいと思えば、世界中のあらゆる料理が食べられ、スーパーヘ行けばお手頃な値段でお惣菜が買えます。

100円あればハンバーガーが食べられますし、コンビニでは24時間お弁当やおにぎりが手に入ります。しかし、そんな賛沢に見える食事情の陰で、メタポリック症候群になる人が増え、肥満に悩む人も少なくありません。

今、日本人の「国民病」ともいえるガン患者の増加も、食生活の乱れに深い関係があるといわれています。ここまでの話で「食」がいかに健康を守るのに大切なものかはわかっていただけたと思いますが、では具体的に何を食べれば私たちは健康で長生きできるのでしょうか?

食養生の基本10か条

まずは毎日の食事で心がけておきたい、食養生の基本を覚えておいてください。

    1. 白砂糖の入った食物や飲料を避け、砂糖の摂り過ぎに注意(白砂糖の主成分のショ糖は血液を汚し、ありとあらゆる病気の原因となります。)
    2. 白米、白パンなどの「高GI食品」を多く食べない(「高GI食品」の食べ過ぎは、血糖値の急激な上昇につ募ります。これが元で血液中に細菌のエサが増えて血が汚れたり、活性酸素が出現したりして、万病の元になります。)
    3. トランス型油やリノール酸油をなるべく避ける(トランス型油は体内でまったく代謝できないので、体にとっては毒になります。大豆油、コーン油、サラダ油などの植物油に含まれるリノール酸は、摂り過ぎるとアレルギー疾患や心疾患、ガンなどの病気を引き起こすことがあるので注意しましょう。)
    4. 酸化した油は、ロにしない(油が酸化すると、活性酸素の一種・過酸化脂質が血中に発生します。過酸化脂質はLDL コレステロールを酸化させ、動脈硬化の原因となります。妙めたり、揚げたりしてから時間が経った料理は酸化しています。気をつけましょう。)
    5. 肉、魚、卵は圭を決めて、控えめに(動物性タンパク質の過剰摂取は、さまざまな病気を引き起こします。肉は週に200g以内、魚は300g以内を目安に食べるようにしましょう。鶏卵は1週間に5個以内にしましょう。)
    6. 生野菜と果物は毎日、毎食必ず食べる(野菜が全体の8~9割を占める食事内容が、理想的です。そのうちの半分以上は、加熱しない生野菜で摂るようにすれば、なお体によい効果が期待できます。また果物は食後ではなく、他の食物より先に食べるようにしましょう。)
    7. 朝食には加熱食を食べない(朝はまだ内臓も完全に目覚めておらず、固形物の多い加熱食などを摂ると、胃腸に負担あっさくをかける原因に。フルーツや生野菜サラダ、野菜おろし、低速圧搾した生ジュースなどを、軽めに摂るのがおすすめです。)
    8. 過食、早食い、丸飲みはしない(すべて消化不良を引き起こす原因となります。)
    9. 食物繊維は1日最低30g以上摂る(体内の不要物、毒素を排出するのに、食物繊維は必要不可欠。意識的に摂りましょう。
  1. 午後8時以降の食事や間食の習慣をなくす(これは意外に大事なことです。寝る3~4時間前には夕食を終えておくのが理想。仕事などでどうしても夕食が遅くなりがちな人は、加熱食を控えめにして、消化のいいものを少量摂るようにしましょう。)

忙しい人でも簡単にできる「お手軽食養生」のコツ

ここでは具体的に毎日の食事で、どんなメニューを摂れば体にいいのかを考えてみましょう。

全体のバランス→生と加熱食の比率は5:5か6:4

食事の大原則として、生野菜や果物などの生食は、必ず毎食食べるようにしましょう。1日に食べたものをトータルで見たとき、生のものと加熱した料理の比率は、最低でも5対5、できれば6対4になるようにしたいものです。これは全体的なバランスでもあり、個々の料理のバランスでもあります。

