月別アーカイブ: 2020年2月

ガンやリウマチを引き起こす腸内環境を、酵素で解決する

よい便を出すことは、私たちの健康に必須ですが、腸は消化・吸収・排泄の作用だけでなく、さまざまな働きをしています。

腸では私たちの体を守るうえで欠かせない、免疫を作る作業が行われています。特に小腸・空腸・回腸には、全身の7割もの免疫場が存在することが、最近の研究で解明されてきました。

大腸にも全身の1割もの免疫場が存在します。また人間の大腸には、400~500種類、100~400兆個もの細菌がすみついています。腸内の細菌には大きく分けてビフィズス菌や乳酸菌などの体にいい影響を与える「善玉菌」と、クロストリジウム(ウェルシュ菌) や大腸菌などの悪い影響を当たる「悪玉菌」、そしてどちらか優性な方につく「日和見菌」の3種類があります。

腸内環境は、食べ物や生活習慣によって、大きく左右されます。腸内細菌の総量はほぼ決まっているため、善玉菌が増えれば悪玉菌は減ります。しかし悪玉菌が増えれば、善玉菌は減ってしまいます。

善玉菌は体内に侵入してきた細菌や毒素を殺したり、排泄してくれます。化学物質や発ガン物質の排除までも行っていて、私たちの体を病気から守ってくれている存在なのです。

一方の悪玉菌は、さまざまな病気や痛みを引き起こす元凶になります。例えば、膠原病(特に慢性リウマチ) は、この腸の中の悪玉菌であるウェル集菌と大腸菌のo- 一四株の抗原抗体反応が原因であることがわかってきました。

またガン患者と健康な人の腸内の細菌を比較してみると、ガンの人の便にはウェルシュ菌などの悪玉菌が3割も含まれ、健康な人の便には4~6パーセントしか含まれていないというデータがあります。

腸内環境を悪化させる原因になる食べ物やライフスタイルは、次のようなものです。

  1. 白砂糖、あるいは白砂糖を使った菓子(和、洋、スナック)、チョコレートなど。
  2. 酸化した抽(古い抽、調理してから時間がたった抽、はじめから酸化した油で揚げたり
    妙めたりしたもの( いわゆる外食で食べるものは、ほぼこれに該当)
  3. トランス型油( マーガリン、ショートニング他)
  4. リノール酸油の過剰摂取 油はエキストラバージンオイルがおすすめです。
  5. 動物性タンパク質(肉、魚、卵)の摂り過ぎ
  6. 高GI食品の過剰摂取
  7. 牛乳の飲み過ぎなど、タンパク質の過剰摂取
  8. 酵素のまったく入っていない食事(加熱したものばかりを食べる)酵素入り青汁などを積極的に摂りましょう
  9. 食物繊維、ミネラル、ビタミンの極めて少ない食事 ビタミン・ミネラル不足がおきる理由
  10. 午後8時以降の食事 夕食が遅い人のための教科書
  11. 抗生剤を始めとする化学薬剤の摂取 抗生物質の乱用で腸内環境が悪化自己治癒力が低下
  12. 喫煙、お酒の飲み過ぎ

このような食生活やライフスタイルを続けていると、腸内が汚れ、悪玉菌がどんどん優位になっていきます。そして、悪玉菌優勢の状態が日々続くと、次のようなことが起こつ
てくるのです。

