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クエン酸回路の円滑化し、神経痛の症状を改善、軽減

神経痛の基礎知識

体のあちこちにある神経組織の一部に炎症が発生して起きる病気です。リウマチと混同する人が多いのですが、別の病気です。

主な症状は、侵された神経細胞から出ている神経繊維の走路にそって痛みがあり、また、侵された部分の知覚が鈍くなったり、マヒすることもあります。同時にいくつかの神経が侵されると知覚が鈍くなるだけではなく、手が思うように動かなかったり、歩行が困難になることもあります。よく知られるのは、坐骨神経痛、助間(ろっかん)神経痛、三叉(さんさ) 神経痛などです。坐骨神経というのは、足の屈伸運動をつかさどり、太もも、ひざ、ふくらはぎの後ろ側を通っています。

助間神経は、助骨部分の神経で、セキや深呼吸などで痛みがはしります。三叉神経は、顔全体に広く分布している神経です。顔の一部がピクピクすると顔面神経痛だと俗にいわれますが、これは顔面神経けいれんのことです。いずれの神経痛も、カゼやチフスなど各種の伝染病をはじめ、化膿性疾患、中毒、栄養障害、外傷など、さまざまな病気の余病として発生することが多いのです。

神経痛とお酢

お酢が体によい理由の1つに、「クエン酸回路(クレプス回路を円滑にする」という特徴があります。このクエン酸回路についてですが、私たちの体の中に入った食べものは、デンプンはブドウ糖に、タンパク質は各種アミノ酸に、脂肪はグリセリンと脂肪酸に分解(消化)されます。

消化されたこれら分子が、酸素とクエン酸の力で燃焼してエネルギーとなり、体のあらゆる活動の原動力になっているわけです。この燃焼活動の段階で、クエン酸はイソクエン酸、オキザロコハク酸と、次々と違った酸に変化し、最後に再びクエン酸に戻ります。これをクエン酸回路、あるいは発見者の名前からクレブス回路というのです。

栄養のバランスがくずれたり、体力が落ちてクエン酸回路が円滑に回らなくなると、栄養素が不完全燃焼し、残った燃えかす(ピルビン酸)が乳酸に変化して、体にさまざまなトラブルを引き起こすのです。

そうしたトラブルの1つに神経痛があげられます。まず、乳酸が筋肉にたまると、その部分の筋肉が硬くなり、神経痛を出やすくします。また、ピルビン酸自体も神経をマヒさせる作用をもっているのです。ですから、神経痛を緩和、解消していくには、クエン酸回路の活動を正常にし、悪役である乳酸やピルビン酸の出番を抑えることが大切になります。

お酢が、なぜ神経痛に有効なのか? もうおわかりでしょう。お酢には生体活動のカギとなる、このクエン酸回路の活動を活発にさせる働きがあるのです。そればかりではありません。お酢には血液を弱アルカリ性にして、血のめぐりをよくする働きもあります。神経痛は血行障害の一種ともいわれていますから、この点からもお酢は有効と考えられるのです。

活用法

玄米酢などのお酢やクエン酸を毎日数回、少量ずつ飲むようにします。食事も玄米を主食にするようにすれば、より効果的です。また、神経痛はビタミンBの不足が原因になることも多いので、これを多く含むニンニクをお酢で漬けて食べるのもよい方法です。お酢で患部を湿布すると、痛みが和らいでいくこともあります。

尿酸の増加を抑え、痛風を予防し症状を軽減

痛風の基礎知識

痛風は、読んで字の如し、風が吹いても激痛がはしるほどのやっかいな病気です。リウマチが主に手の痛みからはじまるのに対し、痛風は足の指や膝など下肢から痛みだすのがほとんどです。

ただ痛いだけの痛風だと思ったら大間違い | 尿酸値を下げて痛風を治すための知識と習慣
https://www.neutralfat.info/gout/2017/03/13/%e3%81%9f%e3%81%a0%e7%97%9b%e3%81%84%e3%81%a0%e3%81%91%e3%81%ae%e7%97%9b%e9%a2%a8%e3%81%a0%e3%81%a8%e6%80%9d%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%82%89%e5%a4%a7%e9%96%93%e9%81%95%e3%81%84/

また、リウマチよりも「猛烈な痛み」を伴うのが特徴です。過剰なタンパク質の摂取などで、アミノ酸代謝の副産物であるアンモニアが異常に増え、体内の尿酸が高くなってしまうことが主な原因となります。

通常、尿酸は腎臓から尿と一緒に体外に排泄されるのですが、増えすぎるとその腎臓の働きが追いつかなくなってしまうのです。そうして、体内に残された尿酸が関節部分にたまって痛みだすというわけです。症状はかなり激しく出るのが特徴で、突然ひどい痛みにおそわれ、痛むところが赤く腫れあがって高熱が出ます。夜、寝ている時などに出ることが多く、朝になると痛みや熱がおさまる傾向があります。血液中の尿酸値の動きがサインになりますので、定期的に検査を受けるようにすることが大切です。また、暴飲暴食は最大の敵。ストレスの積み重ねも要注意です。

