頭痛 問診 が大事 頭痛外来受診の時に大切なことを紹介します。市販の鎮痛薬で痛みをコントロールできれば、あえて病院で受診する必要はありません。しかし、痛みが強く、寝こんだり日常生活に支障が出るようなときは、予防薬をはじめとする、医師の処方薬が必要になります。
頭痛の専門医にみてもらう
市販の鎮痛薬で痛みをコントロールできれば、あえて病院で受診する必要はありません。しかし、痛みが強く、寝こんだり日常生活に支障が出るようなときは、予防薬をはじめとする、医師の処方薬が必要になります。
慢性的な頭痛は、生命に関わることがないせいか、どうしても軽んじられる傾向があります。そんな状況で、頭痛の治療が得意な医師をみつけることは困難かもしれません。そこで、次の3点を参考にしてください。
- 問診をていねいにおこなって、頭痛の様子を聞いてくれる
- 疑わしいときや必要なときだけ、CTやMRIの検査をおこなう。
- 自分が慢性的な頭痛の治療が得意でなければ、専門医、または得意な医師に快く紹介してくれる
このほか、口コミによる情報なども意外に当たっているので病院探しの参考にしてもよいでしょう。
代表的な問診は次のようなものになります。
- いつから痛いですか?
- どんなときに、とくに痛くなりますか? 時間帯や季節と関係がありますか?
- どんなふうに痛いですか?
- 頭のどのあたりが痛いですか?
- お風呂に入ったり、冷やしたりすると治りますか?
- 頭が痛くなる前に、なにか症状や予感がありますか?
- 市販薬はどんなものを飲んでいますか?
CTやMRIだけでは解決しない
一般に頭が痛いとき、いちばん気になるのは重大な病気が原因ではないかということです。しかし、頭痛もちの人の慢性的な頭痛ではその可能性はゼロではないものの、さほど心配はありません。にもかかわらず「頭が痛い」といって受診すると、CTやMRIの検査が待ちうけています。しかも、結局は鎮痛薬を処方されただけで終わりということがあります。
医療機関にかかるときのポイント
- まず、慢性的な頭痛もちであることを申告する。いつもとちがう頭痛なら、そのことも必ず話す。生活に及ぼす影響なども説明する
- 市販の薬では抑えられないとか、頭痛の予防薬がほしいという希望を医師に伝える
- 自分の話を聞いてくれない、問診をあまりしない医師には2 度とかからない
- 意固地に検査を拒否する必要はないが、問診もせず、すぐに「検査をしましょう」という場合は要注意