  1. 悪玉菌が増えた結果、タンパク質が分解されて、アンモニア、硫化水素、アミンなどの大変毒性の高い悪臭のある物質が増えていく。
  2. チラミンという高血圧を誘発する有害物質が産生される。
  3. アミンが硝酸と反応して、ニトロソアミンという大変毒性の強い物質を産生し、大腸ガンをはじめ、あらゆるガンの元となる。
  4. 病原菌など有害な物質が増えると、これを排出しようとして下痢が頻繁に起こる。逆に善玉菌の減少が引き金となつて、一時的に便秘になることもある。この場合、便が出るときは悪臭の強い下痢便のことが多い。そして数日の便秘→ 悪臭の下痢が繰り返される。
  5. 善玉酵素は善玉菌の中から生じるため、善玉酵素の産生が極めて低下し、ますます消化不良が起こるようになる。
  6. 悪玉菌や有害菌によって腸管に炎症が起こり、小腸では「腸管透過性克進(リーキーガット症候群)」が起こる。腸管透過性克進が起きると、普通は吸収されない大きなサイズの分子を血液中に腸壁から取り込んでしまい、さまざまな体調不良が起こる原因になる。
  7. 腸管が炎症を起こすと活性酸素がたくさん産生されるようになり、あらゆる病気や痛みを引き起こす原因となる。

では、どうしたら腸内環境を守り、健康でいることができるのでしょうか?それには先にあげた悪しき食習慣・ライフスタイルを改め、酵素たっぷりの食生活に変えることがいちばんです。

ビタミンやミネラル、食物繊維なども、腸内環境を撃えるのに、欠かせない栄養素です。

また定期的に半断食をして、腸を休ませてあげることも、腸内細菌叢のバランスをよくすることに役立ちます。私たちが食べているものが、体の中でもっとも大切な免疫器官である腸を痛めつけ、さまざまな病気にかかりやすい体にしてしまうということを、よく覚えておいてください。

食物繊維たっぷりの食事で快便体質になると酵素はさらに吸収される

よい便を出す食物の条件は、次の5点です。

1.食物繊維の量が多い
よい便を作るのに、食物繊維は欠かせません。食物繊維は栄養素を搾り取った食物の残りカスを集め、便としてまとめるのに不可欠な材料だからです。
食物繊維が多い食事をすると、排便量が増えると同時に、食物の腸内通過時間が短くなります。食物が腸内に残って腐敗することが少なくなり、腸がきれいな状態を保てます。
2.良質な油がしっかり含まれている
油が不足すると、便がスムーズに出なくなつてしまうことがあります。油には繊維で固まった便をスムーズに移動させ、体外に排出する役割があるのです。とはいっても、油が多く繊維が足りないと下痢を起こします。大切なのは繊維と油のバランスです。
エキストラバージンオイルはこちら
3.質のいい水分が多い
便の80%は水分でできているので、水分不足だとパサパサな便になってしまいます。体にいい水をあげるならアルカリイオン水です。
4.食物酵素が多い
酵素たっぷりの生野菜や果物などを食べていると、便通はよくなります。また発酵食品(漬け物、ヨーグルトなど) にも生きた酵素が含まれているので、よい便を作るのに効果的です。酵素により消化がよくなり、しっかりと便が形成されるからです。
5.体温を上げる
体温が低いと、腸のぜん動運動はきわめて少なくなります。温泉にゆっくりつかる、岩盤俗に行く、などして体を温めると、ぜん動運動が活発になって腸の働きがよくなり、便が出やすくなります。体温を上げるにはこちらです。

この5つの中で、もっとも重要なのが「食物繊維」です。食物繊維は消化されないため、以前は人間にとって不要なものと考えられていました。

しかし最近では、食物繊維の不足は便秘や下痢などの便通の異常はもちろん、大腸ガンの発症と密接な関係があることがわかってきたのです。

スコットランド人の多くは1日平均9 gの食物繊維しか摂っていないのですが、そのためか世界でいちばん大腸ガンでの死亡者数(人口10万人当たり) が多くなっています。その一方で、食物繊維を1日あたり36 g摂取しているアフリカの人々は、大腸ガンの発生率がスコットランド人の10分の1以下になっています。

日本でも最近、大腸ガンにかかる人が大変増えてきています。この背景には動物性タンパク質の摂取過剰と同時に、食物繊維を摂る量が以前に比べて減ってきていることがあります。

食物繊維をしっかり摂ることは、大腸ガンの予防に繋がります。ぜひ、意識して食物繊維が多く含まれる食品を食べるようにしてください。また食物繊維には、もうひとつの大きな効能があります。

