うつ病は、現代社会では誰でもかかりうる可能性のある病気です。精神的な症状だけではなく、頭痛や倦怠感といった身体的症状も認められます。自殺とうつの関連レポートが厚生労働省から出されています。
平成22年1月に自殺・うつ病等対策プロジェクトチームを立ち上げ、5回にわたり有識者の方々からのヒアリング及び議論を行うとともに、人口動態統計など、自殺に関するデータの分析等を行い、自殺の実態を踏まえた対策を検討してきました。その結果、5月28日に報告をとりまとめ、今後の厚生労働省の対策として五本柱を示しました。
こうしたことからもうつは、社会問題として定着してしまっているのです。
うつ病は、環境の変化やストレス、人間関係のトラブル、過労などによって生じることがあります。また、凡帳面である、完壁主義、他人を気にするといった性格・思考パターンの人は、うつ病になりやすいタイプです。うつ病は、脳の中で情報を伝達する役割をもつ「セロトニン」や「ノルアドレナリン」といった神経伝達物質が不足することで生じます。 症状としては、気分が落ち込む、食欲不振、疲労感、集中力の低下などが2 週間以上続くことが特徴的です0 また、頭痛、倦怠感、肩こり、胃痛といった身体症状が見られることもあります。
うつ病の治療の基本は、「抗うつ剤を服用する」と「休養をとる」の2本柱です。抗うつ剤としては、「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)」に分顆されるタイプの医薬品が使われます。
医薬品であるSSR と同等の効果をもち、副作用がより少ない成分がサプリメントとして入手できます。
抗うつ作用のあるハーブは、セントジョーンズワート、抗うつ作用のある成分は、サム・イーがあります。