片頭痛と聞くと「頭痛持ちの定番」です。左右どちらかのこめかみを中心に、発作的に痛みが起こります。痛みはズキンズキンと拍動性で、ちょっとした動作で痛みが増強されます。
片頭痛の特徴として、30歳までに発症する、親子で遺伝することがある、月に平均2~6回、発作的に痛む、ほとんどは、片側のみ痛い、脈に合わせて痛む、痛みのピークで吐き気がしたり、吐いたりしてしまいます。
痛みの特徴
- 頭の片側が痛む。左右どちらかに起こることが多いが、両側のこともある。こめかみから目の周囲がとくに痛む
- 脈を打つのに合わせてスキンスキン、ガンガンと痛む
- 痛みが起こる前に、なんらかの前ぶれ症状や感じる人もいる。いない人もいる。
痛みが生じたときの症状
- 吐きけがしたり、吐くこともある
- マッサージや入浴、歩くなどの動作で痛みガ増強する。
- 光を異常にまぶしく感じたり、大きな音によって痛みガ増すような感じがすることもある
多くは片側のみに痛みが生じる
片頭痛の特徴は、頭の左右のどちらかに痛みが起こることです。これはいつも決まって片側というわけではなく、前回は左側だったが今回は右側が痛いという場合も含まれます。また、片頭痛ではないと思われがちですが、両側が痛くなる人もいます。片頭痛では前ぶれ症状の有無が取り沙汰されますが、必ずしも出るとは限りません
痛みかたは脈拍に合わせたズキズキンとする拍動性の痛みです。
痛みのピーク時にはちょっとした動作で増幅されます。このとき吐きけがしたり、吐いてしまうことがありますが、とくに若い人に多くみられるのも特徴です。
痛みのピークをすぎたり、あまりにも痛みが強いときには、拍動性の痛みではなく、持続する痛みに変わることもあります。
前兆がない場合の症状
- 前ぶれではないが、肩こり、首すじのコリ、生あくび、変な気分などが起こる
- 予兆や予感として、眠けや倦怠感を訴える人も多い。このとき、頭痛がきそうという予感がする人も多い
前兆がある場合の症状
- ギザギザしていたり星のようなものが見えたり(閃輝暗点)視野がかけたりする。
- 前ぶれがある場合は頭痛の30分前~1時局前に起こるが、毎回起こると妊限らない前ぶれは、較的若い人に多い
前触れや予兆がある人の場合、痛み止めの服用のタイミングになる。
片頭痛の原因、要因
- 睡眠不足
- アルコール・食品
- 激しい運動
- 季節要因
- 月経
- 寝坊
- 緊張から開放されたとき
- 熱すぎるお風呂
生活のリズムの乱れ自律神経に影響して、血管の収縮や拡張のリズムが乱れて、頭痛が起こる
アルコールは血管を拡張させる。チョコレートやチーズ、炭酸水などで誘発されるという報告もある。
運動による心拍数の上昇に伴って、血管が拡張する。夏の暑い日の運動は要注意。
気候が暖かくなる春から夏にかけて、体温調節のために血管が拡張しやすくなる。
女性の片頭痛は、月経に前後して起こることが多く、ホルモンの影響が考えられる。
自律神経が過度にリラックスするために、血管が拡張する。寝すぎはとくに要注意。
多忙な仕事がひと段落ついたときや、ストレスから解放されたとき、自律神経の緊張がゆるんで血管を拡張させる。
熱いと体温調節のために血管か拡張する。
片頭痛を予防するために
毎日の生活でできるだけ規則正しい生活リズムを保ち、過度の寝過ぎや睡眠不足、飲酒、ストレス、人ごみなどにも注意が必要です。
休日になると片頭痛が起こるという人は、休みだからといってあまりタラダラとしないようにします。
薬の活用
病院で処方される片頭痛の予防薬には、血管収縮薬やカルシウム括抗薬、β遮断薬などがあります。
前もって飲んでおくと、片頭痛の発作を抑えることができます。しかし、これらの予防薬は毎日服用するというわずらわしさがあります。
また、頭痛発作の回数が少ない人や、鎮痛薬がよく効く人には必ずしも必要な薬ではありません。
予防薬は飲み忘れないことが大切。また、効果が出るまで時間がかかったり、薬が効かなくならないように服用量を調整する必要があるので、医師の指示を守って適切に服用することが大切です。
閃輝暗点や視野の異常などの前ぶれがあったり、「頭痛がおきそう」という予感がしたら、鎮痛薬を早めに飲んでおきます。
→市販されている解熱・鎮痛薬はこちら。
痛くなってしまったときは
片頭痛が起こってしまったら、痛む部分を冷やすなどの手当てをして、安静にします。光や音によって痛みが増すこともあるので、部屋を暗くしたり、 耳栓をするとよいで しょう。
カーテンを閉めてゆっくり目を閉じて休むことです。
毎日痛くなる場合は
ただでさえツライ片頭痛ですが、毎日起こるようになったらこのような状態を慢性連日性頭痛といいます。
その名が示すように毎日のように頭痛が起こる状態です。このタイプは成人に数%あるとみられています。慢性連日性頭痛には、片頭痛が慢性化したものと、緊張型頭痛が慢性化したタイプがあると考えられています。
なかでも、片頭痛で薬を飲みすぎたために引き起こされることが多くみられます。頭痛をこじらせてしまったと考えればよいでしょう。いずれも、薬の飲みかたに注意することで回避できることもあるので、片頭痛や緊張型頭痛で悩んでいる人は気をつけましょう。
日頃からミネラル(マグネシウム)をしっかり摂ることで頭痛を防ぐミネラルウォーター
海洋深層水と健康食品のアコール「AECスッキリウォーター」は日本頭痛学会認定医 大和田潔医師が推奨する「AECスッキリウォーター」は、成人女性の4人に1人が悩んでいると言われている片頭痛について、起こった時の対処療法ではなく、日頃から飲むことで予防・緩和することを目的にしたマグネシウム含有飲料です。