病気のときは目も弱っている

体が病気に冒されていると、眼も同じように弱っているということをご存じですか? 眼も体の一部です。生命が衰えれば、眼だって弱っているのです。

風邪を引いて寝込んだときなど、ほかにすることのない退屈さから、ついつい本に手が伸びてしまうことがあるかもしれませんが、これは弱っている眼をさらにいじめていることになるのです。もっと眼をいたわってあげてください。

病気の症状が重いときには、けっして本を読まないでください。当然、TVやPC、スマホも同じです。ただ体を回復させることだけを考えて、静かに休んでいることが一番いいのです。

寝こむほどではない症状であれば、ごく短い時間の読書ならさしつかえないでしょう。しかしその場合も、何度も眼を閉じて数分休ませたり、頻繁にマバタキを繰り返すようにしてください。集中しすぎて長時間読みふけったり、最後まで読み切ろうと無理をしたりすることは絶対に避けましょう。

なんとなく体がだるかったり、神経がビリビリしているなと思うときは、なるべく読書は避けたほうがいいでしょう。それでもどうしても読みたい本があるのだったら、20分か、30分でいいですから、静かに眼を閉じて、少しでも眠ることです。そして体が楽になったら、はじめてページをめくるようにしましょう。その場合も、一気に読んでしまおうなどとは思わず、ゆとりをもつて休憩しながらです。専門書で勉強する場合は例外ですが、読書とはもともと精神的にリラックスするための物ではないでしょうか。ですから病気で体が弱っているときには、精神的にも弱っているはずですから、読書を楽しむことなどできないはずなのです。
「ほかにすることがないから」「読んでしまわなくてはならないから」という理由で読書をしても、きっと楽しくないでしょう。体も心もリラックスしているときにこそ本を発しんでください。