半断食( ファスティング)は、痛みや疲れに効果大

体が疲れたり、ひどい肩こりや腰痛、頭痛などに悩まされているときには、半断食( ファスティング) をするのがおすすめです。

「断食」というと、水以外は何も口にしないというイメージがあるかもしれません。しかしおすすめしている断食方法は、少量のすりおろした野菜や果物などを食べながら行う「半断食」です。

絶食に近い断食は、家庭ではなかなかうまくできません。また自己流でやるのは危険を伴うので、専門の病院や施設でしっかり指導を受けながら行うようにしたいものです。

では半断食をすると、どのような変化が体に起こるのでしょうか?

まず腸内腐敗が改善され、宿便が出て、腸内の善玉菌がどんどん増えてきます。半断食をしたら、驚くほど大量の便が出たという人はたくさんいます。そして腸内環境がよくなってきて、血液はサラサラになり、体の隅々まで行き渡るようになります。さらにこのことによって、エネルギー回路が円滑に回転し始め、筋肉の痛みを生み出す乳酸成分は極めて減少します。

また野菜に含まれるマグネシウムが細胞に入ることから、ますます痛みは少なくなっていきます。活性酸素も、ほとんど体内で発生しなくなります。

このような総合的な効果により、痛みやコリ、しびれなどは半断食を始めてしばらくすると急速によくなっていき、体の疲れやだるさもほとんどなくなっていきます。

なお強い痛みがある場合は、痛みを直接とる物理的療法も同時に行うと、さらに効果的です。

半断食を行って、免疫力を取り戻し、見事に病気から立ち直る方はたくさんいます。半断食はガンや糖尿病、リウマチなどの重篤な病気にも、大きな効果がある治療法なのです。

現代人の病のほとんどの理由は、食べ過ぎからきているといっても過言ではありません。半断食を定期的にすることで、胃腸の調子はよくなり、さらに自然なダイエット効果も期待できます。

特に病気などではないという人も、2週間に1度くらいのペースで半断食をしてみましょう。

女性ならば、肌も美しくなるので、一石二鳥です。

日頃からよく噛んで食べる習慣も大切です。
よく噛んで食べるという咀嚼健康法