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「痛み」は、酵素減少を知らせる体からの警告でもある

痛みがあるのは、とてもつらいことです。できれば、痛みを感じないで一生過ごすことができれば言うことありません。しかし体に痛みが出るということは、体からあなたへ何らかのサインが送られているということでもあるのです。

痛みは体からの酵素減少のサイン

何の自覚症状もなく症状がいつの間にか進行し、気づいたときには治療の施しようがないという症例は、結構多いものです。肝臓ガンなどはその顕著な例で、痛みがないために病気であることに気づかず、人間ドックに入って初めてわかったときにはすでに手術もできない状態だったという詰もよく耳にします。

痛みがあるときは、「なぜこんなつらい思いをしなければいけないのか?」と感じることでしょう。しかし、自分に「健康を見直すきっかけが与えられた」と考えてみてはいかがでしょうか?

痛みの原因を考えることで自分の今までの食生活やライフスタイルを省みて、より健康に過ごすためのノウハウを身に着けていくことができれば、痛い思いをした体験も無駄にはならないはずです。前に述べたことのおさらいになりますが、私たちが痛みを感じるのは「内臓体壁反射」があるからです。そして「内臓体壁反射」を起こす原因には、

  1. 血流の悪化(微小循環不全)
  2. エネルギー回路の回転不足
  3. ミネラルバランスの悪化
  4. 活性酸素の出現
  5. 気の流れの悪化
  6. プラスイオン過剰の生活

の6つになります。
そしてこれらの6つの原因のすべては、「酵素不足」と深く関係があるのです。ここでそれぞれの原因について、説明をしておきましょう。

1.血流の悪化( 微小循環不全)

肉などの動物性タンパク質や、ショ糖(白砂糖など)、質の悪い抽を多量に摂る食生活を続けていると、体にはさまざまな弊害が起こってきます。その最たるものが、体内の血流が悪くなり、体の末梢まで血液が行き届かなくなる「微小循環不全」です。

肩こりや頭痛、手足のしびれなどは、これが原因で起こります。肉類に含まれる動物性タンパク質は、人間の胃腸が消化するのに手間がかかります。そのため多量に食べるとタンパク質の消化不良が起こり、胃炎や腸炎を起こしやすくなります。また消化されなかったタンパク質のかけらで赤血球がくっついて連なり、ルロー( =連銭形成) が起こり、末梢の血管まで血液が行き届きにくくなってしまいます。
砂糖や質の悪い抽も血液をドロドロにし、血行を悪くする原因となります。腰痛や頭痛、肩こりやしびれなどは、これによって起こるのです。

2.エネルギー回路の回転不艮

酵素の足りない食生活を送っていると、体内の代謝酵素が不足し、「代謝不全」の状態に陥ります。すると、細胞内のエネルギーをうまく回転させることができなくなってきて、乳酸という疲労物質ができやすくなります。乳酸は筋肉を岩のように硬くし、収縮させるため、筋肉痛が起こりやすくなります。つまり激しい筋肉痛が起こりやすい人は、体内の酵素が不足しているのです。

3.ミネラルバランスの悪化

人間の体には、さまざまなミネラルが必要です。なかでもマグネシウムは細胞本来の働きをよくし、異常な細胞を正常化する役割を担っています。また酵素の働きを最大限に引き出す「補酵素」の役割もしているため、マグネシウムが不足すると代謝が悪くなります。
筋肉の緊張とリラックスのコントロールをしているのもマグネシウムなので、これが不足すると筋肉痛が起こりやすくなります。またマグネシウムが足りていないと、カルシウムを体内にうまく取りこみにくくなり、骨がもろくなってしまいます
ミネラル不足は、骨粗鬆症や椎間板ヘルニアなどを引き起こす元凶でもあるのです。
現代人が必要とするミネラル「カルシウム」「マグネシウム」はにがりで補える

4.活性酸素の出現

活性酸素が、ガンや動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす引き金になることはご存知の方も多いと思います。酵素不足の食生活をしていると、活性酸素が体内にできやすくなります。活性酸素が増えると筋肉を収縮させたり、炎症を起こし、痛みが発生しやすくなります。
呼吸で取り込んだ酸素が有害な悪玉酸素に化ける

5.気の流れの不良

東洋医学では、人間の体内には「気」がめぐっていて、これが滞ると病気になると考えられています。酵素不足の生活はこの「気」を弱めてしまうため、痛みを生む原因になってしまうのです。

6.プラスイオン過剰の生活

プラスイオンは活性酸素を増やして細胞破壊、筋肉収縮、神経損傷を引き起こし、強い痛みを発生させます。現代人の生活はパソコンや携帯電話など電磁波が多く、プラスイオンに満ちています。衣服やグッズなどでマイナスイオンを取り入れたいものです。

このように体に痛みが出る背景には、さまざまな原因があります。またそれぞれの原因は別々に起こるのではなく、密接に絡み合っています。

例えば体内に活性酸素が出現すると血行が悪くなり微小循環不全が起こり、これがもとでエネルギー回路の回転不良が起こり、筋肉の収縮が起こり、痛みが発生する。またはミネラルバランスが悪化するとエネルギー回路の回転不良が起こり、微小循環不全につながり、神経圧迫が起こり、痛みが発生します。

こういった悪循環に陥ると、さらに痛みは慢性化し、治りづらくなっていってしまうのです。痛みを感じたら「自分はもしかして酵素不足の生活をしているのかもしれない」と、疑つてみてください。そして、酵素不足を解消する努力をしていけば、必ず痛みを克服することができると私は確信しています。