最近の研究で、食物繊維には食後の一時的な高血糖と、それに伴うインスリンスパイク(インスリン過剰出現)を抑える効果があることがわかってきました。

白米や菓子パン、砂糖を使った甘い菓子、うどん、ラーメンなどの繊維のないものをたくさん食べると、食後一時的に血糖値が上昇します。そして、この血糖値を下げようとしてインスリンが出現します。この高血糖1 インスリンスパイクが頻繁に起こると、糖尿病や高血圧、高脂血症などのさまざまな病気にかかりやすくなるのです。食物繊維をしっかり摂っていれば、これを予防することができます。

食物繊維は野菜に豊富に含まれますが、特にカボチャ、たけのこ、ブロッコリー、キャベツ、ニンジン、ゴボウ、タマネギなどは繊維質が多くなっています。

サツマイモ、サトイモ、ジャガイモなどのイモ類も繊維質は豊富です。果物(キウイフルーツ、西洋ナシ、あんず、パパイア、リンゴなど) や豆類(インゲン豆、そら豆、小豆、大豆など)、海藻類(ひじき、昆布、ワカメなど) は特に、食物繊維を摂るのにおすすめの食品です。

これらの食材を、毎日の食事メニューに意識的に取り入れるようにしていきましょう。

どうしても食物繊維がとれない場合は、イサゴールなどの健康食品で代用します。

 

どんな便が出たら健康? 毎日の便をチェック

人間が健康を維持していくためには、質のいい栄養を食事から摂ることと同じくらい、いい排泄をすることが大切です。1日に何度も下痢をしたり、3~4日に一度しか排便がない。

このような下痢や便秘が習慣になってしまっている人は、腸内環境に問題があることが多いのです。「いい便が出ているかどうか」を毎日チェックすることは、健康管理に欠かせません。では、「いい便」とはどんな状態をいうのでしょうか? 「いい便」には、5つの条件があります。

1.イヤなにおいがしない臭いがしない
便は臭いもの」と思っている人は多いようですが、実はいい便はほとんどにおいがしないものです。便のにおいは、食物の内容と腸内環境の良し悪しによって変わってきます。悪臭がする場合は、トリプトファンフェノール、インドール、スカトールなどの毒性アンモニア代謝物が多くできている証拠です。これは肉などの動物性タンパク質の過剰摂取が原因です。毎日の便でわかる、白砂糖( ショ糖) の入ったお菓子類の食べ過ぎなどで起こります。においが少ない場合は、腸内にタンパク質の代謝物がほとんどなく、消化がきちんとされている証拠です。におわなければにおわないほど、健康な便だといえます。
2.適度な太さ、硬さ、長さがある
健康な人の便は、適度な水分を含んでいます。ウサギの糞のようなコロコロした便や、水のような下痢が出るときは要注意です。
水っぽい便は脂肪過多で起こりやすく、固い便は質のよい脂肪が不足しているときに出やすくなります。
適度な硬さのあるよい便は切れがよいので、トイレットペーパーで拭いたとき、ほとんど紙に便がつきません。またよい便は適度な水分が含まれているので、便器の中で水にプカプカ浮きませんが、完全に沈みもしないものです。太さと長さはバナナ1本分くらいが理想ですが、無理ならその半分くらいの長さでもいいでしょう。
3.色は黄褐色
黒っぼい便が続いている人は、胃腸のどこかで出血を起こしている可能性があります。特にコールタールのような便が出る場合は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃ガンなどの疑いがあります。ひとまず、こちらで自分で大腸ガンのチェックができます。血便がでている場合にはすぐに行いましょう。
また、胆のうに異常があると、胆汁が腸に排泄されなくなり、白っぽい便が出ることがあります。よい便の色は、黄色過ぎず、黒過ぎない黄褐色をしています。
4.最低1日1回は便通がある
毎日、朝の排泄の時間帯に便通があるのが正常なリズムです。よく「体質には個人差があるから、3日に1回でいい人もいる」などという人がいますが、これはとんでもない誤解です。現代人は食べ過ぎの傾向がありますから、1日に2~3回くらい排便があってもいいでしょう。
5.量は1日に300 g以上が理想
量は1日に300 g以上が理想日本人の平均的な1日の排便量は、125 gといわれています。食物繊維を多く摂っている人は量が増え、200~300 gくらいです。個人差がありますが、最低でも300 gくらいの便が出るといいし、500 g以上も出たら理想的です。
縄文時代の人間の平均寿命は、150歳を超えていたという学説があります。縄文人の便量は1日に700~1000 gもの多さだったといいますから、人間の寿命と便の量には比例関係があるのかもしれません。
便の中身についてはこちらです。