朝はできるだけ生のものだけを食べましょう。昼食と夕食は加熱食を食べてもかまいませんが、必ず生野菜サラダやフルーツ、野菜の酢の物や漬け物などを副食にしましょう。

目安として、昼は全体の量の6割、夜は最低でも3割は生のものを摂りたいものです。また食べる量は、腹8分目を心がけ、食べ過ぎや早食いは避けましょう。

外食などで「食べ過ぎてしまったな」と思ったら、次の食事で食べる量をセーブするなどして、胃腸に負担がかからないようにするといいでしょう。

週末にプチ断食をして、胃腸を休ませるのもおすすめです。野菜を上手に生で摂るには、おろし器ですりおろしたり、ミキサーか低速圧搾ジューサーでジュース(搾った繊維もー緒に摂る)にしたりするのがおすすめです。この方法だと、野菜の細胞膜が破壊されて栄養素や酵素を効率よく摂取できます。

老人や胃腸の弱った人には特におすすめです。なお1日の摂取カロリーは、朝食300 kcalリ、昼食580 kcal、夕食1000~1200kcalを目安に、合計1700~2000 kcal くらいで収まるようにしましょう。

朝食
  • 1~3種類のフルーツ、ダイコン・キュウリ・ニンジン・ショウガなどをすりおろした
    もの(または生野菜少々)。
  • 体が冷えやすい人は、スーパー黒酢茶を食後に飲む。

朝食におすすめなのは、生野菜のすりおろしたものと果物メインのメニューです。
朝起きてすぐは、まだ胃腸などの消化器も活発には動き始めていません。消化がよくな
るように全体の9割を生のものにしましょう。また朝から午前中にかけては排泄作用が盛
んな時間帯なので、良質な水もたっぷり飲むといいでしょう。

会社勤めをしている人は、朝あわただしくて、家で食事を摂る暇がないこともあるでしょう。そんなときは、バッグの中にバナナやミカンなど、携帯しやすい果物を入れておいて、会社で仕事にかかる前に食べてもいいでしょう。また近頃はコンビニでもバナナやリンゴなどの果物や、カットフルーツなどを売っています。こういったものをうまく活用してはいかがでしょうか?

昼食(主食を1~4から選ぶ)
  1. そば(山菜、メカブ、とろろ、キノコ、ダイコンおろしなどを添える)
  2. サツマイモ(焼いてもふかしてもいい)
  3. サトイモ(塩少々でゆでる)
  4. 雑穀入りご飯(低GI高繊維ご飯)

ドレッシングはフラックスオイル2 、しょうゆ2 、黒酢1 の割合でミックスしたものがおすすめ。しょうゆの代わりに、水で2 倍にのばした味噌を使ってもかまいません。

※野菜の煮物、ほうれん草のゴマ和え、酢の物(キュウリなど)、漬け物などでもよい。昼はそばやふかしたサツマイモ、ゆでたサトイモ、もしくは雑穀入りご飯を主食にして、副菜は野菜がメインのおかずという組み合わせがベストです。

そばの場合は、とろろやダイコンおろしなどの野菜のすりおろしを添えると、さらに酵素がたっぷり摂れます。外食する場合も、そば屋で「とろろそば」や「おろしそば」などのメニューを注文すれば、酵素の補給につながります。なお、昼食を食べてから夕食までの間に小腹がすいたら、野菜スティックや果物などを食べましょう。野菜スティックは味噌を少しっけて食べると、おいしく食べられます。味噌は質のいいmのを選びます。

