禁煙、早寝早起き、ウォーキングで「酵素力」を最大限にまで高める

今やガンは、日本人の2人に1人がかかるといわれる国民的な病気です。ガンになぜかかるといえば、次のよな原因があります。

まずは「喫煙」の習慣です。タバコの煙には、発ガン物質を含む400種類以上の有害物質が含まれています。喫煙者はタバコを吸わない人に比べて、肺ガンになる確率が2~4倍以上も高くなるといわれています。

今年こそ禁煙と思っている方はこちらです。

また肺だけでなく、胃や食道のガンにも確実に影響があり、大腸ガンや乳ガンといった他の臓器のガンにも少なからぬ影響を与えています。そして、タバコの害と同じくらいガン発生の要因に関わってくるのが「食事」です。

タンパク質の過剰摂取は特にガンとの関連性が強く、加熱調理した肉ばかり食べて、生野菜や果物などの生の食物をほとんど摂らない人は、大腸ガンにかかるリスクが高くなります。

また度を過ぎた飲酒も、肝臓や大腸、食道のガンを発生する原因になります。このようなガンを発生させる生活習慣をなるべく改善するのと同時に、予防に効果がある生活習慣を身につけることも、私たちの健康を守るうえでは欠かせません。

ガンの予防法として、最も効果が高いのが、「適度な運動」です。デスクワークで1日中座りっぱなしというような人は、特に体を動かす習慣をつけたいものです。

手軽にできて、効果的なのはウォーキングで、確実にガンの予防につながります。1日1回、最低でも45分以上、少し早足で歩くのが理想的です。この時、少し歩幅を大きくして、3 mくらい先を見て歩くと、より効果が上がります。

負荷をかけるために、リュックサックを背負い、その中に1~2 kmのものを入れて歩くとさらにいいでしょう。しっかり歩けば、脂肪を燃やす有酸素運動になるので、メタポリック症候群をはじめ、あらゆる生活習慣病の予防につながります。忙しくてまとまった時間がとれないという人も、通勤の往復に1駅か2駅分、歩く距離を増やしてみる。駅のホームの昇り降りに階段を使うようにする(できればつま先で昇り降りすると効果的です)。

また休みの日は、緑の多い公園などで景色を楽しみながら、1時間くらい歩いてみる。このように、できる範囲でかまわないので、運動する習慣をつけましょう。早足でするウォーキングは、運動不足解消はもちろんですが、骨や筋肉を強くして足腰を鍛えたり、心肺機能を高めるのに役立ちます。

また汗をかいて新陳代謝がアップするので、体内の老廃物の排出も促されます。早寝早起きの習慣も、基本的なことですが、ガンをはじめ、さまざまな病気の予防には欠かせません。

夜8時から朝4時までは、「吸収と代謝の時間帯」で、体内に溜まった毒素や老廃物、疲労物質などを排泄し体の修復をする時間帯です。この時間帯にしっかり睡眠をとると、質の高い眠りになり、疲労回復はもちろん、潜在酵素の温存にも役立ちます。

禁煙、適度な運動、質の高い睡眠は、ガンの発生リスクを下げると同時に、ほかの生活習慣病を予防する効果も高いものです。また代謝をよくして、酵素の無駄づかいを減らすことにつながるので、あなたの体内酵素を温存することができます。

ヘビースモーカー、夜更かし朝寝坊をしがちな人、運動をまったくしない人は、ぜひ少しでも生活習慣を変える努力をしましょう。