何時に食事を摂れば、酵素は浪費しないのか

仕事が終わるのが遅くなって夜中に食事をしたら、翌朝何となく胃が重い感じがした。朝ごはんを食べ過ぎたら、午前中から眠気に襲われて、仕事がはかどらなかった。

あなたは、そんな経験をしたことはありませんか?酵素を無駄づかいしないためには、何を食べるかに気をつけるのはもちろん、食事を摂る時間にも注意する必要があります。

ナチュラルハイジーン(アメリカで始まり、世界的に普及した自然健康法) の昔からの教えでは、人間の生理を3つの時間帯に分けています。

午前4時から正午までは「排泄の時間帯」といって、人間はこの時間帯に体内の毒素を出し切って、排泄をします。私たちは眠っている間に大量の汗をかき、そして目が覚めるとすぐに排尿します。そして軽い朝食を摂った後、排便をします。

朝起きてすぐにコップ1~2杯の水を飲むと、排泄作用が促進される切でおすすめです。この時間帯は、まだ消化器官も本格的に活動を始めていないので、朝食には消化のいい軽めの食べ物を摂りましょう。

炭酸水は便秘の改善に効果的 | 便秘を解消しよう!

朝から消化に時間のかかるタンパク質たっぷりの加熱食を食べると、胃腸に大きな負担がかかります。目玉焼きにトーストといったようなメニューは、実は朝食向きではないのです。がゆ日本やアジアの国々では「朝粥」の習慣がありますが、これは人間の生理に実によくあったものだと思います。

朝食には新鮮なフルーツや生野菜(サラダ、生ジュース、すりおろしなど) を食べるのがおすすめですが、それは消化に負担がかからず、しかも毒素排泄に役立つミネラル分や食物繊維などを豊富に摂ることができるからです。

正午から午後8時までは「栄養補給と消化の時間帯」。朝起きてから少しずつ臓器の働きが活発になってきて、正午を越えた頃から消化能力は上がってくるといわれています。特に消化が良くなるのは午後6時から8時の間。次いで正午から午後2時の間です。

そのため、昼食は正午から午後二時くらいの間、夕食は午後7時前後に食べれば、スムーズに消化ができるのです。そして午後8時から午前4時までは「吸収と代謝の時間帯」です。この時間帯には、「栄養補給と消化の時間帯」に体内に摂り入れた食物が消化・吸収されたあと、全身に回っていきます。

そして新陳代謝が盛んに行われ、古くなった細胞を再生したり、体内の老廃物を体外に排出する準備をしたりします。

私たちの体内で1日に3000~5000できるといわれるガン細胞も、この時問帯に代謝活動によってやっつけられています。昔の日本人は、この生理リズムに従って生活していたように思います。しかし夜遅くまで残業したり、昼夜逆転の生活を送る人も決して少なくない現代の日本では、リズムが乱れでいる人が増えています。

夜遅くに食事をする習慣や、夜更かし朝寝坊の生活を続けていると、生理リズムに反しているため、栄養をしっかり消化・吸収できません。こういったライフスタイルは酵素の無駄づかいにつながります。