夕食
    1. 主食は昼食と同じく1~4の中から一種類選ぶ。後は以下のメニューから適宜選ぶ。野菜の煮物や妙め物、大豆料理、海藻料理、キノコ料理、酢の物、おひたし、ゴマ和え、漬け物、味噌汁、刺身、煮魚、焼き魚、鍋(野菜9魚肉類1の割合)、肉野菜妙め、ハンバーグ(野菜、おから入り。ひき肉は少々)、ギョウザ( ハンバーグと同じく肉は少々)、天ぶらやフライもの(衣は外して食べる)、野菜の多いポークカレー、シチューなど
    1. ※ 漬け物、ピクルス、酢の物、味噌汁などが加わってもO K。夕食も主食は昼と同様ですが、副菜は肉・魚などを使ったおかずを食べてかまいません。ただし、野菜が80~90%、魚や肉は5~20%の割合が理想的です。
    1. 外食が多い人は、例えば居酒屋で飲みながら食事を摂るときなどは、おつまみに野菜サラダや野菜スティック、漬け物、酢の物、野菜がたっぷり入った鍋を頼むなどして、野菜が不足しないように気をつけましょう。とにかく「生」の野菜が重要ということです。

また酢は食品を低GIに導く性質があるので、ご飯を酢飯にすれば、さらに体によ
くなります。酢にはエネルギー回路の回転をよくして疲れをとる効果もあるので、元気も
出ます。キュウリや錦糸卵、マグロの赤身、蒸しエビ、かんぴょう、しめ鯖などを混ぜて
ちらし寿司にすれば、これ一口和でバランスよく栄養が摂れます。

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2週間に1度の「プチ断食」を実行すれば疲れ知らずに 習慣化するよい

日頃は食事に気をつけていても、宴会が続いたり、うっかり油っこいものを食べ過ぎてしまったりして、胃腸の調子が悪くなつてしまうこともあることでしょう。ストレスが溜まってやけ食いという人も増えています。

そんなときは、ぜひ「プチ断食」をして胃腸を整え、体内酵素の温存をしましょう。私たちの体の疲れや痛みは、消化不良が大きな原因で起こっています。だから断食して胃腸の消化活動を休めてあげれば、消化不良も改善され、体の不調も治るというわけです。

「ファスティング(断食)」をよく取り入れますが、これはガンや糖尿病、リウマチなどの重篤な患者さんにも極めて効果的です。

自宅で行うプチ断食は、完全な断食ではなく、ある程度少量のものを食べる方法でかまいません。自己流で断食をするのは危険を伴うので、無理せずに行います。

また体調が悪いときにファスティングするだけでなく、2週間に1~2日のプチ断食を習慣にすると、とても体が軽くなって、全身が若返ってきます。長崎ペンギン水族館のペンギンは、他の水族館のペンギンに比べ、2倍近くも長生きしているそうです。これはなぜかといえば、この水族館のペンギンは、週に1度の「プチ断食」をしているからなのです。

ペンギンたちには週に6日は生のイワシなどの食事が与えられますが、1日は何も与えられません。つまり「プチ断食」を行っているというわけです。

ちなみに普通のペンギンの寿命は18歳ですが、長崎ペンギン水族館のギン吉君は、なんと39歳9ヶ月15日も生きました。プチ断食を習慣にすれば、体が元気になるだけでなく、寿命も伸びるのです。ぜひ、あなたもトライしてみてください。

断食はちょっと…という方は食べ過ぎのときにはプラスノンがおすすめです。

生の野菜と温野菜などの加熱した野菜のバランス 黄金バランス

生野菜を毎日食べることの重要性は、十分にわかっていただけたと思いますが、さらに野菜のパワーの恩恵にあずかる方法をここでは紹介しましょう。

まず「いろいろな種類の野菜を食べる」ということです。巷の健康番組などで「タマネギで血液サラサラになる」と聞けば、毎日毎食タマネギを食べる。「ニンジンジュースがガン予防にいい」と聞けば、毎朝ニンジンだけを搾ってジュースにして飲む。

このように1種類の野菜だけを続けて摂るやり方は、栄養のバランスが悪くなり、実はあまり体によくありません。ひと言に野菜といっても、それぞれに含まれる栄養素は違います。

