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特効栄養素 コリン 肝臓 しっかり肝臓を守ってくれるお酒を飲みつつけても

コリン 肝臓

コリン 肝臓

特効栄養素 コリン 肝臓 しっかり肝臓を守ってくれるお酒を飲みつつけても効果があります。

コリン 肝臓 を守る効果

私たちの体にとって重要な臓器である肝臓は、日々の健康を維持するために多くの役割を担っています。そんな肝臓を守る上で欠かせない栄養素の一つが、コリンです。

コリンは、肝臓の健康を支え、その機能を正常に保つためにどのように作用するのでしょうか。

コリン という栄養素を耳にしたことがあるでしょうか。実はこれもビタミンB群の仲間なのですが普通の食事をしている限り欠乏症になることはないため、ビタミンとは呼ばず 「 ビタミン様物質 」 と呼んでいます。
このコリン、酒量の多い人には、とても頼もしい良友です。何を隠そう、コリンには、脂肪肝を防ぐ働きがあるからです。

脂肪肝とは、肝細胞の中に多量の脂肪がたまることをいいます。これは、アルコールの飲みすぎや脂肪の多い食品のとりすぎによって起こる病気ですが、コリンが不足しても起こるのです。

というのは、アルコールや脂肪が肝臓で代謝されるときに、コリンが十分ないと、それが円滑に行われないからです。いわば不完全燃焼を起こすようなもので、そのため使いきれない脂肪が肝臓にたまると考えてよいでしょう。

このことはすでに、ネズミを使った実験でも証明されています。ネズミに低タンパク低コリンのえさと水にアルコールをまぜたものを与えると、脂肪肝になってしまいます。ところが、脂肪肝になったネズミにコリンを多量に与えると、肝細胞が正常に戻ることが実証されたのです。

コリンは人間の体内でもある程度はつくることができます。しかし、脂肪肝になるほど多量のお酒を飲む人には、食品からも積極的にとる必要があります。

コリンは

  • ピーナッツ
  • 枝豆
  • 大豆

などの豆類

  • レバー

などにたくさん含まれています。ちなみに大豆の場合は、100 g 中に 255 g ものコリンが含まれます。

また牛のレバーには、牛肉と比較すると約 4 倍ものコリンが含まれています。コリンは水にとけやすい性質がありますが、枝豆をゆでる程度なら問題ありません。

熱には強いので、大豆などはゆで汁や煮汁ごと食べるようにすると十分に摂取できます。幸いなことに、これらコリンを多く含む食品は、酒の肴に最適なものばかり。お酒を飲むときには、ぜひ一品とり入れることをおすすめします。

コリンは、ビタミンB群に分類される水溶性の栄養素で、体内で様々な重要な役割を担っています。特に、肝臓の健康を守る上で非常に重要な働きをすることが知られています。

コリンが肝臓を守る主なメカニズム

コリンが肝臓の健康維持に貢献する主なメカニズムは以下の通りです。

  1. 脂肪肝の予防・改善:
    • 脂質の代謝促進: コリンは、リン脂質の一種であるホスファチジルコリンの合成に不可欠な成分です。ホスファチジルコリンは、体内で脂質やコレステロールを輸送するリポタンパク質(VLDLなど)の構成成分となります。
    • 肝臓からの脂肪排出: 肝臓に過剰な脂肪が蓄積する「脂肪肝」は、肝機能低下の大きな原因となります。コリンが十分に供給されることで、肝臓で合成された脂肪がリポタンパク質として血液中にスムーズに排出されるようになり、脂肪肝の予防や改善に繋がります。コリンが不足すると、肝臓に脂質が溜まりやすくなります。
  2. 胆汁酸の生成と脂質の消化吸収:
    • コリンは、胆汁の主要な成分であるホスファチジルコリンの生成にも関与しています。胆汁は、脂肪の消化吸収を助ける役割があります。適切な胆汁の分泌は、肝臓への負担を軽減し、脂質の代謝を円滑にします。
  3. 解毒作用のサポート:
    • 肝臓は、体内の毒素や老廃物を解毒する主要な臓器です。コリンは、この解毒プロセスに関わる酵素の活性をサポートしたり、メチル基供与体として解毒反応に必要な分子の合成を助けることで、肝臓の解毒機能を間接的に支援します。
  4. 細胞膜の構成要素:
    • コリンは、すべての細胞膜の主要な構成要素であるリン脂質(ホスファチジルコリンなど)の重要な前駆体です。肝臓の細胞(肝細胞)の健康な細胞膜を維持することは、肝機能が正常に働くために不可欠です。

コリンの欠乏と肝臓への影響

コリンが不足すると、肝臓に脂質が蓄積しやすくなり、脂肪肝のリスクが高まります。特に、食事からの摂取が不十分な場合や、特定の遺伝的要因がある場合にコリン欠乏が生じやすいとされています。重度のコリン欠乏は、肝機能障害や肝損傷を引き起こす可能性があります。

コリンを多く含む食品

コリンは、様々な食品に含まれています。バランスの取れた食事を心がけることで、十分なコリンを摂取することができます。

  • 卵黄: 特に豊富に含まれています。
  • 牛肉(特にレバー):
  • 鶏肉:
  • 魚(鮭、タラなど):
  • 大豆製品(豆腐、納豆など):
  • ブロッコリー、カリフラワー:
  • ナッツ類:

まとめ

コリンは、肝臓の健康を維持し、特に脂肪肝の予防と改善において極めて重要な役割を果たす栄養素です。肝臓での脂質代謝を促進し、余分な脂肪の蓄積を防ぐことで、肝機能を正常に保ちます。日々の食生活において、コリンを豊富に含む食品を意識して取り入れることが、肝臓を守り、全身の健康を維持するために非常に大切です。

肝臓の働きを促進する栄養素

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