朝は果物や生野菜サラダなどを軽く食べ、昼、夜も時間を決めて、食べ過ぎに注意して質の高い栄養素が摂れる消化のよい食事を心がける。そして夜はなるべく早く寝て、しつかり新陳代謝ができるようにする。こういったライフスタイルを守っていけ′ば、あなたの体内酵素は浪費をまぬがれ、体調もよくなり、疲れを感じにくい体になつていくことでしょう。

遅い時間滞の仕事の方は夕食が遅い人のための教科書を実践すれば大丈夫です。

完全なる消化が、疲れた体をすぐに復活させる

私たちの健康に欠かせない酵素を体内に温存するには、生のものを食べることがカギになると繰り返し述べてきました。ここで「なぜ生のものがいいか? 」を、人間の消化のメカニズムの観点から説明したいと思います。

私たちは体に必要な栄養素を取り入れるために、毎日食事をします。しかし食べ物が十分に消化されないと、体の中に必要な栄養素をしっかり吸収することはできません。そこで行われるのが、「消化」です。消化とは、食べ物の中に含まれる栄養素を、吸収できるようなサイズに分解する作業のことです。人間の体に必要な栄養素には、三大栄養素として知られる炭水化物、タンパク質、脂質に加え、ビタミン、ミネラル、ファイトケミカル、食物繊維、酵素などがあります。

このうちビタミン、ミネラル、酵素はとても小さなものなので、分解作業をしなくても体内に吸収できます。また食物繊維は体内には吸収されず、体内の不用な物質を体外に排泄する役割を果たすので、分解作業は必要ありません。

ところが、タンパク質、炭水化物、脂質は、しつかり分解しないと、よい栄養として取り込めません。炭水化物はブドウ糖、タンパク質はアミノ酸、脂質は脂肪酸になるまで、しっかりと消化をする必要があります。

ちなみに車にたとえると、炭水化物はガソリン、タンパク質はエンジンとボディ、脂質はオイルといえます。前にも述べたように、特にタンパク質は消化が十分でないと、血液の中にタンパク質のかけらが入り込み、血を汚し、さまざまな悪影響を及ぼしてしまいます。では、どうしたらしっかりとした「完全なる消化」をすることができるのでしょうか?この「完全なる消化」に欠かせないのが、私たちの体内にある「消化酵素」です。食べ物は口から入り、食道→胃→小腸→大腸へと移動しながら消化・吸収されていきますが、それぞれの消化器官では、実にたくさんの消化酵素が食べ物に働きかけ、赦密な分解作業が行われています。

唾液アミラーゼ(α-アミラーゼ)
炭水化物の分解を行う
アミラーゼ
炭水化物の分解を行う
リパーゼ
脂肪をやわらかくして分解
ペプシン
たんぱく質の分解を行う
レンニン(凝乳酵素)
乳製品の消化を行う
アミノペプチターゼ
たんぱく質をポリ・ペプチドに分解
ラクターゼ
乳糖(ラクトース)をブドウ糖とガラクトースにする
ホスファターゼ
脂肪のリン酸塩をやわらかくする
マルターゼ
麦芽糖(マルトース)をブドウ糖にする
スクラーゼ
しょ糖をブドウ糖と果糖にする
アミラーゼ
デンプンを分解してブドウ糖にする
リパーゼ
トリグリセリドを脂肪酸に分解
トリプトシン
ポリペプチドを分解しアミノ酸にする

消化酵素は、それぞれ分解できる栄養素が異なります。また特定の条件でなければ十分に働くことができないため、各消化器官から分泌される消化液は、それぞれの消化液に含まれる酵素が活躍できるpH になっています。

三大栄養素の中で、最初に消化が進むのは、炭水化物です。口の中で咀嚼しているときに、唾液に含まれるα-アミラーゼという消化酵素と混ざり、胃腸での消化活動がしやすくなるサイズまで、小さく切り離されます。

そして胃の上層部にあるアミラーゼでさらに分解作業が進み、それと同時に胃酸の働きでほぐされて小さくなっていきます。
小腸に進むとマルターゼ、フルクターゼなどの消化酵素で分解され、最終的にはブドウ糖や果糖になり、体内に吸収されていきます。