痛風とお酢

高くなった尿酸値を、お酢で正常値に戻すことができたという話を聞くことができました。

Kさん(51)は痛風の症状が出て、かなり悩まされたそうです。「人間ドックの結果、尿酸値がかなり高くなっていて、痛風が出る可能性があるから食事に気をつけてください、といわれたんです。肉類が好きで、野菜などをほとんど食べない食生活がつづいてきたせいでしょうね。
でも、特に自覚症状がなかったので、そのまま放っておいたら、ある日突然、足の親指のつけ根に激痛がはしったんです。あの時の痛さは言葉ではとても表せません。あわてて病院に行ったそうです。

それからは医者に教わった食餌療法を忠実に守りはじめたことはいうまでもありません。「医者からは、玄米食を中心に緑黄色野菜を多くとるといったことのほかに、お酢、特に玄米酢を毎日飲むようにもすすめられました。正直いって、すごく飲みにくかったですね。でも、あんな痛みは二度と味わいたくないという一心で、ハチミツを混ぜるなどいろいろと工夫して飲みつづけました」その結果、半年後の検査では尿酸値はかなりさがり、激痛が起きることもなくなったそうです。アミノ酸から尿素が生成される過程にお酢は大きく関与し、尿酸の排泄量を増加させるといわれています。また、お酢やクエン酸をとりつづけることで、酸性に傾いていた血液を本来の弱アルカリ性に戻す効果もあります。痛風の予防に、食餌療法に、お酢を大いに役立ててください。

体脂肪を燃焼して血糖値、血圧、コレステロール値を改善する天然の万能飲料: 発酵黒豆ドリンクの使用感と効果(血糖値、血圧、コレステロール)
http://k-drink.sblo.jp/article/176964500.html

活用法

どちらかというと玄米酢など、酸度の少ないお酢がよいでしょう。そのまま飲むか、料理に使ってとりつづけるようにします。
特に、肉類を食べた時は、多めにとるようにしましょう。ただ、いくら痛風によいといっても、お酢さえ飲んでいれば大丈夫というわけにはいきません。お酢活用に合わせて、動物性タンパクの摂取を少なくし、ビタミンA、ナトリウム、鉄分などを多く含む食品を食べるようにしてください。

痛風 | 薬を使わない食事療法(病気・症状別)
https://meal-treatment.com/%e7%97%9b%e9%a2%a8/

腎臓の働きを強化する

腎臓病の基礎知識

絶えず大量の血液が流れ込み、その浄化作用をするのが腎臓です。つまり、血液中から老廃物を取り出し、尿として排泄します。また、血圧を調節するホルモンや、骨を丈夫にする働きをもつビタミンDを作りだす働きもしています。

病気としては、急性あるいは慢性の腎炎、ネフローゼ、腎盂炎、腎臓結石、腎臓結核、腎臓ガンなどがあります。腎炎の原因のはとんどは、カゼ(特に扁桃炎) とみられます。
尿の出が急に少なくなり、体がむくんだり、血尿が出たりします。

ネフローゼというのは、腎炎とともに起こることが多く、相当にひどいむくみが全身に広がるのが特色です。腎盂炎は、大腸菌やブドウ球菌など、細菌感染によるもので、発熱して寒気におそわれ凋ます。妊娠や出産時の女性に比較的多い病気で、尿が近くなり、尿をする時に痛みがあったり、尿に膿が混じって濁ります。

腎臓結石は、血液中のカルシウム、石灰、マグネシウムなどが石のように固まってできるもので、尿の通り路を妨げるのです。激痛が数分から数十分つづき、結石が出ない限り再発をくり返すことになります。

腎臓病とお酢

お酢に利尿作用があるということから、「それなら腎臓病によいのではないか」と考えがおよぶ方は少なくないはずです。
腎臓というのは、血液中の不要な物質をざっとあらごしして、その中で再利用できる物質を再吸収したあと、さらに不要なものを体外に排泄する働きをしています。ですから、腎臓が病気になると、必要な物質を再吸収することができなくなるばかりでなく、不要な物質を体外に排泄することもできなくなってしまいます。

人体を地球にたとえると、森林や河川に相当する働きをしていることになります。つまり現在、地球環境問題がクローズアップされているのとほとんど同じ意味で、有害物質を流しっづけていると、ついには自浄作用のキャパシティを超えてしまうのです。

腎臓障害の原因として、極端なものとしては水銀、鉛などの重金属中毒がありますが、そのほか日常的な有害食品(添加物、農薬など)の蓄積、疲労やストレス、塩分のとりすぎ、酒、タバコなどいろいろとあります。もちろん、腎臓障害の症状が出たら、こうした原因を極力排除するようにしなければなりませんが、一度病気が発生すると、それだけではなかなか治りません。

ひどくなったら医者に行くのは当然としても、自分にできることといえば、やはり、お酢を食事に多く取り入れることでしょう。お酢は、尿の量を増すことによって、体内の有害物質を洗い流すばかりではありません。腎臓病の1つである腎炎などでは、タンパク尿、血尿などで血液中のタンパク質が減少しますが、お酢は血液中のタンパク質の量を増やし、腎臓の弱っている組織を修復させる力ももっています。そのほか、野菜類などに多く含まれるシュウ酸と体内のカルシウムとが結合してできるシュウ酸カルシウム(腎臓結石の原因となる)を体外に排泄する働きもします。

活用法

料理は苦手、あれこれ考えるのは面倒、という人には、酢漬けをおすすめします。大豆、ピーナッツ、卵、ニンニク、しいたけ、ラッキョウ、煮干し、シソの葉…と、さまざまな酢漬けができます。いつも食卓に並べておくとよいでしょう。

