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労作性頭痛には非ステロイド性消炎鎮痛薬が効果的なことも

労作性頭痛には即効性のある痛み止めでもある

労作性頭痛は、ある特定の動作や刺激が引き金ねとなって頭痛発作が起こります。しかし、なぜ、頭痛が起こるかがわかっていないことから、最適の薬もまだ詳しくはわかっていません。ただ、痛みの予防や痛み止めに非ステロイド性消炎鎮痛薬が有効な例があることがわかっています。
有効な非ステロイド性消炎鎮痛薬ですが、多種類あり、アスピリンやイブプロフェンなども同じ非ステロイド性消炎鎮痛薬ですが、労作性頭痛にはインドール系やプロピオン酸系の薬が用いられます。

服用の際のポイント

基本的には頓服薬。毎日飲む必要はない。労作や刺激を受ける30分~2時間前に飲むと予防できる。

筋弛緩剤は緊張型頭痛、抗不安薬、抗うつ薬は、緊張型頭痛、片頭痛に効果あり

筋弛緩薬や抗不安薬は原因となる筋肉のこりをほくす

緊張塾頭痛では首や肩のこりをほぐさない限りは、やがて頭痛が起こり、その痛みによってさらにこりが増長されるという悪循環に陥ってしまいます。
したがって、痛みをやわらげる薬も必要ですが、むしろ、こりをほぐす薬が不可欠となってきます。筋弛緩薬や抗不安薬、抗うつ薬が必要になってくるのです。

筋弛緩薬の作用

筋弛緩薬は、筋肉を支配している神経や血管に作用して、筋肉の収縮を抑えて緊張をほぐします。

抗不安薬・抗うつ薬の作用

精神的な緊張をほぐすと同時に、筋肉のこりをやわらげます。

主な筋弛緩薬

  1. アフロクアロン
  2. 塩酸エペリゾン
  3. 塩酸チザニジン

筋肉のコリをほぐす

筋肉がこり固まっていると、血管も収縮して血行が悪くなる。筋弛緩薬は、中枢神経や収縮している血管の筋肉に作用して、収縮をやわらげる。
血管の筋肉の収縮がとれると、血行が改善される。これに伴い血流がよくなると、筋肉の緊張がやわらいでこりがほぐれるという仕組み。

抗うつ薬には片頭痛を減らす作用がある

抗うつ薬のうち、のアミトリプチリンは片頭痛の予防薬として海外ではよく用いられている薬です。
抗うつ薬は片頭痛の発作の頻度を減らす作用があります。
一般に、片頭痛にはうつ病の場合の2分の1~3分の1 の用量で効果がみられます。効果が出るまでに1ヶ月ほどかかるため、しばらく連用する必要があるので、医師の指示を守って服用します。

主な抗不安薬・うつ薬

  • エチゾラム
  • フルジアゼパム、ジアゼパム
  • 塩酸アミトリプチリン
  • 抗うつ薬
  • 塩酸トラゾドン

抗てんかん薬は頭部神経痛、片頭痛、群発頭痛に効く

予防だけでなく痛み止めとしても使われる

抗てんかん薬は、もともとてんかん発作の原因となっている、脳の神経細胞の異常興奮を抑える薬です。抗てんかん薬が効くといっても、その頭痛がてんかんによるものというわけではありません。
ただ、てんかん発作と近い状態が脳神経細胞で起こっているためなのです。それぞれのタイプの頭痛に対する作用は次のとおりです。

頭部神経痛に対する作用

頭部神経痛のビリビリする痛は、末梢の神経細胞の異常興奮だと考えられています。この興奮を鎮めるのです。抗てんかん薬を飲むと、過半数の人が痛みが消えるか、軽減しています。

片頭痛と群発頭痛に対する作用

脳の異常興奮を起こす神経の細胞は、セロトニンと関連していると考えられています。片頭痛や群発頭痛もまた、血液中のセロトニンの増加やその働きと関係があることがわかっています。抗てんかん薬の作用によってセロトニンの働きが弱められると、細胞の異常興奮も抑えられます。とくにパルプロ酸ナトリウムは、片頭痛群発頭痛にも効果があり、予防薬として使われます。

主な抗てんかん薬

  • バルプロ酸ナトリウム
  • カルバマゼピン
  • クロナゼパム

抗てんかん薬の効果

頭部神経痛の人は

痛み止めのために飲みつづける必要がある。長期間服用する場合は副作用の心配があるので、とくに中高年の人は肝機能検査を定期的に受けること。

片頭痛の人は

毎日定期的に飲むことによって、頭痛発作の回数が少なくなる。ただ、効果が現れるまでには最低でも1ヶ月ほどかかるので、すぐに効果が出ないからといって、勝手に服用を止めてしまわないこと。

群発頭痛の人は

毎日定期的に飲む必要がある。すぐれた効果が得られた人がいる反面、効かなかったという人もあり、効果に大きな差があることを理解しておく。

抗てんかん薬は急性の副作用として眠けが出やすいので、仕事などにさしつかえるときは医師に相談する。