やっかいなのは、タンパク質の消化です。タンパク質は、アミノ酸が1000個以上も糸で繋がれたようにしっかりとくっつています。このつながりを切り離し、吸収が円滑にできるサイズにするには消化酵素が多量に必要です。タンパク質の消化は、食べ物が胃の中へ移動して、初めて始まります。

胃の中のペプシンという消化酵素が大まかに分解し、さらに小腸に入るとすい臓からの消化酵素と小腸から出る消化酵素(約10種類)でバラバラに分解されます。

このように消化のプロセスは、その食べ物に含まれる栄養素の種類によって、かなり違ってくるものなのです。特にタンパク質を消化吸収するには、たくさんの消化酵素が必要になるため、食べ過ぎると消化不良を起こしたり、酵素の無駄づかいにつながるというわけです。

一方、生の野菜や果物を食べた場合は、消化作業はとてもスムーズです。野菜や果物には酵素がたっぷり含まれています。そしてその酵素には、その食べ物自体を「自己消化」する作用があるため、消化がすんなりと進みます。もちろん、豊富なビタミンやミネラルやファイトケミカルなどの栄養素は、しっかりと体内に吸収され、私たちの体調を整えるのに役立ちます。

生の野菜や果物は、消化に費やされる酵素を節約して、代謝酵素を温存するのに最適な食物だといえるでしょう。消化・吸収が円滑にいっていれば、体内の消化酵素は浪費されず、代謝酵素も十分にストックされた状態が保てます。そのため代謝がよくなり、体の調子もいい状態をキープできます。また便の畳もすごく増加します。だから体の痛みや疲れを感じても、代謝酵素が活発に働き、すぐに回復できるというわけです。

酵素たっぷりの青汁『ヌーススピリッツ」

痛みを取り除き体を再生させる「代謝酵素」を温存する生活上のコツ

人間も動物も、体内の代謝酵素が少なくなると、病気にかかりやすくなります。特にガンや膠原病などの難治性の病気は、代謝酵素不足と密接な関係があるのではないかと考えられています。体に痛みや不調が起こった場合も、代謝酵素が豊富に体内にあれば、その治りは早くなります。

いい換えれば「代謝酵素を温存していれば、いつまでも健康でいられて、病気になっても治りが早い」ということです。

では大切な体内酵素を無駄づかいしないためには、どうすればいいのでしょうか? 「代謝酵素温存の秘訣」として、次のようなことを意識して生活することが大切です。

  • 加熱食を食べ過ぎない。
  • 酵素がたっぷり含まれた、生野菜や果物を積極的に摂るようにする。
  • 過食、大食いをしない。
  • 酵素サプリメントを服用する。
  • 20以降の食事はしない。
  • 残留農薬の多い野菜類はなるべく少なくする、または避ける
  • 白砂糖や精白穀類等の精製食品を避ける。
  • 酸化した油脂でできた食品(スナック菓子類など)、インスタント食品、加工食品はなるべく食べない。
  • ・電子レンジ、ミキサーなどは酵素を破壊するので、使わない。
  • アルコールを少なくするか、飲まない。
  • ・タバコは酵素を破壊するので、吸わない。
  • ・酵素抑制物質の存在する食品(生の種子類など)は、必ず加熱してから食べる。
  • 高タンパク、高カロリー食は避ける。
  • 無機的な鉱物(ミネラル) は食さない。
  • 化学薬品、西洋薬剤の摂取はなるべく避ける。
  • 最新医療機器の検査は極力少なくする、または避ける。

この項目の中で、特に強調したいのが「加熱食を食べ過ぎない」ということです。「加熱した食物の食べ過ぎが、いかに体に悪いか」を理解するのに、大変興味深い実験デ一夕があります。

