脳のトレーニング「たまには緊張が高まるぐらいの高い買い物をしてみる」

高い買い物をするときは、緊張したり、胸が高鳴って、そしてさんざん迷ったりするものです。これは、精神的なストレスがかかっている状態です。
そこで、思い切って買ってしまうと、そんな緊張状態から解放されます。買うことによってストレスの解消ができるわけです。

高価な買い物は、普通の買い物よりも、「無駄にしてはいけない」「役立たせないといけない」「本当に自分に必要?」と思い、大きな緊張を伴います。

その緊張感が脳にとっては、非常に重要です。緊張状態というのは、からだの中でアドレナリンという神経伝達物質がでている状態です。この物質は、からだを防御する作用があり、また心臓や呼吸の機能をアップさせます。

もちろん脳にも「全力をだせ」と指令をだします。だらだらしている状態では、記憶力もアップしません。緊張感は脳にとってマイナスと考えがちですが、適度な緊張感は脳を元気にしてくれます。試験は緊張すると十分な実力がだせないと思いがちですが、そんなことはありません。

逆に、緊張感によって実力以上の力をだせる場合があるのです。もちろん、緊張感は長く続けば、脳にとってマイナスです。しかし、適度な緊張感は、脳が十分な能力を発揮するためには必要不可欠なのです。

自分を追い込む方法として、お金をだすという行為は大切なことです。買うという行為は、軽度のストレスを自分にかけます。会社や人から借りたものでは、そんなに真剣になれません。買うという行為は、たくさんの無駄を生み出します。

必ずしも買った物が100%役立つわけではありません。それでも新しい物を買ったほうが、何もしないより刺激的で、緊張感があります。

そして、脳を活性化させます。以前に比べれば安価になったとはいえ、それでもパソコンは安い買い物ではありません。こうした10万円以上もつぎ込んで買うというその緊張感が、真剣にそれを使いこなし、役立たせようという気持ちにさせるのです。

英会話の高い教材を買う場合も、同じような意味があります。場合によっては、その緊張感が3日坊主で終わってしまう場合もあるでしょう。しかし、たとえ三日間であっても、脳は十分に元気になれます。

また、物を買う際には、どこかに動機があるはずです。そのため、新しい物への情報をどこかで収集するでしょうし、常に自分のアンテナを張り巡らせているはずです。物を買うというのは、衝動的な行動のように見えますが、それ以前から、自分なりにさまざまな情報を集めた結果なわけです。そうした生き方こそが、脳にとっては大切です。お金は無駄にしないという堅実な生き方もいいでしょう。
しかし、脳を刺激的にするには、高価な物を買うリスクだって時には必要なのです。