老化を防ぐにはどのようにしたら活性酸素を減らせるかのヒントが隠れています。

痛み止めは毒になる

鎮痛剤は、急性の痛みには大きな効果を発揮します。しかし、その効果は長続きしません。慢性の痛みがある場合は、鎮痛剤を飲み続けないと、痛みから解放されることはありません。

根本的な痛みの原因の治療をせずに、鎮痛剤ばかりに頼っていると、あなたの体は薬の飲み過ぎによって、第二、第三の別の不調に悩まされることになりかねません。

「西洋医療は病気を根本から治す医療ではない」のです。例えば高血圧症の治療の場合ですが、主治医から、「一生を通じて降圧剤を飲みなさい」といわれるのではないでしょうか? これは、一度高くなった血圧は下がることはないから、死ぬまで薬でコントロールしなさいということです。

コントロールといえば聞こえはいいのですが、極論すれば「死ぬまで薬を飲みなさい」ということになります。このように、病気の根本原因を治そうとせず、薬で病気からくる症状を抑える「対症療法」が、西洋医療の基本的な考え方なのです。しかし西洋医療で処方される薬というのは、自然界にない化学物質を使ったものが大半で、これは長年服用を続けると、人体にとっては「毒」になる危険性が高いのです。これで困るのは、患者さんご本人です。なぜなら、「この病気を治したい」と思って、熱心に医師の治療方針に従っているうちに、長期間にわたって薬漬けの状態に陥ってしまうからです。

西洋医療で処方される薬をずっと服用していると、その副作用で体にさまざまな変調が起こってきます。そして余病(ある病気にともなって起こる、新しい病気)が出てくる場合も、珍しくありません。

「今までの薬では治らない病気が治る可能性がある」といえば聞こえはいいのですが、副作用などのデータが十分でないうちに新しい薬を飲まされるのでは、ご本人やその家族はたまったものではありません。痛みがあるときに処方される鎮痛剤も、長期間服用し続けると、胃潰瘍になったり、ひどい胃痛や胃炎に悩まされることになります。また手足がひどく冷えるようになり、最悪の場合はガンになることもあるのです。

痛みがつらい、しんどい、我慢できない(解熱鎮痛薬)

改善しない慢性的な痛みには内臓の問題が隠れているケースが多い

背中や腰、首などに痛みがあるとき、整形外科を受診します。整形外科では、痛みの原因を「骨の変形による脊髄神経の圧迫」と診断されることが多いものです。

肩がこるのは頚椎、両手がしびれるのは頚椎上部、坐骨神経痛は腰椎、こういった場所の骨が、変形や圧迫骨折やヘルニアによって神経を圧迫して起こるという考え方です。

確かに坐骨神経痛や本当にひどいヘルニアの場合は、骨の変形が原因なのでしょう。しかし実はこういった見方は、実に一面的といわざるを得ません。「他に何か原因があるというのか? 」と聞かれれば、実はもっと大きな原因があるのです。

ガンや狭心症、心筋梗塞、胃潰瘍などの病気を患っている方の中には、背中や腰や肩や首などが痛くなる人がたくさんいます。これを「内臓体壁反射」といいます。「内臓体壁反射」とは、慢性的な疾患が元となってその病気の部位に相当する体の筋肉が収縮し、神経が圧迫されたり、引っ張られたりして痛みやこり、しびれが起きることです。

内膜の不調が体の他の部分の痛みとなって出ることは、たくさんの方を診てきて、とてもよくわかります。また重篤な病気だけでなく、もっと軽症の胃炎や大腸炎、便秘や下痢、食べ過ぎや不眠、ストレス、生理痛や子宮筋腫、慢性疲労などでも「内臓体壁反射」は起こります。

特に起きやすいのは、慢性疾患がある場合です。長い年月、慢性的に病気があるという人は、ほとんどの場合どこかしらが痛かったりしびれたりするものです。内臓(特に食道、胃、小腸、大腸など)のどこかに炎症がある場合は、首や肩、背中などが痛いという人がとても多いです。

この痛みが出る場所と内臓などの炎症が起きている部位には、以下の表のような相関関係があります。

食道・胃
胃・幽門部
首~背部上部
十二指腸
背部上部
空腸・回腸
背部全体
上行結腸
右肩、右腰、右胸部、右背部
横行結腸
胸、首上部、眼、耳
下行結腸
左肩、左腰、左腎部、左背部、腰全体
S字結腸
腰全体、腰、下部、膝
直腸
左膝、腰部、尾てい骨、子宮、下腹部
腎臓・副腎
背部の一部、尾てい骨

食道や胃に炎症がある人は、首が痛む。十二指腸に潰瘍などができると、背中の上部が痛む。直腸やS字結腸に炎症がある人は、腰痛や膝の痛みに悩んでいる人が多い。

こういった症状はほとんど誰も同じように生じます。中には、横行結腸と頭部のように、離れた場所が痛む場合もあります。単純に「腸が悪ければ、下腹部が痛む」と思いがちですが、意外と遠い部位に「内臓体壁反射」が出ることもあるのです。「年だから膝が痛いのはしょうがない」「デスクワークのし過ぎで肩こりがひどくなって、首が痛くなっているんだ」などと自己診断して、慢性的な痛みを放っておくことは絶対に避けましょう。

そのままにしておくと、痛みが悪化するだけでなく、実は体内の臓器に起こっている病気まで進行してしまう場合もあるのです。内臓体壁反射の根本原因は、

  1. 悪しき食事
  2. 間違ったライフスタイル
  3. 電磁波
  4. 過剰なストレス

の4つです。なかでも最大の原因は、悪しき食事でしょう。栄養失調、栄養のアンバランス、毒性物質の摂取は悪しき食事の典型例です。

痛みから解放されるには、まず食生活の見直しが重要なのです。

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