ストレスを解消する、上手にコントロールするには、特別に決まったマニュアルがあるわけではありません。どんな人でもストレスを抱えています。発散の方法もそれぞれ異なるのが自然です。自分が好きなことを思いっきり楽しむなど、自分なりの方法を考え出していくことが求められます。そのためにも、まずは次のような生活の基本になる点をしっかり抑えておきます。
からだを動かす(運動)
運動をすると、血管が開いて血流が促進され、血圧は低下します。それだけでも習慣にする価値がありますが、運動にはもうひとつ、ストレスを軽減するという大きな効果があります。街や公園を歩くだけで気分は爽快になりますし、親しい仲間とスポーツで汗を流せば心身ともにリフレッシュでき、ストレス解消効果はアップします。ただし、ストレス解消のためにスポーツをするときは、勝敗やスコア、記録にはこだわらず、とにかく楽しむことが大切です。
休養・十分な睡眠
日本のサラリーマン、特に中間管理職は、仕事が忙しすぎて休日も思うようにとれない場合が少なくありません。また、そうした環境下で仕事をすることが「快感」になってしまっているビジネスパーソンも多いのが特徴です。
残業続きで就寝時問が遅くなり、慢性的な睡眠不足に陥っている人も数多くいます。休養・陸眠が十分にとれない期問が長期にわたると、心身に大きな負担となり、疲労がどんどん蓄積していきます。これは心身への≠へきなストレスになります。「疲れたら休む」「疲れる前に休む」を心がけましょう。
安眠がなかなかできない人は、こちらのサイトなども参考になります。
ゆったり入浴
1日の疲れをできるだけとって、翌日に残さないようにするには、就寝前の入浴が大切です。風呂には体の汚れを落とすだけでなく、体を芯から温める温熱効果、細胞の働きを活発にする水圧効果、浮力で体を軽くすることによるリラックス効果の3つがあります。
熱い湯にさっと入るのではなく、39~41度のぬるめの渉にゆったりとつかり、心身を癒しましょう。快眠効果もアップします。
バランスのとれた食事
栄養をバランスよくとっていないと、ホルモン系統などさまざまな生体機能が低下しますから、ストレスに対して体が対抗できません。質量ともに必要な栄養素をバランスよ
く摂取するように心がけます。外食が多い場合、特に注意が必要です。