血圧を下げるために必須の習慣的な運動

高血圧症を改善するためには、どうしても日常的な運動習慣を身につけることが必須となります。。なぜ運動が必要なのか、すでに何度かふれてきましたが、第一の理由は血管・血液への影響です。運動をすると、体が温まって血管が開きます。その結果、血流がよくなりますから、心臓が血液を押し出すのに強い「庄」が必要なくなり、血圧は低下します。さらに、運動をすると、体の代謝がアップします。代謝が活発になれば体内の脂肪が燃えますから、肥満の予防・解消に効果があります。もうひとつ、運動を日常的に行うと、副交感神経の働きが高まります。その結果、血圧が低下するのと同時に、精神的な緊張がほぐれ、ス
トレス解消にも効果的です。
こうしてみると、運動をしない理由は、見あたらないのです。

運動は酸素を効率よく体内に取り込むことができる有酸素運動がおすすめです。なかでも特に効果的でおすすめなのは水泳です。水の中では浮力と水圧が働きますから、体に負担がかからず、なおかつ適度な負荷を加えることができます。
自治体が運営するプールなどなら低価格で利用できるので積極的に通うようにしたいです。つ。ただし、高血圧症の人に寒さは禁物です。室内プールで、温度管理がしっかりした施設を見つけることが先決です。施設などを探す必要がなく、だれでも手軽にできて、しかも効果の高い運動という意味では、やはりウォーキングが最適です。

運動習慣というと、月に1回、必ずゴルフに行っているから、あるいは草野球で楽しく汗を流しているから大丈夫という人がいます。ゴルフや野球で汗を流すのは非常にいい習慣ですが、月に1回、週に1 回という運動は、日常的な運動習慣とはいえません。ウォーキングなどの運動を1回30分、できれば毎日、最低でも週3回は行いましょう。なお、激しい運動はいっさい必要ありません。というより、激しい運動をすると心臓に過度の負担がかかります。無理なく、笑顔でできる運動を心がけるのが一番です。

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