1920年代、フランスのフランシス・ポテンジャー博士は奇抜な実験を行いました。900匹もの猫を飼い、このうちの半分の猫には生ミルクと生の肉を与え、残り半分には加熱調理した肉と加熱したミルクを与え、約10年間経過観察をしたのです。

すると加熱した肉とミルクを与えた猫たちのグループは、高血圧や糖尿病、高脂血症、心臓病、腎臓病などのありとあらゆる病気にかかってしまったというのです。歯は歯周炎を起こし、どんどん抜け落ちていきました。また目ヤニもダラダラと出て、3代目の猫は不妊症になりました。

そしてこの猫たちの糞便を畑に肥料としてまいてみたら、あまりに毒性が強いために1 km四方が枯れてしまい、革も生えませんでした。

一方生肉・生ミルクを与えられていたグループの猫たちは、極めて健康でした。この実験結果は、生の食物がいかに健康によく、加熱食だけの食生活がいかに体に悪いかを如実に表していると思います。

とはいっても、1日3食すべて生のものだけにするというのは無理があります。また野菜などは、生野菜オンリーではなく加熱した野菜も摂ることによって消化がよくなったり、量がたくさん摂れるようになるというメリットもあります。

そこでひとつの目安にしていただきたいのが、「生のものと加熱食の割合は、6対4、最低でも5対5になるようにする」というルールです。

朝食は100%生、昼食は7対3、夕食は4対6を目安に、生のものと加熱食のバランスを取るようにするといいでしょう。

私は野草酵素で元気になった(生活習慣病から、脳梗塞、心筋梗塞、ガンまで)

酵素なしでは、生命活動は維持できない

酵素はタンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、水、ファイトケミカルに次ぐ「9番目の栄養素」で、他の8つに勝るとも劣らない重要な存在です。

そして他の栄養素と決定的に違うのが、酵素が「生命力をもった栄養素」であることです。タンパク質や炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素は「生命力のない素材」であるといえるでしょう。酵素は人間の体内で「生命力を持ったつなぎ役(媒介)」として、消化、代謝、運動、排泄などのあらゆる生命活動をするのに欠かせない存在です。

すべての化学反応、生物反応は、酵素なしではすることができないのです。人間を「家」に置き換えて説明しましょう。酵素以外の栄養素は、天井や壁に使われる木材、床のタイル、窓ガラスなどの「材料」だといえます。そして酵素は、家を組み立てる「腕のいい大工さん」の役割を果たしているのです。材料が豊富にそろっていても、大工さんがいなければ、家はいつまでも建つことがありません。

要するに酵素なしでは、人間の体の生命活動を維持することは、難しいということなのです。酵素に注目し、光を当てたのはアメリカのエドワード・ハウエル博士ですが、ハウエル博士が酵素を研究するまで、酵素の存在を重要視する学者はいませんでした。

酵素はとても小さくて、わずか5~20ナノメートル( 1ナノメートルは1ミリの100万分の1)の大きさしかありません。顕微鏡で見ることができなかったため、その存在の発見が他の栄養素に比べて遅れたのです。

また酵素はアミノ酸を核とした物質で、熱に弱く40~60度以上に加熱されると、活性力が失われてしまいます(最も活動する温度は37~45度)。

実は酵素は動植物を問わずあらゆる生命体に存在します。だから生の肉や魚を食べても酵素を摂ることはできるのですが、現代の日本人の食習慣で無理なく食べられるとすれば、魚のお刺身か馬刺し(馬肉の刺身)くらいではないでしょうか?

