肝臓 食事 で大事なのはバランスが整った食事 (良質のタンパク質とビタミン類をたっぷり)が肝臓には大切、カロリーオーバーはNGであることが重要です。
肝臓 食事 で大事なのはバランスが整った食事
肝臓の健康を保つ上で、バランスの取れた食事が極めて重要であるというのは、まさにその通りです。肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、異常があっても自覚症状が出にくいことが多いため、日頃からの食生活で意識的にケアすることが大切です。
なぜバランスが整った食事が肝臓に重要なのか?
肝臓は、体内で多様な役割を担う「化学工場」のような臓器です。その主な機能は以下の通りで、これらを円滑に行うためには特定の栄養素だけでなく、多様な栄養素が過不足なく供給される必要があります。
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- 代謝機能:
- 糖質の代謝: 食事から摂った糖質をグリコーゲンとして貯蔵し、必要に応じてブドウ糖に分解してエネルギーを供給します。
- 脂質の代謝: 脂肪酸やコレステロールを合成・分解し、エネルギーとして利用したり、貯蔵したりします。
- タンパク質の代謝: 食事から摂ったタンパク質をアミノ酸に分解し、体に必要なタンパク質(アルブミンなど)を合成します。
- 代謝機能:
肝臓を元気にするのは 栄養のバランスが整った食事
現在、肝臓病の治療の柱となっている基本はやぱり、食事療法です。治療というと、どうしてもイメージするのは薬ですが、肝臓病に限っては、薬物療法が中心にはなりません。
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なぜなら、薬という異物を代謝(体内にとり込んだある物質を他の物質に変化させること)するのも肝臓の役目の1つだからです。
肝臓は解毒する臓器なのです。
薬は風邪薬であれ、胃腸薬であれ、いったん肝臓で代謝され、それが全身に運ばれてはじめて薬としての効果をあらわします。
しかし、肝臓に障害があるということは、すでに肝臓が弱っていて、本来の働きさえおぼつかなくなっているということです。体を維持するための栄養代謝や解毒作用だけでフーフーいっているところへ薬を送り込めば、肝臓はさらに無理を重ねなければなりません。
しかも、人体にとっては、薬物もいわば「毒」の1つです。そんなわけで、肝臓病の場合はむやみに薬を使用できないのです。
結局、現在のところ、食事療法にまさる療法は開発されていません。この食事療法とは「高タンパク・高ビタミン・適正カロリー」食をとることです。実をいうと、ついひと昔前までは、肝臓病の食事療法では「高タンパク・高カロリー」食がすすめられていました。
しかし、最近の日本人の食生活を見ていると、明らかにカロリーの過剰摂取が目立ちます。現に、肝臓病が肥満や脂肪肝から起こるケースもふえており、糖尿病との合併も見られます。お酒の多飲以外にカロリー摂取過多が原因の脂肪肝がとても増えています。見た目にはスレンダーな女性でも脂肪肝という人も増えています。
したがって、あえて高カロリー食を心がける必要はありません。それよりも良質のタンパク質とビタミン類をたっぷりとり、カロリーオーバーにならない食生活が望まれます。
基本的には、栄養のバランスのとれた食事が第一です。そして、このことは肝臓病の人のみならず、肝臓の健康を心がける人にもそのままあてはまります。
肝臓を強くする食生活上の5つのポイント)
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- 1日の必要エネルギー(カロリー)を過不足なくとる 肝臓の細胞の再生のためには十分なエネルギーが必要です。健康な成人の1日の必要エネルギー量は2200~2400kcalとされていますが、運動制限のある人はその90%程度に抑えましょう。
- 良質のたんぱく質をとる 1日最低90gのタンパク質をとります。
- ビタミン類をしっかり摂る ビタミン類は肝臓の機能を活発にします。お酒をたくさん飲む人の肝臓をいたわるビタミンなども参考にします。
- 食物繊維をしっかり摂る 便秘は肝臓に負担をかけます。食物繊維は便秘解消に効果大。
- 食事は規則正しく朝・昼・晩に分けて3回とる 規則的な食事が肝臓の負担を軽くします。朝食抜きは肝臓に悪影響です。
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肝臓強化に必要な各種栄養素については、新しく発見されたものもあり紹介していきます。