胃液の分泌を高め、胃液の代役も

胃腸病の基礎知識

ひと口に胃腸病といっても、それは急性・慢性の胃炎・胃弱、胃潰瘍、胃下垂、胃拡張、胃痙攣、胃ガン、腸、腸閉塞、下痢…といったように多種多様です。

どこが、どんな時に、どう痛むか、胸やけや吐き気はないか、どんな便が出るのか?病気をさぐり当てる一般的なサインです。激しい痛みや、ひどい下痢がつづくのであれば当然医者にかけ込むことになるので、むしろはっきりしますが、「どうも胸がスッキリしない」「食欲はないし、時たま痛みが走る」…といった程度ですと大事なサインを見落とす場合もあります。

胃酸過多でもないのに、毎日のように胃酸過多によく効く胃腸薬を飲みつづけて、すっかり胃腸機能を弱らせてしまう人も少なくないのです。

ただし、「どうも胃の調子がおかしい」と訴える多くの人は、急性あるいは慢性の胃炎、胃弱(胃アトニー)で、ごくありふれた病気です

この場合、食べたものがいつまでも消化吸収されず、胃腸にとどこおっていることとから、不快感を感じることになるのです。

胃腸病とお酢

「心配で心配で、胃がしめつけられるようで、そのうち本当に胃が痛くなってきて…」などというように、精神的ストレスによって起きる胃腸障害は案外多いのです。

ストレスや過労が重なると、自律神経の働きがおかしくなって、胃液を異常に多く出したり、出さなかったりで、胸やけ、胃痛、消化不良、下痢などを起こすことになるのです。なんだか胃がすっきりしない、もたれる、むかつく…というと、すぐに「胃酸過多」と考えて、そうした胃薬を服用する人が多いのですが、これがとんだ誤りです。

食後の胃薬を常用しているうちにすっかり胃の働きが衰え、ついには入院という人も珍しいことではありません。胃の消化吸収力が低下して食欲がなくなるのは、胃酸過多どころか「胃酸不足」にも原困があります。中高年などになると、不足症状の人のほうがずっと多いのです。

胃液分泌の少ない人にとって、お酢は胃液の分泌を高める手助けをするばかりでなく、お酢それ自体が胃液の代役を務めるのです。つまり、食物を消化吸収しやすい形にします。強い殺菌作用があるので、胃腸内の有害な細菌の繁殖も抑えるのです。胃腸の働きが弱っている時に、薬で治そうとするのは対症療法です。

とりあえずは効果があっても、その原因療法、もしくは根本治療につながらない場合のあることを注意する必要があるでしょう。夏の暑い時期に食欲がなくなるというのもその典型的な例の1つです。水、清涼飲料、ビールなど水分のとりすぎで、胃液が薄まり、胃壁への刺激も弱まっているのです。胃液が薄まると、細菌が繁殖しやすくなって、さらに胸やけが進み、やがて下痢も引き起こします。悪循環がはじまるのです。これを元から断つのがお酢の存在です。

活用法

夏バテに酢のものは昔からの先人たちの知恵です。ところで、野菜サラダに酢入りドレッシングをかけるのが一般的になっているのはなぜだか知っていますか。人参やキュウリには、ビタミンCを破壊する酵素が含まれています。そこで、ビタミンCを含むほかの野菜と混ぜる時には、お酢の酸によってその破壊酵素が働かないようにしているのです。

お酒やストレスから肝臓を守る

肝臓病の基礎知識

肝臓の働きには

  1. 消化液の胆汁を作る
  2. ブドウ糖をグリコーゲンに作り変えて蓄える
  3. 体に毒のあるものをこわして毒のないものにする

という3つがあります。

病気になるとこれらの働きが低下します。主な肝臓の病気としては、急性・慢性の肝炎、肝硬変症、肝臓ガン、胆石症などがあります。肝炎は、食欲がなく吐き気があり、体がだるく、熱が出るなどの症状を伴います。

主な原因は、ウィルス感染、薬物などによる副作用や中毒、アルコール類のとりすぎなどで、皮膚全体が黄色になり、尿も非常に濃い茶色になったりします。

肝硬変症で、自覚症状が出るのは、かなり病気が進んでからなのでやっかいです。原因は大酒、栄養の不足やアンバランス、寄生虫、肝炎や心臓病など、ほかの病気との合併症などです。

病気のサインは肝炎に似ていて、食欲低下、疲れやすい、吐き気がする、皮ふが黄色くなる、足がむくむ、急にやせてくるなどです。胆石症は、胆汁の成分の一部が固まってできるものです。ただし、胆石ができていてもなんの症状も起こさず、一生涯を平気です過ごす人もあり、かなり個人差があります。

肝臓病と酢

悪酔いや二日酔いになるのは、アルコールの分解・吸収に内臓が追いつかないためです。では、飲酒の前後にお酢、またはクエン酸を飲んでみたらどうでしょうか。もちろん、お酒の強さには個人差がありますが、お酢やクエン酸を飲まない時と比べれば、それぞれはるかに「酒に強く」悪酔いせず、さめるのが早いことに気づくでしょう。

肝臓というのは、すべての栄養分が集まるところです。ここで処理・分解され、体の各器管へ再出荷され、また予備を蓄える働きもしています。この処理・分解のプロセスでは、有害物質が生じることもありますが、この害毒を消すのも肝臓の働きです。ところが近年、わが国では各種の肝臓病が増えており、「21世紀の国民病」とさえいわれるようになっています。

