骨粗鬆症 春菊 が 効く春菊が骨粗鬆症に効く理由について紹介します。春菊には骨粗鬆症に役立つ成分、カルシウム、マグネシウム、ビタミンKが豊富に含まれます。
骨粗鬆症 春菊 が 効くのはカルシウムが豊富だから
春菊も、骨粗鬆症症の予防・改善のために積極的に食べたい野菜です。カルシウムの含有量は、ほうれんそうの2倍以上。骨の形成に大切な役割を果たしているマグネシウムやビタミンKも豊富です。
マグネシウムは、カルシウムとともに骨をつくる成分。マグネシウム不足は骨からカルシウムが溶け出す原因となるので、日頃から十分な量をとることが必要です。
ビタミンK は、骨からカルシウムが排出されるのを防ぐほか、骨をつくる働きを促進するたんばく質の作用を活発にするのにも役立ちます。βカロチンの含有量はトップクラス。春菊にはβ カロテンも豊富です。βカロテンは植物性食品に含まれる成分で、腸から吸収される際、必要な分だけビタミンA に変えられます。
ビタミンA には、皮膚や粘膜を健康に保ち、抵抗力を高める作用があります。また、ビタミンA に変換されなかったβ カロテンは、ビタミンC 、E と協力しあって、組織や細胞に悪影響を及ぼす活性酸素を抑制します。
春菊にはビタミンC とEも含まれているので、老化の抑制や、動脈硬化、がんなどを予防する効果も期待することができます。このほか、貧血を予防する鉄や、血圧の上昇を抑えるカリウムなどのミネラルも多く含まれています。
食物繊維が豊富で便秘解消効果も
春菊には食物繊維もたっぷり。春菊に多い不溶性食物繊維は大腸で水分を吸収して便の量を増やし、排便をスムーズにします。さらにビフィズス菌などの善玉菌を増やして腸内環境を改善。
便秘が解消されることによって腸内に有害物質がとどまる時間も短くなるため、大腸がんなどの予防にもつながります。
春菊には独得の香りがありますが、この香りはペリルアルデヒドや、αピネンなど、10種類ほどの精油成分にょるもの。これらの成分には、胃腸の働きをよくしたり、咳を鎮めたりする作用もあります。
ペリルアルデヒド
ペリルアルデヒド(Perillaldehyde)は、天然に存在する化合物の一つで、主にシソ科の植物で見られます。この化合物は、シソの葉、茎、種子に含まれており、シソの香りを特徴づける成分の一つとしても知られています。
ペリルアルデヒドは、香料やフレーバーの原料として使用されることがあります。また、医療用途や農業においても利用されることがあります。例えば、ペリルアルデヒドは、抗菌・抗炎症作用を持ち、虫除け効果もあるため、虫刺されのかゆみを和らげるために使用されることがあります。また、ペリルアルデヒドは、植物の成長を促進する効果があることが知られており、農業においては、殺虫剤や除草剤の代替品としても研究されています。
αピネン
αピネン(alpha-pinene)は、天然に存在する化合物の一つで、主に松やトウヒ、シダーウッド、ローズマリー、ユーカリなどの植物に含まれています。この化合物は、松の香りを特徴づける成分の一つとしても知られています。
αピネンは、医療や工業において、広く利用されています。例えば、精油や香料の原料として使用されることがあります。また、医療用途としては、抗菌・抗炎症作用があり、鎮静効果や呼吸器系の刺激を緩和する効果もあるため、風邪や気管支炎の治療に使用されることがあります。
さらに、αピネンは、殺虫剤や防虫剤の代替品としても研究されており、農業や林業においても利用されることがあります。また、工業的な用途としては、溶剤や接着剤、樹脂の原料としても使用されます。