また旬の野菜ほど栄養素が高いので、夏ならば夏野菜を摂るなど、季節感をもって野菜を選びましょう。さらに「調理方法をエ夫して、なるべくたくさんの量を食べる」ということも大事です。

酵素栄養学的には、生野菜が最も酵素が豊富で体にいい食べ物ということになりますが、毎日生のものだけで過ごすのは、現代の私たちの暮らしではなかなか難しいものです。

野菜の中には、加熱調理したほうが栄養価がアップしたり、消化がよくなるものもあります。例えばニンジンは、生で食べるより、ゆでたり妙めたりしたほうが、栄養が吸収されやすくなります。

キノコ類や豆類、イモ類も、加熱調理したほうが消化がよくなります。また野菜は煮ると、普通に咀嚼しただけでは壊れない、野菜の細胞膜が破壊され、栄養成分の吸収がよくなります(もっとも酵素は加熱されると填れてしまいますが)。

このように加熱調理した野菜にもたくさんのメリットがあるので、「生野菜は毎食食べるようにして、昼食や夕食で煮たり妙めたりした野菜をプラスする」という摂り方がベストではないかと思います。

目安としては、1日の野菜摂取量の中で、少なくても生野菜は半分以上、残りが加熱調理した野菜となるように心がけましょう。

酵素の働きがもっとも活性化する、すりおろし野菜の効果

生きた酵素をたっぷり摂るでも紹介していますが、生野菜が体にいいということは繰り返し述べてきました。

さらに私たちの健康に効果的な食べ方があります。それは「すりおろす」ことです。野菜をすりおろすと酵素は活性化され、その働きが2倍にも3倍にも、時には何10倍にもなることが、最近の研究でわかってきました。

「胃の調子が悪いときには、ダイコンおろしを食べるといい」といわれてきたように、すりおろした野菜は体の調子を整えるのに、大変役立つことは以前から知られていました。実はこれには「酵素が活性化する」という、科学的な根拠があったわけです。

1992年、アメリカのジョンズ・ホプキンス医科大学のタラレ一教授たちは、「アブラナ科の野菜が特にガンを予防する」という発表をしました。

他の野菜にももちろん抗ガン作用はあるのですが、ブロッコリーや芽キャベツ、ケール、レッドキャベツ、カリフラワー、キャベツ、カブなどのアブラナ科の野菜には、強力な抗ガン誘導活性物質が含まれるというのです。

そしてこれらの野菜を、よく咀嚼して体内に取り込んだときに、その抗ガン作用はさらに高まるというのです。

噛むことで得られる8つの効果 – よく噛んで食べるという咀嚼健康法

すりおろすことによっても、この働きはアップします。すりおろすというと、ダイコンやニンジン、キュウリ、レンコン、ヤマイモあたりの野菜が思い浮かぶと思いますが、キャベツやカブなども私たちの体によい効果を与えてくれます。

ニンニクやショウガ、変わったところではタマネギやジャガイモなどもおすすめです。

ニンジンやダイコン、カブ、ショウガ、レンコンなどのすりおろしを毎日の食事メニュー にクリニックもありますがが、すりおろし野菜はさまざまな病気の治癒に目覚しい効果をあげています。

すりおろした野菜はそのまま食べてもいいのですが、ドレッシングに入れたり、冷製のスープにするなど調理方法を工夫すると、さらに食べやすくなります。すりおろし野菜は、細胞膜が填れて中の酵素が大量に摂れるため、消化がよくなるだけでなく、酵素の無駄づかいがなくなり、体が疲れにくくなります。また風邪のひき始めで何となく体がだるい、飲み過ぎ・食べ過ぎで胃が重い、こんなときには、栄養満点で消化がとてもよい「すりおろし野菜」が特に大きな効果を発揮します。ぜひ試してみてください。

