現代人の9人に1人は「腰痛」で悩んでいるという調査があります。「肩こり」もよく認められます。一般に、腰痛・肩こりは、筋肉の疲労が原因で起こります。たとえば、同じ姿勢をとり続けることで筋肉が緊張して血行が悪化し、痛みやこりが生じるのです。
最近は、パソコン作業などが増え、慢性的に肩こり、腰痛などの症状を訴える人が急増しています。
腰痛は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症のように腰椎に障害が起きて生じる場合と、原因不明で主に姿勢の悪さから生じる「腰痛症」とがあります。肩こりは、骨・筋肉に異常がある場合と、筋肉の疲労によって生じる場合とがあります。運動不足による筋力の低下、デスクワークにおける姿勢の悪さなどが原因で、筋肉が緊張し血行が悪化すると、「乳酸」などの疲労物質が蓄積され、痛み・こりが生じます。
骨や関節に障害のある場合には、整形外科的な診断と治療が必要になります。一方、腰痛の多くは、統合医療では(欧米の基準を満たすレベルにある)「カイロプラクティック」の適応となります。
サプリの場合は、生活習慣を見直しつつ、腰痛・肩こりに効くサプリメントも利用できますがあくまでも補助的な使い方になります。
血行を改善し痛み・こりを緩和する作用のあるサプリは、「ビタミンE」です。末梢神経を修復する成分は、「葉酸」「ビタミン12」です。
疲労物質をとるには「クエン酸」が有効です。