大豆 加工食品 コレステロール を下げる効果があります。大豆は、コレステロールを下げる優秀な食材と紹介しましたが、大豆加工食品も同様に大豆の有効な成分を丸ごと含んでいます。
大豆 加工食品 コレステロール を下げる
大豆加工食品は コレステロールを下げる効果 があり、心血管の健康を支える栄養素が豊富です。特に、イソフラボン、食物繊維、植物性タンパク質 が、血液中のコレステロール値を下げるのに効果的です。
大豆加工食品の代表である納豆は、日本人に人気のおかずですが、大豆加工食品の中でも血管壁に付着した悪玉コレステロールを取り除くレシチンが豊富に含まれます。
納豆をつくる過程で生まれるナットウキナーゼは、体内で分泌される、血栓を溶かす効果があります。
ナットウキナーゼがコレステロール値を直接的に下げるかはまだ確認されていませんが、高コレステロールによってつくりだされる血栓を溶かすので、結果的に高脂血症による動脈硬化に役立つということです。
大豆を炒めて粉にしたきな粉には、大豆由来のイソフラボンが大豆加工食品の中で一番多く含まれます。イソフラボンは、コレステロールの調整を行う肝臓に作用して、悪玉のLDLコレステロールを減らし、善玉のHDLコレステロールを増やします。
さらに活性酸素による脂質の酸化を防ぐ抗酸化作用が高いので、LDLの酸化によって動脈硬化が進行するのを防ぎます。
イソフラボンは、過剰に摂取しても蓄積されずに余った分は排出されてしまいます。
体に必要なイソフラボンの量は、きなこ大さじ3杯程度です。
凍り豆腐は、豆腐を低温で凍結、乾燥させた大豆加工食品で、有効成分が凝縮されているため、コレステロールを抑制する働きもさらにアップします。
また、凍結の際に大豆たんぱくが変化し、コレステロールを排泄する作用が増すことも確認されています。高コレステロール対策には積極的に利用するといいでしょう。
大豆加工食品に含まれる栄養素とコレステロールへの効果
1. イソフラボン（抗酸化作用）
・大豆イソフラボンは、抗酸化作用を持ち、血液中の 悪玉コレステロール（LDL） の酸化を抑制します。
・イソフラボンは動脈硬化を防ぎ、心血管疾患のリスクを減らす効果があります。
・大豆イソフラボンは ホルモンバランスの調整にも役立ち、女性特有の健康問題の予防にも効果的です。
2. 食物繊維（腸内環境の改善）
・大豆加工食品には食物繊維が豊富に含まれており、腸内でコレステロールを吸着して排出します。
・食物繊維はまた、腸内環境を整え、腸内フローラを良好に保つ効果があり、 コレステロールの吸収を抑制します。
3. 植物性タンパク質（血中脂肪の改善）
・大豆に含まれる植物性タンパク質は、動物性脂肪に比べて 血液中の脂肪を減少させる効果があります。
・また、植物性タンパク質は心血管疾患のリスクを低減させるため、コレステロール管理に役立ちます。
大豆加工食品のコレステロール対策におすすめの食べ方
・納豆
- 納豆は大豆イソフラボン、食物繊維が豊富で、毎日の食事に取り入れると、血液の健康をサポートします。
・豆腐や湯葉
- 豆腐や湯葉は、植物性タンパク質が豊富で、低カロリーながらもコレステロールを下げる効果があります。
- サラダに加えたり、スープに入れたりして、食物繊維を摂取できます。
・おから
- おからは食物繊維が多く、腸内環境を整え、コレステロールの排出を促進します。
- おから入りの料理（おからハンバーグやおからサラダ）として取り入れるのがおすすめです。