朝食は、ファイトケミカルたっぷりの果物がいい

病気の元凶になる活性酸素を撃退するのに、ファイトケミカルがいいといいましたが、このファイトケミカルが豊富に含まれている食品の代表選手が果物です。

ファイトケミカルの存在が明らかになったのは比較的最近のことで、1980年代に入ってからです。「ファイト」とは「植物」のことで、ファイトケミカルとは「植物性の抗酸化栄養素」という意味です。

果物には独特のいい香りと美しい色がありますが、この成分こそがファイトケミカルなのです。何千種類もあるファイトケミカルですが、どの種類のものも組織の酸化を防ぐ働きをもっています。さらに抗ガン作用のあるものもたくさんあります。

ファイトケミカルは、ビタミンでもミネラルでもなく、カロリーもないためエネルギl源にもなりません。摂らないからといってすぐ病気になるというわけではありませんが、私たちの健康を保ち、若さを維持するためには欠かせない存在なのです。ファイトケミカルには、カロチノイド系ファイトケミカル(600種類以上)、フラボノイド系ファイトケミカル(4000種以上)などがあります。

カロチノイド系ファイトケミカルには、β カロチン( キウイフルーツ、パパイヤ、マンゴー、アンズなどに多く含まれる)、リコピン(グレープフルーツ、アンズなどに多く含まれる) などがあります。

中でもリコピンには、効果的な抗ガン作用があることがわかっていて、注目を集めています。果物ではありませんが、完熟したトマトには特にこのリコピンが多く含まれています。フラボノイド系ファイトケミカルには、ポリフェノール(リンゴ、ブドウの皮、ブルーベリーなどに多く含まれる)、フラボノール(リンゴやカキに多く含まれる)、緑茶に多く含まれることで有名なカテキンなどがあります。

果物にはファイトケミカルはもちろん、新鮮な酵素、ビタミン各種(特にC、AやB群、葉酸も存在する)、ミネラル各種(特に鉄、カリウム)、食物繊稚が豊富に含まれています。

まさに素晴らしい完全栄養食だといえるでしょう。しかし「果物を食べると太る」という間違った定説を信じている人も多いようです。

確かに果物は甘いので、食べ過ぎは糖分の摂り過ぎにつながるように思えます。ただ果物に含まれている糖分は、白砂糖などに含まれるショ糖ではなく、質のいい果糖が中心です。

カロリーも全般的に低めなので、果物を食べたから太るということはありません。また果糖はインスリンの反応とは無縁なので、糖尿病の原因にはなりません。

糖尿病の方たちにも、食事療法で朝食に果物を摂ることをすすめているところは多数あります。

国連食糧農業機関(FAO) の「1人1日あたりの果物供給量」の統計によれば、日本は33カ国中、ワースト5位です。

日本では「果物は噂好品」という考えがまだまだ根強いようですが、酵素栄養学の立場からいえば、果物は私たちの食事に絶対に欠かせない食品です。

果物は食後ではなく、「食前に果物だけを単独で食べる」ようにしましょう。デザートとして炭水化物やタンパク質を摂った後に食べると、胃腸の中で腐敗や発酵が起きることがあるからです。

特に消化器官がまだ目覚めていない朝食のメニューには、果物は最適です。果物は消化がとてもよく(胃の中の停留時間は20分以内)、しかも果糖がすぐに脳のエネルギー源になってくれます。みなさんも、ぜひ朝食に果物を摂る習慣をつけてみてください。果物特有のいい香りで気分もスッキリして、快適な1日のスタートを切ることができると思います。

安全な果物を選ぶにはこちらです。

体をサビさせる「活性酸素」を、酵素で撃退する

1956年、アメリカのネブラスカ大学のハーマン教授は「人間は体内で発生するフリーラジカルにより老化が進行し、病気になり、死に至る」という「フリーラジカル(活性酸素) 理論」を史上初めて発表しました。