消化のよさや他の栄養素のバランスを考えると、やはり私たちが食材から酵素を摂るには、生野菜やフルーツがベストです。ぜひ毎日の食卓に、生野菜サラダやカットフルーツなどを、一口加える習慣をつけましょう。

朝は特にだるい胃の不快感が麹入り酵素で解消し、体重の減量にも成功

「生きた酵素」をたっぷり摂る食生活とは

慢性的な体の疲れや、肩こり・腰痛などの痛みがある。肌がくすんだり、目の下にクマがある。目が充血しやすくなっている。
便秘がちだったり、下痢が続くなど、便通に問題がある。寝つきが悪かったり、夜中に目が覚めてしまうことがよくある。こんな症状は、まさに体内の酵素が不足している証拠です。

体調不良や疲れ、さまざまな体の痛みなどを引き起こす大きな原因に、あなたの食生活の問題があるのです。

その食生活の問題点の中でも重要なカギを握るのが、「毎日の食事に、酵素が足りているかどうか」と「酵素を無駄づかいする食生活を送っていないかどうか」です。酵素には大きく分けて、人間の体外にある「外部酵素」と、体の中にある「体内酵素」の2種類があります。

「体内酵素」が少なくなると、あなたの体調は悪くなりがちです。そのため体内酵素が不足しないように、食べ物から生きた酵素をたっぷり補給する必要があるわけです。
100%天然由来の植物酵素生きている酵素「エナージナーゼ」

体内酵素には、「消化酵素」と「代謝酵素」の2種類があります。消化酵素は私たちが口から取り入れる食物を消化し、体内に必要な栄養素を取り入れるプロセス(吸収)の中で、欠かせない酵素です。

一方、代謝酵素はあらゆる生命活動に関係しています。これなしでは、手を動かす、まばたきする、笑う、泣くといった目で見える動きができないのはもちろん、心臓が鼓動したり、血液が流れたりという基本的な生命活動もままならないというわけです。つまり代謝酵素なしには、私たちは生きていけないということなのです。代謝酵素は、体温や血圧を一定に保ち、免疫や自然治癒力の維持もしてくれます。

また細胞の再生や修復、神経やホルモンのバランスの調整もしています。そして体内に侵入してきた病原菌や、発生した有害物質を解毒・排泄する役割も担っています。

ちなみに人間の体の中には、3000種類以上もの酵素があることがわかっています。動脈の中には98、肝臓の中には50種類以上あり、1秒間に100万回肝臓の働きを行う作業を司っています。

ひとつの酵素は、1分間に3600万個の生化学反応に携わることができるといいますから、酵素はとても働き者で、私たちの体内で目覚しい活躍をしているというわけです。そんな重要な働きをする酵素ですが、酵素の量には限りがあります。

人間の酵素を製造する能力は、遺伝によって受け継がれています。これを「酵素生産能力」といい、個人個人に能力差があります。ただひとつ共通しているのは、人が一生に作り出すことのできる酵素生産能力は限定されていて、キャパシティーが決まっているということです。

生まれたばかりの赤ちゃんには、老人の数100倍の酵素が体内にあるといわれます。しかし年齢を重ねていくうちに、体内酵素は自然と減っていきます。そのため自分の酵素生産能力をはるかに上回る量の酵素を消費する生活をしていると、あっという間にあなたは「酵素不足」な体になってしまいます。

暴飲暴食を頻繁にしたり、消化に時間がかかる肉や魚などの動物性タンパク質の過剰摂取、夜寝る前に食事をする習慣などを続けていると、消化に酵素が大量に使われてしまいます。当然、喫煙や過度のアルコール摂取も、酵素を浪費します。そしてこういった悪習慣を長く続けていると、代謝酵素が不足してさまざまな体調不良へとつながります。

さらに酵素不足が長年続くと、ガンをはじめあらゆる慢性疾患にかかる確率が高くなってきます。不足しがちな体内酵素を補い、消化を効率よく行うには、酵素が豊富に含まれた「生のもの」を毎日毎食摂ることが重要です。特に生野菜やフルーツには、酵素以外にもビタミンやミネラル、食物繊維やファイトケミカルといった栄養素が豊富に含まれています。

ビタミン・ミネラル不足がおきる理由

さらに生きた酵素たっぷりの食生活を続けていると、体の痛みや疲れがとれてくるのはもちろん、肌がきれいになったり、やせやすい体質になるなど、多大な美容効果も期待できます。美しく健康に長生きするには、酵素は欠かせない存在なのです。