目 椅子 を上手に活用して姿勢を正す方法が有効です。近視の人には、猫背が多いといいます。これは、眼の状態と姿勢との問に、密接な関係があるということにほかなりません。眼と書物との間隔が近すぎると、眼の焦点距離が近くに固定してしまい、近視の原因になってしまうのです。
そして姿勢が悪いと、体に負担がかかり、筋肉も硬直します。それが原因で眼も疲労し、視力の低下につながるのです。
また、眼の焦点距離が近くに固定してしまうことも近視の大きな原因になります。
本を読んだり字を書いたりするときには、眼の位置と正しい姿勢を保つことが、いかに重要かということです。体にも眼にも負担がかからない理想的な姿勢を保つには、普段使っているイスや机の大きさや高さ、また角度などに関係があります。
理想のサイズは次のとおりです。
- イスの高さ膝下の長さから 1.5 ~ 3 cm ひいたもの
- イスの奥行きと幅ももの長さ
- 座る面の角度後方に4~8度傾斜しているもの
- 背もたれの角度座面に対して110度くらいの角度で、腰骨と肩甲骨の問がぴったりとフィットしたカーブのあるもの
- 机の高さ座高の3分の1 にイスの高さを足したもの(
- 机の奥行き幅の3分の2以上
この理想的なサイズの机とイスで本を読んだり勉強したりすれば、目にいいばかりでなく、体にとっても非常に楽な姿勢を保つことができますから、能率もあがることでしょう。
寝転んで読書したり、机にかじりつくように背を丸めて勉強しては、眼や体に負担をかけるばかりです。このような習慣はすぐに改善したほうがいいでしょう。