理由はいろいろです。飽食の時代の裏側にある肝臓への負担増、アルコール類の常飲、薬物・化学物質の体内への蓄積、ストレスなどが主なものとしてあげられるでしょう。

たとえば、働き盛りであったAさんは、接待の酒席が多く、ついに肝臓をこわしてしまいました。顔色が妙にドス黒くなり、酒を飲むと悪酔いし、疲労感がひどくなりました。奥さんの忠告を受けて検査をするとアルコール性脂肪肝との診断。「このままでいくと、もっとひどい肝硬変になりますよ」と、医者におどかされ、意気消沈してしまいました。
医者から酒を禁止されたものの、仕事の性質上「まったく酒を受けつけない」のにも無理があります。酒に対しても、仕事相手に対しても、ある意味で同じように恐怖感をもっていたのでは、仕事がうまくいくはずがありません。それがストレスにもなって、さらに悪い事態になっていったのです。

活用方法

Aさんの場合には、奥さんがよい助け舟を出しました。「だまされたと思って飲んでみて…」と、朝晩に盃1杯のお酢。医者もびっくりする速さでAさんの肝臓病は快方に向かったのです。

実はAさん、まだ50代になったばかりなのに、顔や体にいわゆる老人性のシミがかなり出ていました。お酢を飲みはじめて数ヶ月もしないうちに、顔のドス黒さがなくなったばかりでなく、シミも薄くなっていったのです。

動脈硬化内のコレステロールを大掃除

動脈硬化の基礎

動脈の血液の通りが悪くなる病気です。通常、動脈は、広くなったり細くなったり柔軟に対応しながら血液を流しているわけですが、そうした弾力性が失われた結果起こるタイプと、血管の内側部分にコレステロールなどの脂肪分や石灰分が付着してしまい、血管そのものが狭くなり、通りが悪くなってしまったために起きるタイプとがあります。

動脈硬化の原因としては、高血圧、糖尿病、痛風、血液中の脂肪の異常など、ほかの病気との関連をはじめ、肥満やタバコの吸いすぎ、動物性脂肪の多い食物のとりすぎなどもかなり危険な要因と考えられています。

近頃は、動脈硬化の原因の1つとしてのコレステロールがすっかり有名になり、コレステロールは悪いものと決めつけている人がいますが、そうではありません。細胞を家にたとえると、コレステロールというのは家の柱ともいえるもので、適当な量が私たちの体に欠かせない、大切な働きをしています。

コレステロールの摂りすぎに注意 | 中性脂肪を下げるための知識と習慣
https://www.neutralfat.info/2014/09/03/%e3%82%b3%e3%83%ac%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%81%ae%e6%91%82%e3%82%8a%e3%81%99%e3%81%8e%e3%81%ab%e6%b3%a8%e6%84%8f/

すでに述べたように、動脈硬化の原因にもいろいろとあるわけで、その本当の原因を見きわめつつ、総合的な対策を立てなければなりません。ただし、ほかの多くの病気に対する時と同じに、バランスのとれた食生活というものが、病気改善に大きな効果をもたらすのは確かです。

動脈硬化とお酢

動脈硬化は、動脈の中にコレステロールや中性脂肪が蓄積して、こぶのように突出したり、脂肪過酸化物などの老廃物によって、血管が老化して起きるものです。つまり、動脈内の血液の流れが悪くなるのですから、血管を大掃除して流れをよくしてやればよいのです。

お酢やクエン酸は、この大掃除の働きをするわけです。動脈硬化は、日本の食生活が欧米型になることで急増しました。つまり、肉類を多くとることで脂肪が蓄積され、動脈硬化や老化を早めることになったのです。とりわけ脂肪の一種であるコレステロールは恐れられました。しかし、実はこれには誤解もあるのです。

確かに血液中のコレステロールが増えすぎると、それが血管の壁にたまって動脈硬化を進行させます。しかし適度のコレステロールは、体の細胞膜を作ったり、男性・女性のホルモンを作るのに欠かせないものですし、脂肪の消化・吸収に必要な胆汁酸の原料もコレステロールなのです。

つまり、コレステロールには、私たちの健康維持に欠かせないよい働きと、健康を害する悪い働きとがあるわけで、よい働きを高め、悪い働きを抑える方向にもっていけばよいということになります。そのためにはどうすればよいのでしょうか。これまでの多くの実験から、適度の運動によって、このいわゆる善玉コレステロールが増えることが知られていますが、天然醸造の純粋酢にも同じ効力があることがわかってきました。

活用方法

お酢を使った料理を必ず1品加えるといった心構えは当然ですが、動脈硬化の心配が強い人は、毎日コップに約3分の1程度の純粋玄米酢を飲むようにすれば、かなりの効果が期待できます。

ただし、同時に食生活の改善も必要で、動物性タンパク質をとるにしても魚や鶏肉のささみなど、なるべく脂肪分の少ないものにすることも大切です。
それには植物性タンパク質としてよく知られている大豆が最高です。大豆に含まれるアミノ酸は、血圧をさげ、動脈の老化を防ぎ、弾力性を保つ力を発揮するのです。