それから50年以上の年月が経ちましたが、この理論はすたれるばかりか、ますます人々に支持されるようになってきました。

さらにアメリカの医科大学でも、完全といってよいほど、認められるようになりました。活性酸素をひと言でいうと「サビ」であり、「酸化されて出現する毒」のことです。例えばリンゴをすりおろして放置しておくと、1分も経たないうちにリンゴおろしは赤茶けてきます。むき出しの鉄は、時間がたつと錆びついてきます。

これらの変化こそが「酸化」であり、活性酸素による害毒なのです。人間の体の中でも活性酸素は、加齢とともに産生されやすくなつていきます。特に多いのが、スーパーオキシド、過酸化水素、一重項酸素、ハイドロキシラジカル、過酸化脂質の5つです。

そして体内で発生した活性酸素は、細胞を破壊して回り、さまざまな病気や体の痛みを引き起こす元凶となります。例えば体内のガン抑制遺伝子を攻撃すると、ガン遺伝子が野放しになり、ガンが生じます。

また油のうちLDLコレステロールが活性酸素によって酸化されると、酸化コレステロールとなり、これが原因で動脈硬化が進行するといわれています。

活性酸素はガンをはじめ、糖尿病、脳卒中、心筋梗塞、高血圧、膠原病、神経疾患などあらゆる病気の発症に関わっています。風邪ですら、活性酸素が原因で起こるのです。

ただし人間の体の中では、活性酸素(フリーラジカル) という酸化物は、常に出たり消えたりしています。活性酸素は元々は体内に侵入してきた細菌やウィルスをやっつける大切な防御機能として出現するのであって、「悪」とばかり決めつけられない気もします。

外敵が侵入したときに、活性酸素は即座に作られ、速やかにそれを攻撃して消去させるわけですが、外敵が多すぎると大量に発生せざるを得なくなります。そして過剰に作られた活性酸素が居残り、今度は自分の体をやっつける恐ろしい敵になってしまうのです。

このように人間にとって「必要悪」ともいえる活性酸素を体内で暴れさせないためには、「抗酸化物質」であるビタミン(C 、E 、B2 など) や多くのミネラル、ファイトケミカルなどが効果的です。

そしてこれらの栄養素を効果的に摂るには、新鮮な野菜や果物がいちばんなのです。やはり活性酸素の害から体を守るのにも、「野菜と果物を生で食べる」ことが大きなカギを握っているのです。

関連情報:

  1. ビタミンc
  2. ビタミンE
  3. ビタミンB2

ガンやリウマチを引き起こす腸内環境を、酵素で解決する

よい便を出すことは、私たちの健康に必須ですが、腸は消化・吸収・排泄の作用だけでなく、さまざまな働きをしています。

腸では私たちの体を守るうえで欠かせない、免疫を作る作業が行われています。特に小腸・空腸・回腸には、全身の7割もの免疫場が存在することが、最近の研究で解明されてきました。

大腸にも全身の1割もの免疫場が存在します。また人間の大腸には、400~500種類、100~400兆個もの細菌がすみついています。腸内の細菌には大きく分けてビフィズス菌や乳酸菌などの体にいい影響を与える「善玉菌」と、クロストリジウム(ウェルシュ菌) や大腸菌などの悪い影響を当たる「悪玉菌」、そしてどちらか優性な方につく「日和見菌」の3種類があります。

腸内環境は、食べ物や生活習慣によって、大きく左右されます。腸内細菌の総量はほぼ決まっているため、善玉菌が増えれば悪玉菌は減ります。しかし悪玉菌が増えれば、善玉菌は減ってしまいます。

善玉菌は体内に侵入してきた細菌や毒素を殺したり、排泄してくれます。化学物質や発ガン物質の排除までも行っていて、私たちの体を病気から守ってくれている存在なのです。

一方の悪玉菌は、さまざまな病気や痛みを引き起こす元凶になります。例えば、膠原病(特に慢性リウマチ) は、この腸の中の悪玉菌であるウェル集菌と大腸菌のo- 一四株の抗原抗体反応が原因であることがわかってきました。

