3種類のアロエの違い
アロエは原産地がアフリカとされるユリ科の植物で、世界中には100種類以上も存在するといわれています。そのなかでも多く見られるのが、キダチアロエ、アロエベラ、ケープアロエの3種類です。この3種類のアロエはどれも肉厚の葉にトゲがあり、葉の内部が半透明のゼリーで満たされています。
日本でも栽培されていますが、一番多く栽培されているのは寒さに強くて苦味が多いキダチアロエで、薬効が高いことから医者いらずとも言われる品種です。
キダチアロエよりも葉肉部分が厚く、苦味が少ないのがアロエベラ。ヨーグルトなどのアロエ入りの食品に入っているのは、このアロエベラの葉肉が使われています。
もうひとつのケープアロエは、昔からヨーロッパや日本でも下剤として利用されてきました。
アロエの代表的な効能、効果は胃腸機能向上と便秘解消
アロエの1日の目標摂取量は、成人で15グラムで、これを1日に3回に分けて摂取します。つまり、1回に5グラム程度になります。アロエの有効成分は加熱しても壊されないので、例えば煎じて飲んだとしても効果が落ちることはありません。
どの種類のアロエも、主成分はアントラキノン配糖体のアロインとエモジン、サリチル酸です。
また、半透明をしたゼリー状の部分には、多糖類のグルコマンナンやアセマンナンが含まれています。アロエがもつ抗菌作用、抗炎症作用は、こういった部分の効果です。
生のアロエを口にしたことがある人は少ないかもしれませんが、噛むと独特の苦味があります。この苦味は、アロインとエモジンによるものです。これが胃壁を刺激することで胃液の分泌が盛んになって、アロエを少量摂取しただけで食欲が増進します。ですから、食欲不振、胃が重かったりムカついたりする、食後の胃もたれといった症状があるときには少量のアロエを摂るとよいのです。
アロインが腸のぜん動運動を促進させる
アロイン自体には下剤としての効果はありませんが、アロインは腸に届くと腸内細菌の働きによって活性型に変化します。この活性型アロインが、腸の粘膜を刺激し、蠕動運動(ぜんどううんどう)を促進させ、緩やかな下剤として働くので、アロエの摂取で便通が良くなるのは事実です。
ただ、塩素イオンやカリウムイオンが一緒に排泄されるため、長期間に渡ってアロエを摂取し続けるとカリウムが不足する恐れもあります。
- 主成分:
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- アロイン
- エモジン
- サリチル酸
- グルコマンナン
- アセマンナン
- 効能:
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- 胃腸機能向上
- 便秘解消
- 食欲増進
- 止血
- 抗炎症作用
- 副作用:
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- 吐き気、嘔吐
- 注意:
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- 長期に渡り使用するとカリウム不足になる恐れがある。
- 吸入麻酔薬『セボフルラン』との併用に注意が必要になる。
無添加の原液「完熟アロエまるごと純しぼり」の紹介
アロエの効能のひとつに便秘解消があるといいました。便秘で悩んでいる人は、薬を服用するよりまず食事や運動で治せたほうがよいでしょう。ですから、アロエの摂取をおすすめしたいのです。
例えば生のアロエを育て、自分で育てた新鮮なものを摂取するのも楽しみのひとつになるかもしれませんが、なかなか手間がかかることや取り扱いを考えると少しハードルが高くなると思います。そこで、新鮮でありながら安心安全なアロエエキスを摂りたい人におすすめなのがアロエ本舗の「完熟アロエまるごと純しぼり」です。
鹿児島県指宿市の農園で、無農薬で3年かけて栽培されたアロエの搾り汁のみ。水一滴さえ加えられていない、混ぜものなしの生ジュースです。
新鮮な養分がぎっしり詰まったキダチアロエを収穫した日に新鮮な皮ごとミキサーにかけた100%の搾り汁です。徹底して無添加・純度100%にこだわり、昔ながらの製法で手間を惜しまずに、一瓶に約2キログラムのアロエを一滴の水も加えずにエキスにして製品化されています。
アロエ本舗の「完熟アロエまるごと純しぼり」は純度100%無添加の原液(ジュース)
まるごと純しぼりは完全100%の原液のため、飲み過ぎると便がゆるくなる可能性があります。専用カップに1日1杯の飲用が適量ですが、便秘が改善しない場合は増量、下痢をしてしまう場合は減量するといいでしょう。