女性の健康維持に役立つ大豆 | 食材のプロフィール
https://www.hood-memo.info/soybeans-2/

高血圧の症状を改善、軽減

高血圧とお酢

太りすぎで、高血圧のため、時としてめまいや頭痛などで悩んでいた中年男性の例です。家で食事をとる時は、奥さんが気をつけてくれるのですが、昼食はついラーメンや焼き肉定食を食べたり、また、夜も1杯飲んで食事をすませてしまうといった具合で、一向によくなりませんでした。

そんな時、同じように高血圧で悩んでいたという仕事仲間から、お酢の効用を聞き、毎朝出がけ前に盃1杯のお酢を水で薄めて飲むようにしました。

数カ月後にはっきり効果は表れました。めまいや頭痛がまったくなくなり、なんだか体全体が軽くなったように感じられ、体重を計ってみると5kgも減っており、血圧を計るとこれもかなりさがっていました。高血圧の原因には、いろいろあります。

食生活のアンバランス、塩分のとりすぎ、肥満、遺伝や体質、精神的ストレス…それらが複雑にからみ合っていることが多いのです。

お酢は、そのどれに対しても有効に働く力を秘めています。お酢が肥満解消に有効であることは、「肥満」の項でも説明してあるとおりです。脂肪の合成を防ぐ働きとともに、脂肪の分解を促進する働きをもっています。

塩分のとりすぎにも有効です。お酢の利尿作用によって、体内の余分な塩分が排泄されるからです。ストレスの解消にも役立ちます。

ストレスがたまると、次第に副腎皮質ホルモンといういわば私たちの体をリラックスさせるホルモン分泌量が減って、それが血管や内臓に負担を与えるところとなり、血圧をあげるとともに、血液循環を悪くしてしまうのです。

お酢に含まれるクエン酸は、この副腎皮質ホルモンの分泌を高めるのです。そのほか、最近では、血管を収縮させて血圧を高める働きをするホルモンの一種を抑制する力を、お酢がもっていることもわかってきました。

活用方法

合成酢はクエン酸を含まないので、天然醸造酢を選びましょう。米酢のほか、モルト酢、リンゴ酢、ブドウ酢などいろいろな種類があります。お酢を使った料理は、塩分などの調味料が不要ですから、酢のものを多くすることは減塩にもつながります。

酢は天然の降圧剤 | 減塩食にチャレンジ – 高血圧を改善する方法
https://lowsalt-guide.net/introduction/archives/72

ビタミンCとの相乗効果は無敵

発見の旅は地獄の旅

大航海時代の探検家で、コロンブスと並んで壷によく知られているのがマゼランです。マゼランの船団は、はじめての西回り世界一周旅の成功で有名ですが、その航海は「地獄への旅」といわれるはどに悲惨なものでした。

南アメリカ大陸の最南端マゼラン海峡などの難所で船は何度も難破し、上陸地の住民とは争いの連続でした。マゼラン自身も、航海の途中、フィリピン諸島のセブ島で、こうした争いで負傷し、命を落としました。しかし、本当に乗組員が地獄の苦しみと恐れたのは、荒海でも異国の民でもなく、劣悪な携帯食糧が原因の壊血病などの病魔でした。

その悲惨さは、3年後に帰還できたのが出航時の280人のうち、わずかに35人であったことからも想像できます。当時の携帯食糧の実情からすれば、「発見の冒険行」は「地獄への旅」というのが普通だったのです。

無事に帰還できたのはカブスタのおかげ

そんな時代に、ロシア人初の世界一周に挑戦したクルーゼンシュテルンの探検隊は、3年後にはほとんど全員が、無事に港に帰ることができました。

彼の船団は、ほかの探検隊とどこが違っていたのでしょうか。その理由を当時のロシアとイギリスの新聞が次のように指摘しています。「探検の成功の秘密。それは植物油とカプスタである」この事実は帰国後のクルーゼンシュテルンの講演でも明らかにされました。

カブスタとは、ロシアの伝統的保存食である酢漬けのキャベツ、いわゆるザウワークラウトのことです。ほかの探検隊が、もっぱら塩漬けの野菜を携帯したのに、彼はカプスタの樽を貴重な船倉のスペースに一樽でも多く積み込もうと努力したのです。彼は、それま調でのいくつかの探検行の経験からカプスタさえあれば、病気にもならず旅を続けることができることを確信していたのです。

野菜のビタミンCを保護するお酢の働き

現在の豊富な食生活ではあまり聞かなくなりましたが、かつてはビタミンCの欠乏症状として有名でした。ビタミンCは、主に生の野菜や果物から摂取されていますが、熱に弱く、不安定で保存法や調理法が制限される微量栄養素です。

また、体内での生成、蓄積ができないので毎日の摂取が必要とされています。この大切で、壊れやすいビタミンCを保護し、その働きを十分に引きだすのに最適なパートナーがお酢なのです。もちろん、酢漬け野菜と同じく、塩漬けの野菜、いわゆる漬物も食品を保存し、ビタミンCを保護するための有効な加工法です。話を戻して、大航海時代ではキャベツは貴重なビタミンCの補給源であり、しかも比較的保存のきく野菜として知られていました。

野菜が不足する冬の間に、塩漬けキャベツとキャベツのピクルスは、たいへんありがたい食品でした。また、キャベツには肉の成分を中和する働きもあり、今でもドイツなどの肉食の盛んな国でたくさん消費されています。

