骨の役割

骨はカルシウムを蓄えている

人間には、およそ206個の骨があり、骨は主に2つの大切な役割を果たしています。1つめは、体を支え、内臓を保護すること。筋肉、血管、神経などの柔らかい組織を支えて姿勢を保ち、脳や内臓を囲んで守ります。
2つめはカルシウムを蓄えること。体内のカルシウムのおよそ9% は骨に貯蔵され、必要に応じて骨から溶け出して体の各部へと運搬されます。
骨は硬い石のような組織だと思われがちですが、実際は柔軟性のあるたんぱく質の一種(コラーゲン) に、硬い骨塩(主にリン酸カルシウム)が沈着してできています。
骨のいちばん外側は「骨膜」という薄い膜で覆われており、骨膜のすぐ内側には「皮質骨」という硬くて赦密な骨があります。
そしてさらにその内側に「海綿骨」という柔らかいスポンジのような構造の骨があります。腕や足など大きな力がかかる部分の骨は皮質骨、背骨など柔軟性が必要な部分の骨は海綿骨の割合が多くなっています。カルシウムを貯蔵する働きをしているのは、海綿骨の部分です。

骨の細胞は毎日代謝を繰り返している

骨の成長には、長さが増す「増長」と、太さが増す「増厚」の2種類があります。増長は20歳頃までで止まってしまいますが、増厚は年齢に関係なく続きます。
生きている骨は新陳代謝を繰り返しており、常に古い骨と新しい骨が入れかわっています。
では、骨の代謝はどのように行われているのでしょうか。骨の生まれかわりには、「骨芽細胞」と「破骨細胞」が関わっています。骨芽細胞は、骨の表面にコラーゲンを分泌してカルシウムを沈着させ、新しい骨をつくります(骨形成)。
破骨細胞は骨のカルシウムやコラーゲンを溶かし、古い骨を壊していきます(骨吸収)。健康な人の場合、骨形成と骨吸収のバランスが保たれ、強くしなやかな骨を維持していくことができます。しかし、何らかの原因で骨形成の働きの方が弱くなってしまうと、少しずつ骨がもろくなっていくのです。

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