兼業主婦のうつは月経前になりやすく過剰な食欲、睡眠、乳房痛は要注意

月経前に精神状患が不安定になる女性は注意が必要で過食、不眠、過眠の人は特に注意

東北大震災では避難所にいる人、だけでなく、自宅で無事だった人にも不安や不眠の悩みが増えています。

原発事故は先が見えず、子供~お年寄りまで全体的にうつ気分が広がっています。

うつ症状を訴える方に多いのは、女性です。女性のうつ症状には、月経(生理)が関係している場合が少なくありません。

女性の中に排卵後から月経にかけての期間、女性ホルモン(エストロゲン)やプロゲステロンのバランスが乱れる人がいます。その影響で、月経前になると心身に不調をきたす場合があり、PMS(月経前症候群)と呼んでいます。

よく見られる体の症状は、頭重感や頭痛、腰や下腹部の痛み、食欲減退やその逆の食欲増進、疲労・だるさ、乳房の痛み、めまい、吐きけ、むくみ、肌荒れや吹き出物などがあります。

精神的な不調としては、イライラや怒りっぽい、漠然とした不安感や憂うつ感(気分がふさぎ込むこと)、集中力や判断力の低下、不眠や過眠がよく見られます。なかには相反する症状がありますが、不安や痛みが前面に出て食欲減退や不眠、判断力が低下すると、過食や過眠が起こりやすくなるのです。

こうした症状は、月経の前日や数日前に現れますが、長い人では排卵後から続くことがあります。そして、月経が始まると不快症状が消えてしまうのがPMS の大きな特徴です。

さらに近年、PMSの患者さんの中には、うつに匹敵するほどの重い精神症状を現す女性もいることがわかってきました。ふだんはうつ症状のない女性に月経前の数日~1週間程度の期間、次のような症状が現れるのです。

「憂うつだ」「何もかもがつまらない」といった抑うつ気分や空虚感、「将来に期待が持てない」「自分は劣っている人間だ」といった絶望感、異常な不安感、情緒不安定(悲しくない場面で泣く、ささいなことで口論する)、無気力(家事や仕事ができなくなる) など。重い精神症状が見られる方、PMDD(月経前不快気分障害) という診断名で呼ぶことになりました。

PMDDによって現れる体の症状で特徴的なのは、食欲と睡眠の障害です。食欲が異常に増進してむちや食いをしたり、間食が増えたりして、体重が増加することもあります。

特に、甘いものや炭水化物( ご飯・パン・めん類など)を欲しがる人が多いようです。また、「1日じゆう眠くてしかたがない」といった睡眠過多に陥る人が多く、昼間は過眠・夜は不眠になる人もいます。

月経のある女性のうち、PMSは20~50% に見られるといわれ、軽症の人も含めれば80% に及ぶという報告もあります。

一方のPMDDは、日本をはじめとする各国の調査によれば3~8% 。月経のある女性の約20人に1人人はPMDDを発症していることになります。

兼業主婦は、仕事も家事も完全にこなそうとするためストレスをかかえてしまう

PMSやPMDDの方が増えた理由の1つは、研究が進み、月経に伴う病気のあることがわかってきたこと。近年、共働き家庭が増えたことも、女性特有の不調の増加と無関係ではないでしょう。

国が行った調査では、兼業主婦が家事に費やす時間は、専業主婦に比べて3時間近くも短いのです。しかし、兼業主婦の多くは限られた時間内で、仕事だけでなく家事もかんぺき育児も完璧にこなそうとします。すると、ストレスや疲労が過剰になってホルモンのバランスが乱れやすい状態に陥るのです。PMSやPMDDを放置すれば、より重いうつに移行し、治りにくくなることがあります。
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