当然、マゼランなども塩漬けのキャベツや塩漬け肉などを船に積み込んで旅立ったのですが、これらの携帯食は熱帯の気候と長期の旅で、食べられなくなるほど塩がきつくなるか、ウジ虫がわくほどドロドロに溶けてしまいました。保存をよくするための過剰な塩分は、動脈硬化や高血圧などの健康障害にもつながったことでしょう。

それに比べて酢漬けのキャベツは、塩の害もなく、その優れた殺菌力から保存状態もよく、ビタミンCなどの栄養成分が守られるほか、酢自体にもアミノ酸などの栄養分があるなど、よいことずくめだったわけです。

もちろん、当時は合成酢はまだ開発されていませんでしたから、ブドウ酒を原料とした天然醸造酢が使われていたので、その昔なクエン酸などが、船員の疲労回喝健康維持に大いに責献したことでしょう。

1+1が2以上になる相乗効果

お酢は、ビタミンCなどの野菜の成分だけでなく、大豆などの穀類、豆類の成分のほか、ワカメやコンプなどの海藻類や植物油とも素晴らしい相乗効果を発揮します。

もう、お気づきですね。これらの相乗効果をうまく利用した伝統的食品がいくつも思い浮かぶはずです。優れた急が組み合わされて、2倍以上の効果を発揮しているのです。

お酢の主な成分と代表的な効能

酢酸、クエン酸など有機酸

お酢の成分といえば、酢の文字が使われてさくさんいるように酢酸が中心です。酢酸もクエン酸も炭素をもった、有機酸と呼ばれる食用酸の仲間です。

お酢には、そのほかにも各種のアしゆせきミノ酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸などの60種類以上の有機酸が含まれています。

お酢と同じく、クエン酸などの有機酸が豊富なことで人気の健康食品に「梅干し」があります。昔から「梅(梅干し)はその日の難のがれ」とか「医者を殺すにには刃物はいらぬ、朝昼晩に梅を食え」などといわれる梅干しの効能は、大半がクエン酸などの有機酸の働きといわれています。しかもお酢は梅干しのよぅな塩の心配もないので、より優れた健康食品といえるでしょう。

ミネラル、ビタミン、を助ける成分

食品成分表でもおわかりのようにお酢は、ミネラルやビタミンなどの微量栄養素については、決して優秀な食品ではありません。最近重要視されはじめた繊維質も、もちろん含まれていません。

しかし、お酢はほかの微量栄養素が豊富な食品と一緒に食べられることが多く、この点での心配は無用と思われます。しかも、お酢にははかの食品の微量栄養素の調理などによる破壊を防止したり、体内での消化吸収率をあげ、組織内で活性化する働きもあるのです。

ビタミンCやカルシウムが単独より、お酢と一緒になってその効果が増大することなどが、動物実験で明らかになってきています。

原料や製法で違う内容成分

お酢の分類、製法で述べたように、お酢にはいろいろな原料と製法による種類があります。特に天然醸造のお酢は、その内容成分が、柑その時の原料や微妙な製法の違いにより変化するものです。

標準的な米酢と穀物酢、果実酢の成分でも違いがはっきりしています。エネルギー価をはじめ多くの項目で米酢が一番よい値ですが、ナトリウムとカリウムのバランスとビタミンBについては果実酢がまさっています。

エネルギー(KJ)
  • 穀物酢(67)
  • 米酢(134)
  • 果実酢(96)
水分(g)
  • 穀物酢(93.8)
  • 米酢(89.6)
  • 果実酢(92.1)
たんぱく質(g)
  • 穀物酢(0.1)
  • 米酢(0.2)
  • 果実酢(.1)
脂質(g)
  • 穀物酢(0)
  • 米酢(0)
  • 果実酢(0)
糖質(g)
  • 穀物酢(1.3)
  • 米酢(5.6)
  • 果実酢(2.6)
線維(g)
  • 穀物酢(0)
  • 米酢(0)
  • 果実酢(0)
カルシウム(mg)
  • 穀物酢(2)
  • 米酢(2)
  • 果実酢(2)
リン(mg)
  • 穀物酢(2)
  • 米酢(4)
  • 果実酢(6)
鉄(mg)
  • 穀物酢(0.1)
  • 米酢(0.1)
  • 果実酢(0.1)
ナトリウム(mg)
  • 穀物酢(310)
  • 米酢(290)
  • 果実酢(50)
カリウム(mg)
  • 穀物酢(8」)
  • 米酢(6)
  • 果実酢(55)

有効成分の働きで多くの効能

有機酸をはじめとするお酢の有効成分による代表的効能をまとめてみました。

1.体内の乳酸を分解して疲労を回復

頭を使ったり、運動をすると体内のエネルギーが消費されて、燃えかすとして乳酸が残ります。体内に乳酸が増えると脳を刺激し、精神の安定がくずれ、怒りっぽくイライラしてきます。

さらに、組織内のタンパク質と結合して乳酸タンパクとなり、筋肉の硬化をまねき、肩こりや腰痛の原因にもなります。この疲労の元、乳酸をお酢の成分は「クエン酸回路」と呼ばれる化学反応で無害な水と炭酸ガスに分解する働きがあります。昔は角兵衛ジシの子は、お酢をいっぱい飲んでいるので骨が柔らかいといわれていました。本当は、骨ではなく筋肉が柔軟で、激しい曲芸にも耐えられるようにお酢を愛用していたのです。

