中高年のうつは物忘れが増え、落ち着きがなく頻尿、めまいを伴えば疑いが大きい

加齢は、孤独感・喪失感を増大させてしまう

うつの症状に悩む人は急増しており、3人に1一人は高齢者です。東日本大震災をきっかけに、不眠や不安、だるさといった症状に悩む人も増えてしまいました。

日本では高齢化が加速しています。高齢社会を迎えている我が国で最近、特に問題となっているのが中高年のうつです。国内の自殺者は3万人を超え続け、その大半が高年齢の人で特に働き盛りの人が多いという、憂うべき現状です。経済事情の悪化が主な原因とされていますが、うつによる自殺も多いと考えられます。

では、中高年以降のうつについての詳細です。

原因

年齢を重ねるにしたがって、身体機能は低下します。なんの苦労もなく普通に行えていたことが努力しないことでできなくなり、健康状態に不安を感じるようになります。
また、定年退職や長年連れ添ってきた配偶者や兄弟姉妹、親しい友人の死によって強い喪失感孤独感を覚えたり、自分の死を予感したりすることも少なくありません。

身近な人の死は特にうつの原因となります。うつはすぐに現れるのではなく、49日法要がすんで一段落したころ、急に現れることもあります。これは「荷降ろしうつ」とも呼ばれます。

症状

中高年のうつは、憂うつ感やふさぎ込むといった精神症状が目立たず、身体症状が前面に出ることが特徴です。これは、うつの精神症状が隠れてしまうため「仮面うつ病」といわれます。
体の病気と間違われて、長期間見逃されてしまうことが多くあります。仮面うつ病の主な症状には次のようなものがあります。腰痛や肩こりといった痛み、めまいや視覚の異常。頻脈、動悸などの循環器系の訴え、胃腸障害、排尿困難、頻尿といった消化器・泌尿器系に関する症状です。このほかイライラして落ち着きがなくなり、物忘れが増える認知障害もうつのために強くなります。

心のしんどさのかわりに体が痛んだり動悸が怒るためうつに気づきにくい

うつが身体症状として現れることを「代理症」といいます。これらの症状が現れた場合、精神科や心療内科を最初に受診する人は多くありません。外科や内科で「内臓も血管も異常なし」といわれ、そのまま放置されてしまう人もいます。もし、これらの身体症状が1ヶ月たっても改善しない場合は、精神科や心療内科を受診してみましょう。認知症のような症状があるからと、もの忘れ外来を受診した人の2割程度が、実はうつだったという問題点もあります。

問題点

中高年のうつは、しばしば軽く見られがちなことも問題です。病気や家族の死で、周囲からはうつぎみになるのは当然と思われ、本人もそれをしかたないと考える傾向があるからです。放置しているうちに、うつは悪化していくのです。身近な問題以外に、東日本大震災でショックを受け、眠れなくなったり不安を感じたりしている人も、原因不明の身体症状が1ヶ月以上lも続くようなら、精神科や心療内科の受診も検討したほうがいいかもしれません。

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