またガン患者と健康な人の腸内の細菌を比較してみると、ガンの人の便にはウェルシュ菌などの悪玉菌が3割も含まれ、健康な人の便には4~6パーセントしか含まれていないというデータがあります。

腸内環境を悪化させる原因になる食べ物やライフスタイルは、次のようなものです。

  1. 白砂糖、あるいは白砂糖を使った菓子(和、洋、スナック)、チョコレートなど。
  2. 酸化した抽(古い抽、調理してから時間がたった抽、はじめから酸化した油で揚げたり
    妙めたりしたもの( いわゆる外食で食べるものは、ほぼこれに該当)
  3. トランス型油( マーガリン、ショートニング他)
  4. リノール酸油の過剰摂取 油はエキストラバージンオイルがおすすめです。
  5. 動物性タンパク質(肉、魚、卵)の摂り過ぎ
  6. 高GI食品の過剰摂取
  7. 牛乳の飲み過ぎなど、タンパク質の過剰摂取
  8. 酵素のまったく入っていない食事(加熱したものばかりを食べる)酵素入り青汁などを積極的に摂りましょう
  9. 食物繊維、ミネラル、ビタミンの極めて少ない食事 ビタミン・ミネラル不足がおきる理由
  10. 午後8時以降の食事 夕食が遅い人のための教科書
  11. 抗生剤を始めとする化学薬剤の摂取 抗生物質の乱用で腸内環境が悪化自己治癒力が低下
  12. 喫煙、お酒の飲み過ぎ

このような食生活やライフスタイルを続けていると、腸内が汚れ、悪玉菌がどんどん優位になっていきます。そして、悪玉菌優勢の状態が日々続くと、次のようなことが起こつ
てくるのです。

  1. 悪玉菌が増えた結果、タンパク質が分解されて、アンモニア、硫化水素、アミンなどの大変毒性の高い悪臭のある物質が増えていく。
  2. チラミンという高血圧を誘発する有害物質が産生される。
  3. アミンが硝酸と反応して、ニトロソアミンという大変毒性の強い物質を産生し、大腸ガンをはじめ、あらゆるガンの元となる。
  4. 病原菌など有害な物質が増えると、これを排出しようとして下痢が頻繁に起こる。逆に善玉菌の減少が引き金となつて、一時的に便秘になることもある。この場合、便が出るときは悪臭の強い下痢便のことが多い。そして数日の便秘→ 悪臭の下痢が繰り返される。
  5. 善玉酵素は善玉菌の中から生じるため、善玉酵素の産生が極めて低下し、ますます消化不良が起こるようになる。
  6. 悪玉菌や有害菌によって腸管に炎症が起こり、小腸では「腸管透過性克進(リーキーガット症候群)」が起こる。腸管透過性克進が起きると、普通は吸収されない大きなサイズの分子を血液中に腸壁から取り込んでしまい、さまざまな体調不良が起こる原因になる。
  7. 腸管が炎症を起こすと活性酸素がたくさん産生されるようになり、あらゆる病気や痛みを引き起こす原因となる。

では、どうしたら腸内環境を守り、健康でいることができるのでしょうか?それには先にあげた悪しき食習慣・ライフスタイルを改め、酵素たっぷりの食生活に変えることがいちばんです。

ビタミンやミネラル、食物繊維なども、腸内環境を撃えるのに、欠かせない栄養素です。

また定期的に半断食をして、腸を休ませてあげることも、腸内細菌叢のバランスをよくすることに役立ちます。私たちが食べているものが、体の中でもっとも大切な免疫器官である腸を痛めつけ、さまざまな病気にかかりやすい体にしてしまうということを、よく覚えておいてください。