2.血圧を安定させ、動脈硬化を防止する

血液の状態が悪化したり、過剰な乳酸が血管の組織と結合して起きる動脈硬化は、高血圧が主な要因ともいわれています。お酢の成分には、血液を良好な状態に保ち、乳酸を分解して動脈硬化、高血圧を防止する働きがあります。

3.血行と新陳代謝をよくする

お酢の成分には、よい働きをする善玉コレステロールを増やす作用が判明しています。新陳代謝を活発にして、組織細胞を活性化する働きも指摘されています。

4.余剰の栄養素を分解し、肥満に有効

体内に過剰となった糖分やグリコーゲンは、脂肪に変化し蓄積されます。お酢の成分には栄養素の体内消費を促進する働きがあり、過剰な糖やグリコーゲンを燃焼させます。

消化を促進し、便秘を改善する

におい、味覚、成分が消化器の神経を刺激して、食品の消化吸収を高め、腸の働きをよくし、殺菌力により腸内環境が改善され、便秘や痔疾などにも効果を発揮します。

6.胆汁や副腎皮質ホルモンの生成を助ける

たいへん重要な働きがあり、糖尿病とも関係の深い副腎皮質ホルモンを生みだします。

7.優れた利尿作用で過剰な塩分を排出する
8.強力な殺菌力で、防腐・抗菌作用がある
9.飲酒による体内酸化物の処理を促進する
10.ほかの食品の栄養成分を効率化する

お酢には強力な成人病予防効果がる

成人病予防の第一条件として、酸素と必要成分の体内流通を左右する血液と血管の正常化を問題にしなければなりません。

日本人に動脈硬化が多い原因の1つに、珪酸の多い土壌と食生活が指摘されています。日本の標準的土壌には、欧米の数倍から数十倍の珪酸が含まれています。

ですから、河川の水も飲料水となる地下水も、この土壌で育つ農産物も珪酸を多く含むことになります。この珪酸が体内で血管組織の成分と結合することで、動脈硬化が進むといわれています。

お酢の成分には、この珪酸を体外に排出する働きをするものがあり、血管での乳酸タンパクの合成を防止することとあいまって、動脈硬化を予防、改善するのに有効なのです。

血管が若々しく丈夫でも、中を流れる血液の状態がよくなくては健康は望めません。また、血液の悪化が血管の硬化やもろさの原因ともなるのです。

成人では、血液が微アルカリ性であるpH7.4に保たれ、体温が36.5度くらいが理想です。これは、生命活動に不可欠な数千種類の体内酵素が、一番活躍しやすい体内環境だからです。そして、酵素はpHや体温の変化に非常に敏感で、発熱や体液の酸性化に最初にダメージを受けるのは酵素の働きです。

血液をはじめとする体液の酸性度を高めるものとしては、エネルギー物質のかすである乳酸、悪酔いの原因となるアルコールが変化したアセトアルデヒド、糖尿病症状の時に脂肪が分解されるとできるアセトンなどが考えられます。

これらの酸性化物質の分解、無害化にお酢の成分が有効に働くのです。次に成人病に関係の深い要素に副腎皮質ホルモンの働きがあります。副腎皮質で生成され、分泌されるホルモンには、コーチゾンに代表される糖質ホルモン、女性・男性の2種類の性ホルモン、アルドロステロンなどの鉱質ホルモンがあります。
これらのホルモンがすべて成人病に大きくかかわっているのです。コーチゾンは狭い意味での副腎皮質ホルモンとかステロイド・ホルモンと呼ばれています。
ステロイド剤で知られているように、アレルギー反応にも深くかかわるホルモンです。この大切な副腎皮質ホルモンが、酢酸とクエン酸を出発物質として作られるのです。これを証明した功績で、プロッホとリネンの両博士はノーベル賞を受賞しています。

また、このホルモンが精神活動にも重要な影響をもつことはストレス学説の生みの親であるセリエ博士の研究でも明らかにされています。

ストレスとホルモンは密接な関係にあり、成人病の重大な要因ともいわれています。そのほかにも、酢酸とクエン酸はすい臓で作られる糖尿病と関係の深いインシュリン、ホルモンとは別の意味で体内を動かす原動力であるATP(アデノシン三リン酸)などの生成にも深くかかわっています。

有機酸などのお酢の成分が、いかに成人病の予防に強い味方であるかがはっきりわかります。

お酢功強力な殺菌・抗菌力

お酢の殺菌力は、非常に強力です。以下にもあるように、重症の食中毒の原因となるブドウ球菌やサルモネラ菌、大腸菌なども、お酢につけるだけで、たちまち死滅してしまいます。

ですから、日本料理にはこのお酢の殺菌力をうまく利用した酢漬け、酢じめ、酢洗いなどの調理法が古くから行われてきました。

冷蔵庫などなく、不衛生な環境の昔の食生活において、食品の鮮度を保ち、防腐・殺菌の効果のあるお酢のこの力はたいへん貴重でした。また、チフス菌、赤痢菌、疫痢菌などの恐ろしい病原菌にもお酢の殺菌力は有効なのです。お酢と同じく食品保存によく利用される味噌や醤油よりも、その殺菌力は優れています。

身近なところでは、水虫などの皮ふ疾患はの原因となる、白癖菌に対してもお酢の殺菌力が有効だといわれています。お酢は、もちろん食用にされるのがほとんどですから、食品の防腐・殺菌にとどまらず、摂取することで口腔内や消化器官内の有害菌にも働きます。

口腔内の雑菌では、歯ぐきに付着した食べもののかすを有害な酸に変える腐敗菌に働き、歯槽膿漏の防止につながります。腸内では大腸菌をはじめとする有害細菌を減らし、食品の消化吸収を効率よくし、便秘などの予防にも貢献します。食品への添加以外のお酢の殺菌力の利用法としては、お酢風呂、お酢の足湯、お酢の温湿布などが行われています。

食酢中の病原菌、食中毒菌の死滅時間
化膿性ブドウ球菌
  • 1分(生)
  • 5分(死)
  • 30分(死)
  • 60分(死)
食中毒菌、サルモネラ
  • 1分(生)
  • 5分(死)
  • 30分(死)
  • 60分(死)
大腸菌
  • 1分(生)
  • 5分(死)
  • 30分(死)
  • 60分(死)
大腸菌
  • 1分(生)
  • 5分(死)
  • 30分(死)
  • 60分(死)
赤痢菌
  • 1分(生)
  • 5分(死)
  • 30分(死)
  • 60分(死)
腐敗肉中毒菌
  • 1分(生)
  • 5分(死)
  • 30分(死)
  • 60分(死)

お酢の製法と分類

醸造酢と合成酢

食酢(しょくす)と呼ばれる食用に使われるお酢は、その製法により醸造酢と合成酢に分けられます。醸造酢とは、文字どおり醸造法により造られるお酢を指します。

合成酢は、ちょっと複雑で化学的方法で合成された酢酸から造られるものだけでなく、醸造酢に合成酢酸の加えられているものも含めます。言い換えると、100%醸造法で造られたお酢だけを醸造酢と表示することができるのです。英語のお酢である「ビネガー」も同じく醸造酢のみに許される表示です。

醸造酢の原料による分類

合成酢は、現在では食酢としてはほとんど姿を消してしまいました。ですから、店頭で目にする、家庭で使用されている食酢はすべて醸造酢と考えてよいでしょう。

醸造酢は、その使用原料により細かく分類することができます。米、麦などの原料を使う「穀物酢」、果実を使う「果実酢」に大きく分けることもできます。

もうひとつの分け方では、原料をまずアルコール発酵させて酒を造り、それを酢酸発酵させて造る「純醸造酢」と、酒粕やアルコールを原料として酢酸発酵アルコールさせた「酒精酢」に分けられます。そして、一番厄介なのが、「純醸造酢」と「酒精酢」の混合された、いわば「混合醸造酢」です。
食酢の表示に関する公正競争規約

米酢、玄米酢

米酢は、もちろん米を原料にして造られるお酢ですが、ひとつ厄介な問題があります。それは、1Lに40g以上の米または酒粕を使えば、あとは醸造用アルコールを混入したものでも、堂々と米酢と表示できることです。

さらに、米からアルコール(日本酒)を造り、それを発酵させて米酢を造るには、酒税法による規制で「もろみ製造免許」が必要になります。このような理由から、市販の米酢には、原料として米だけを使った「純米酢」と、そうではない「米酢」があるのです。値段は安くなりますが、米酢は、純米酢に比べ内容成分も風味も劣っていると思われます。本来の「米酢」の良さを活用するには「純米酢」を使用したはうが賢明でしょう。

リンゴ酢(アップルビネガー)

リンゴを原料にリンゴ酒を造り、それを酢酸発酵させて造るリンゴ酸が豊富な果実酢です。日本でも、最近ではその風味が好まれて愛用者が増えていますが、本場はアメリカです。

ワイン酢

保存中のブドウ酒(ワイン)が、自然に酢酸発酵したのがはじまりの、歴史の古い果実酢です。フランス語の酢、ビネーグル(vinaigle)は、ワイン(vin)と酸っぱい(aigle)をひとつにした言葉で、英語のビネガーも同じ意味です。ワインの名産地は、お酢の産地でもあり、ヨーロッパではこのお酢が一般的です。

モルト酢

麦、麦芽を原料とするお酒といえばビールです。ですから、モルト酢もヨーロッパのビール名産地の多い北部地方で造られ使用されています。アミノ酸が豊富で、コクのある酢として人気が出ています。

粕酢

米酢とともに日本独特の酢で、外国では見られません。米酢よりも歴史は新しく、江戸時代末期頃に考案された方法といわれています。日本酒を造った残り粕を原料とすることで安くて簡単に酢を造ることができ、おかげで庶民にも、よりいっそう手軽にお酢が利用できるようになりました。

おもな食酢の製造方法について

米酢
  1. こうじ
  2. 糖分
  3. 日本酒
  4. 酢酸菌
粕酢
  1. 酒粕
  2. アルコール
  3. 酢酸菌
リンゴ酢
  1. リンゴ
  2. リンゴ酒
  3. 酢酸菌
モルト酢
  1. 麦芽
  2. 麦・トウモロコシ
  3. 酒母
  4. アルコール
  5. 酢酸菌
ワイン酢
  1. ブドウ
  2. ワイン
  3. 酢酸菌
酒精酢
  1. 醸造用アルコール
  2. 酢酸菌
ポン酢
  1. ダイダイ
  2. 醸造酢
レモン酢
  1. レモン
  2. 醸造酢
梅酢
  1. 青梅
合成酢
  1. 石油
  2. 氷酢酸