食物繊維たっぷりの食事で快便体質になると酵素はさらに吸収される

よい便を出す食物の条件は、次の5点です。

1.食物繊維の量が多い
よい便を作るのに、食物繊維は欠かせません。食物繊維は栄養素を搾り取った食物の残りカスを集め、便としてまとめるのに不可欠な材料だからです。
食物繊維が多い食事をすると、排便量が増えると同時に、食物の腸内通過時間が短くなります。食物が腸内に残って腐敗することが少なくなり、腸がきれいな状態を保てます。
2.良質な油がしっかり含まれている
油が不足すると、便がスムーズに出なくなつてしまうことがあります。油には繊維で固まった便をスムーズに移動させ、体外に排出する役割があるのです。とはいっても、油が多く繊維が足りないと下痢を起こします。大切なのは繊維と油のバランスです。
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3.質のいい水分が多い
便の80%は水分でできているので、水分不足だとパサパサな便になってしまいます。体にいい水をあげるならアルカリイオン水です。
4.食物酵素が多い
酵素たっぷりの生野菜や果物などを食べていると、便通はよくなります。また発酵食品(漬け物、ヨーグルトなど) にも生きた酵素が含まれているので、よい便を作るのに効果的です。酵素により消化がよくなり、しっかりと便が形成されるからです。
5.体温を上げる
体温が低いと、腸のぜん動運動はきわめて少なくなります。温泉にゆっくりつかる、岩盤俗に行く、などして体を温めると、ぜん動運動が活発になって腸の働きがよくなり、便が出やすくなります。体温を上げるにはこちらです。

この5つの中で、もっとも重要なのが「食物繊維」です。食物繊維は消化されないため、以前は人間にとって不要なものと考えられていました。

しかし最近では、食物繊維の不足は便秘や下痢などの便通の異常はもちろん、大腸ガンの発症と密接な関係があることがわかってきたのです。

スコットランド人の多くは1日平均9 gの食物繊維しか摂っていないのですが、そのためか世界でいちばん大腸ガンでの死亡者数(人口10万人当たり) が多くなっています。その一方で、食物繊維を1日あたり36 g摂取しているアフリカの人々は、大腸ガンの発生率がスコットランド人の10分の1以下になっています。

日本でも最近、大腸ガンにかかる人が大変増えてきています。この背景には動物性タンパク質の摂取過剰と同時に、食物繊維を摂る量が以前に比べて減ってきていることがあります。

食物繊維をしっかり摂ることは、大腸ガンの予防に繋がります。ぜひ、意識して食物繊維が多く含まれる食品を食べるようにしてください。また食物繊維には、もうひとつの大きな効能があります。

最近の研究で、食物繊維には食後の一時的な高血糖と、それに伴うインスリンスパイク(インスリン過剰出現)を抑える効果があることがわかってきました。

白米や菓子パン、砂糖を使った甘い菓子、うどん、ラーメンなどの繊維のないものをたくさん食べると、食後一時的に血糖値が上昇します。そして、この血糖値を下げようとしてインスリンが出現します。この高血糖1 インスリンスパイクが頻繁に起こると、糖尿病や高血圧、高脂血症などのさまざまな病気にかかりやすくなるのです。食物繊維をしっかり摂っていれば、これを予防することができます。

食物繊維は野菜に豊富に含まれますが、特にカボチャ、たけのこ、ブロッコリー、キャベツ、ニンジン、ゴボウ、タマネギなどは繊維質が多くなっています。

サツマイモ、サトイモ、ジャガイモなどのイモ類も繊維質は豊富です。果物(キウイフルーツ、西洋ナシ、あんず、パパイア、リンゴなど) や豆類(インゲン豆、そら豆、小豆、大豆など)、海藻類(ひじき、昆布、ワカメなど) は特に、食物繊維を摂るのにおすすめの食品です。

これらの食材を、毎日の食事メニューに意識的に取り入れるようにしていきましょう。

どうしても食物繊維がとれない場合は、イサゴールなどの健康食品で代用します。